
現在、平日休みの方もしくは現在求職中の方で、
「土日休みの仕事に転職・就職したい」と考えている方は多いのではないでしょうか。
「平日休みだと周りの人と予定が合わせにくい・・・」
「平日休みだと子どもの行事に参加しにくい・・・」
など、土日休みの仕事を条件とする理由は多々あるかと思います。
今回の記事ではそういった方が、
仕事を選ぶ際の参考になるよう「土日休みの仕事」についていろいろと解説しています。
・代表的な土日休みの仕事は?
・土日休みの仕事を探している人に知っておいて欲しいこと
・土日休みの仕事に就職するためには?
といった点を中心にご紹介していますが・・・
正直休日を第一条件に仕事を探すのはあまりオススメできません。
その理由も後半にご説明していますので、
転職・就職活動の参考にしていただければと思います。

1.代表的な土日休みの仕事と平日休みの仕事
まずは、代表的な土日休みの仕事をご紹介。
土日休みの仕事について調べてみると、
・公務員 ・オフィスワーク(事務職・経理職など) ・企業を相手にする営業職・銀行・郵便局 ・広告業界 ・出版業界 ・メーカー ・IT業界 |
など・・・かっこよく言えば、
BtoB(企業間取引)企業を相手にしている仕事に土日休みが多く、
反対に平日休みの仕事には、
・アパレル ・飲食店 ・ウエディング業界 ・営業職(車・不動産) ・介護・小売業 ・ホテル業界 ・旅行業界 ・美容師 ・エステ |
など・・・個人を相手にしている仕事には平日休みが多いようでした。
サービス業が代表的な例ですね。
土日休みの仕事を探している方は、
誰を相手にしている仕事なのかという点にも注目して仕事を探してみてください。

2.土日休みの仕事を探している人に知っておいて欲しいこと
「土日休みの仕事」が第一条件の人に絶対に知っておいて欲しいことがあります。
それは、求人票に記載されている内容を全て真に受けないということ。
自分で仕事を探す場合、
転職サイトなどで求人を検索してその求人票に書かれている勤務条件を見た上で応募しますよね?
それ結構危ないですよ。
求人票に記載されている「土日休み」。
それを信じて会社に入ったら、
「実はそうではなかった・・・」というケースが意外と多いからです。
求人票に記載されている情報には本当に注意した方がいいです。
「土日休みの仕事」がどうしても譲れない条件の方は特に確認しておいてください。
2-1.【そもそも求人に記載されている内容が嘘】
残念ながら求人票に平気でウソをつく会社は多いです。
仮にウソでなくても雇用される側にとって必要な情報、
知っておきたい情報をあえて載せていない会社もあります。
休日とは関係ありませんが、
私の友人が転職した時に求人票に正社員雇用と記載されていたにも関わらず、
入社すると半年間はアルバイトとしての採用。
という衝撃の事実を入社してから聞かされたというケースもありました。
※求人票に試用期間○ヶ月などの記載はなく「正社員雇用」という記載のみ。
知名度のある企業であれば大丈夫だとは思いますが、
そうでない場合は本当に注意しましょう。
2-2.【振替出勤というパターン】
会社や所属する部署、担当する仕事内容によっては,
振替出勤が当たり前という場合があるようです。
「原則土日休み」となっていても土日のどちらかはほぼ出勤、
代休は平日となる場合であれば「土日休みの仕事」を選んだ意味がありません。
年間休日の半分以上が振替出勤となる極端なケースも中にはあるようです。
2-3.【休日出勤が・・・】
ほぼブラック企業と考えていいレベルですね。
休日出勤が常態化してしまっている場合です。
もはや、土日休みでもなんでもなく、
中には休日出勤に対する給与が支払われないというクソみたいな会社もあるので注意。
2-4.【計画的異動】
入社して最初は土日休みで不自由さを感じることなく仕事ができていても・・・
少し経つと異動となり、異動先の部署は平日休みというケースもあります。
非常に質の悪い会社だと、それを見越して求人募集をしている会社もあるようです。
「土日休みが第一条件!」という方は特に!
入社する前に会社についてしっかりと調べておくようにしましょう。
少し探偵チックですが、その会社(勤務場所)で土日に、
電気がついているかどうかの確認しておくのは以外と有効な手段。
それ以外では、口コミサイトを活用するのがいいでしょう。
口コミサイトでは、
実際に所属していた、所属している社員の生の声を見ることができます。
上手くいけば、
「しっかり土日は休めているのか?」
「休日出勤はあるのか?」
「部署異動の頻度は?」
「振替出勤はあるの?」
といった気になる情報を入手できるでしょう。
そのため、入社してから「こんなはずじゃなかった!」
とガッカリする可能性を低くすることができます。
口コミサイトのメジャーどころは、
・カイシャの評判
・転職会議
・VORKERS
・キャリコネ
などがあります。是非、活用してみてください。
<※口コミサイトを利用する際の注意点>
口コミサイトの利用には現在、
もしくは前職の会社の口コミを投稿するのが条件となっている場合が多いです。
つまり今の会社に不満を持ち転職を考えている人が口コミを投稿しているケースがほとんど。
ということは・・・
口コミサイトの転職系にはマイナスな評判が多い。ということになります。
ネガティブな評価ばかりが目立つかも知れませんがそこは冷静に。
全ての社員が満足して働いている会社があるわけないですからね。
ネガティブな評価ばかりを気にしていると転職活動が出来なくなります。
「土日休みが完全に保証されている」など、
自分にとって譲れない条件の情報が入手できればラッキー!
くらいの気持ちで利用するのが1番良いかと。
2-5※参考として知っておきたい!完全週休2日制と週休2日制の違い!
「休日」を重要とする方に特に知っておいて欲しいことがあります。
それは、完全週休2日制と週休2日制では意味が大きく違ってくるということです。
完全週休2日制とは、文字通り1年を通して、毎週2日の休日があることです。
例えば、毎週土曜と日曜、水曜と日曜が必ず休みになるといったような場合。
しかし、週休2日制とは、
1年を通して、月に1回以上週に2日の休みがあり、他の週は1日以上の休みがあることです。
そのため、必ず週2回の休みがあるというわけではなく、
残りの週の休みは週1日というケースもあるので注意が必要。
「完全」という言葉が最初にあるかどうかに注目して求人票を見るようにしましょう。

3.平日休みの仕事から土日休みの仕事に転職するには?
ここでは実際に土日休みの仕事に転職・就職するための方法を解説していきます。
土日休みの仕事に就くことを考えると、
自分で転職活動を行うよりも転職エージェントを利用した方が絶対に良いです。
転職エージェントというのは簡単に言うと、
利用することで転職のプロと2人3脚で転職活動を行うというもの。
当然利用は無料。
なぜ、転職エージェントを利用するかについてですが、
平日休みから土日休みの仕事に転職するのがシンプルに難しい。
この1点に尽きます。
3-1.土日休みの仕事に転職するのが難しい理由
難しい理由、それはほとんどの場合で業種や職種を変えないといけないからです。
現在の仕事が平日休みの場合、
土日休みの仕事に就くためには異業種転職or異職種転職をしなければなりません。
目次1でお伝えした内容のおさらいになりますが、
土日休みの仕事には、
企業を相手にしている仕事が多く、
平日休みの仕事には、
個人を相手にしている仕事が多いため、
業種や職種を変える必要が出てきます。
(不動産の営業職→メーカーの営業など、当然全てに当てはまるワケではありません。)
この業種や職種を変えての転職が一筋縄ではいきません。
当然ながら、今まで培ってきた
経験やスキルを活かせる同業種や同職種への転職の方が圧倒的に簡単。
選考で経験者の方と被った場合、
両者の人間性に問題がなければ間違いなく経験者が採用されます。
中途採用は新卒採用とは違って、
基本的にスキルや経験があるなど即戦力で働ける人が求められるからです。
未経験者がそもそも応募できない求人も結構多いですしね。
(例)要○○資格2級以上、実務経験○年以上など・・・
・経験者と争わなければならない
・そもそも応募できる数が少ない
という2つの理由から異業種への転職は難しいと言われています。
3-2.その状況を打破してくれるのが転職エージェント
この難しい転職を打破してくれるのが転職エージェント。
お伝えしたように、
転職のプロと2人3脚で転職活動を行えるので、
シンプルに転職の成功率を上げることができます。
転職エージェントを利用すれば、
自分で求人を探すのではなく専任の担当者が希望に沿った求人を紹介してくれますし、
転職の相談に乗ってくれたり、どんな企業なのか情報の提供、応募書類の添削や面接対策をしてくれたりと、
まさに至れり尽くせり。
非常に手厚位サポートが受けられます。
そもそも転職出来るのかどうかという判断も出来るので、
「土日休みの仕事に就きたい!」
と考えている方は是非一度転職エージェントを利用してみてください。
おすすめの転職エージェントは、
・DODA
・パソナキャリア
・リクルートエージェント
この3つです。
各エージェントの特徴は、
下記の記事でご紹介していますので、
どのエージェントを利用するかの参考にしていただければと思います。
<【2021年最新版】利用者から評判が良い転職サイト6選!!>
エージェントは正直担当者に当たり外れがあるので、
3つ利用しても損はないかと。
上記の記事にプラス!
エージェントを最大限に活用するための方法を下記の記事でご説明していますので、
こちらも併せて参考にしていただければ。
<元社員が語る転職業界の全裏事情と絶対に損しない為の活用法>

4.土日休みの仕事がいい本当の理由を整理しておこう
今まで散々、
代表的な土日休みの仕事は
土日休みの仕事に就くためには?
といった内容をお伝えさせていただきました。
しかし、個人的な考えとこれまでのデータによると、
土日休みにはこだわり過ぎない方がいい!と断言できます。
「土日休みがいい本当の理由は何なのか?」について、
一度冷静になって考えておいてください。
子どものため、家族のため、
など絶対に譲れない理由が本当の理由の場合はそれで問題ないでしょう。
しかし、そうでない場合。
後で後悔する可能性が高くなります。
大手転職サイトであるマイナビ転職が行った調査によると・・・
出典元URL:マイナビ転職「転職先を選んだ理由&転職後の満足度」
給与、休日、休暇など待遇や条件面を重視した転職者は、
転職先で満足度が低いと感じてしまうようです。
仕事を選ぶ際の条件において、
何を重視するかは個人の考え方なのでとやかく言うつもりはありませんが、
果たして本当にそれでいいのか?
ということだけは一度冷静になって考えていただければと思います。
土日休みを手に入れて会社に慣れてきた時に、
他の不満が出てくる可能性も十分考えられます。
仕事は長いスパンで続いていくものなので、
目先の条件にこだわり過ぎていると「転職して失敗したな」と感じることがあるかもしれません。
仕事を長く続けると考えた時に自分は本当に何を重視しているのか。
考えた上で転職すれば後悔する可能性は少なくなるでしょう。
是非、上記の調査結果も参考にしてみてください。

5.番外編!休みが多い仕事と少ない仕事ランキング!
「土日休みの仕事がいい!」という方の中には、
それ以外にも休みが多くとれるかどうか気にしている人もいるのではないでしょうか。
そこで、休みが多い仕事と少ない仕事をランキング形式でご紹介していきます。
参考元URL:https://doda.jp/guide/ranking/071.html、https://doda.jp/guide/ranking/059.html
<休日の多い業種>
順位 | 業種 | 平均年間休日数 |
1位 | 自動車・輸送機器メーカー | 135.2 |
2位 | 電子・電気部品・半導体メーカー | 132.7 |
3位 | コンピューター/OA機器メーカー | 130.5 |
4位 | 医療機器メーカー | 130.5 |
5位 | 機械/電気機器メーカー | 130.5 |
6位 | 設備関連/プラントメーカー | 129.6 |
7位 | 家電/AV機器メーカー | 129.6 |
8位 | リース | 129.4 |
9位 | 通信/ネットワーク機器メーカー | 129.4 |
10位 | 化学/素材メーカー | 128.8 |
<休日の多い職種>
順位 | 職種 | 平均年間休日数 |
1位 | 製造系 − 研究開発 | 134.1 |
2位 | 製造系 − 設計/開発 | 134.0 |
3位 | 営業系 − MR | 133.0 |
4位 | 製造系 − セールスエンジニア | 132.4 |
5位 | 事務系 − 翻訳/通訳/英文事務 | 131.8 |
6位 | システム系 − 社内情報システム | 130.3 |
7位 | 企画・管理系 − 経営企画/事業企画 | 130.2 |
8位 | 製造系 − 生産技術/生産管理 | 130.1 |
9位 | 企画・管理系 − 人事 | 129.7 |
10位 | 企画・管理系 − 購買 | 129.4 |
<休日の少ない業種>
順位 | 業種 | 平均年間休日数 |
1位 | コンビニエンスストア | 95.8 |
2位 | 外食・レストラン | 96.0 |
3位 | 芸能・芸術 | 99.1 |
4位 | 理容・美容・エステ | 105.0 |
5位 | 放送 | 108.2 |
6位 | 専門店・小売店 | 108.2 |
7位 | レジャー・アミューズメント | 108.3 |
8位 | ホテル・旅館 | 108.8 |
9位 | 建設設計 | 109.1 |
10位 | ゼネコン・サブコン | 109.8 |
<休日の少ない職種>
順位 | 職種 | 平均年間休日数 |
1位 | サービス系 − ブライダルコーディネーター | 90.5 |
2位 | クリエイティブ系 − 映像クリエイター | 94.3 |
3位 | サービス系 − 調理 | 94.6 |
4位 | サービス系 − 店長 | 97.2 |
5位 | サービス系 − 美容関連職 | 98.8 |
6位 | サービス系 − ツアーコンダクター | 104.6 |
7位 | 建築・不動産系 − 設計/施工管理 | 104.9 |
8位 | 営業系−建築/不動産 | 107.1 |
9位 | サービス系 − 警備・セキュリティ関連 | 107.4 |
10位 | サービス系 − スーパーバイザー | 108.4 |
多い職種と少ない職種とで見比べると、休日の差はなんと40日以上という結果に・・・
また、土日休みが多い「BtoB=企業を相手にしている」仕事は休みも多く取れているようです。
平日休みが多かった個人を相手にしている仕事は、
休日も取りにくいという結果となっていました。
気持ち参考にしていただければと思います。
6.まとめ
「土日休みの仕事」に就きたいと考えている方は、
是非一度転職エージェントを利用してみてください。
なかなか入手しにくい内部事情を入手できる可能性がありますからね。
利用しない手はないですよ。
ただしその前に!
お節介かも知れませんが仕事において本当に何を重視しているのか。
について一度冷静に考えていただればと思います。