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【定年退職の挨拶】そのまま使えて参考に!

この記事は約9分で読めます。

もうすぐ定年退職を迎えられる方で「どんな挨拶をしたらいいの?」
と悩んでいる人多いのではないでしょうか?

スピーチがあったり、メールを送らなければいけなかったり考えること意外と多いですよね。
長い間勤めた会社だからこそ、たくさんの思い入れがあるでしょう。
その感謝の気持ちを伝えることが最後の義務でもあります。

ここでは、定年退職の挨拶で必要となる、
スピーチ・メール・挨拶状の書き方と文例をご紹介していきます。

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1.定年退職『スピーチ』

退職の挨拶をする場合、どのような場で行うかで挨拶文が変わってきます。

・社内で挨拶をする場合
・送別会で挨拶をする場合

大きく分けるとこの2つに分けられます。

社内の場合は、少しかしこまった挨拶になります。
送別会の場合は、少し砕けた挨拶をすることで場を和ますことができます。
この違いに気を付けてそれぞれの場に合った挨拶文を考えてみてください。

まずは、社内で行うスピーチについてご説明させていただきます。

 <社内スピーチ>

社内での退職の挨拶は、定時の前などにスピーチの場を設けてくれることがあります。
話がだらだらならないためにも、予め考えておくべきです。

社内で挨拶を行う場合は聞く人が社内の同僚になるため、ほとんどの人が年下になります。
定年退職の挨拶ではありますが、同時に先輩としての立場でも挨拶することになります。
そのことも踏まえて挨拶文を考えなければいけません。

また、職場の人数によっても話す内容が変わってきます。
少人数の職場で定年退職の挨拶を行う場合は、ほとんどが顔見知りで毎日会っていたことになります。

ですから、あまり堅苦しい挨拶をする必要はありません。
職場の雰囲気に合った挨拶を心掛けていただけたらいいでしょう。

逆に大人数の職場では、担当している業務によっては全然関わりが無かった人も存在します。
そのため挨拶の冒頭で礼儀用の挨拶文を先に使用することで、
職場の雰囲気に合った挨拶文にすることができるでしょう。

ポイント!・あいさつの場を設けてくれ、集まってくれた方へのお礼・退職の報告・これまでの感謝の気持ち・職場の今後への応援の気持ち以上を伝える内容を盛り込みましょう。※スピーチの時間は短すぎても、長すぎてもよくありません。
だいたい60秒くらいを目安に!

【社内スピーチ例:少人数の職場】

 「勤務中にも関わらず、貴重なお時間をさいていただき、ありがとうございます。みなさんご存知だとは思いますが、本日をもちまして定年を迎え退職することになりました。
入社から○○年間、長かったようで本当にあっという間だったなと感じております。 入社したての頃は、失敗の連続でたくさんの方に迷惑をかけていましたが、
多くのことを学び、経験しながらここまでやってくることができました。いろいろなことがありましたが(過去のエピソードを入れても良い)、
ここまでこられたのも皆さんのサポートがあったからこそだと思っています。どうかみなさま、これからも健康には十分ご留意され、一層のご活躍を期待しております。長い間、本当にお世話になりました。

【社内スピーチ例:大人数の職場】

 「勤務中にも関わらず、貴重なお時間をさいていただき、ありがとうございます。私事で大変恐縮ですが、本日をもちまして○○年間慣れ親しんだこの会社で定年を迎え、退職することとなりました。月日が経つのは本当に早いものですが、みなさんに支えられ、
良い刺激を受けながら、おかげ様で大過なく今日まで勤め上げることができたと思っております。そして、私を導いてくれた先輩・上司の方々や、私に従いサポートしてくれたみなさんに心より感謝いたします。今後私の業務は、△△さんに引き継いでいただくことになっています。どうぞよろしくお願いいたします。最後になりましたが、会社のさらなる発展と、皆様のご活躍、ご健康をお祈りして、退職の挨拶に代えさせて頂きます。
長い間、本当にお世話になりました。」

また少人数・大人数関係なく付け足すといい文章は、

送別会を開いてくれることが確定している場合

「お忙しい中私のために送別会を開いていただけること、誠に恐縮している至大でございます。」
など嬉しい気持ち・感謝の気持ちを伝えると良い印象を与えられるでしょう。

退職後のあなたの計画を簡素に話す

「退職後は趣味である○○に励みたいと考えております。
ご興味のある方はお声をかけていただければ幸いです。」

などみなさんと今後も関係を続けたいという気持ちも伝えられたらよりいいです。
ですが、自慢しすぎるような内容は避けてください。良い思いをしない方も中にはいるかもしれません。

次は、送別会で行うスピーチをご紹介します。

<送別会スピーチ>

定年退職となれば、会社や職場の方たちが送別会の場を用意してくれることがあります。

もちろんあなたのために設けてくれる場なので、ここでも挨拶をする機会が必ずあるでしょう。
また、送別会で定年退職の挨拶を行う場合は、居酒屋などのお酒の場がほとんどです。

ですから、長々と挨拶で喋ってもその場を退屈させてしまうかもしれません。
社内での挨拶の文例を基に手短に要点だけを伝えて、乾杯へもっていきましょう。

【送別会】

「この度は皆様、お忙しい中お集まりいただきありがとうございます。皆様とこうして集まることができるのも最後になると思うと少し寂しくなります。入社したての頃は、失敗の連続でたくさんの方に迷惑をかけていましたが、
多くのことを学び、経験しながらここまでやってくることができました。私は現在65歳になりますが、
定年まで頑張ってこられたのも皆様の助けがあってこそだと思っています。今後私の業務は、△△さんが担当しますので、どうぞよろしくお願いいたします。話せば長くなってしまいますので手短ではございますが、定年退職の挨拶とさせていただきます。これからの皆様のご活躍大いに期待しております。今日は最後まで楽しく飲みましょう!乾杯!!

この文例に、少し砕けた話を入れるなど、
楽しい雰囲気を出すようにしながら喋ることで、「さすがだな!」と感じさせることができます。

これまでの苦労や思い出話などは、
お酒が進んでから、長い付き合いの同僚などと一緒に話すと盛り上がるでしょう!

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 2.定年退職『メール』

<定年退職の挨拶・メール>

退職する際、職場の人・取引先・お世話になった企業の方に退職のことを伝えなければいけません。
その際に必要なのが退職の挨拶メールです。

また、定年退職の挨拶メールは、社内用と社外用で文章が違ってきます。
まずは社内用の挨拶メールからご紹介していきます。

ポイント!・件名は「定年退職のご挨拶」「退職のご挨拶」とし、件名だけで用件が分かるようにする・一斉メールを送る際は、一斉送信の一覧がわからない「Bcc」に送付先を入れる・仕事上でお世話になった人や、関わりの強い人に対しては個別に送るようにする・どんなに親しい人でも、会社の愚痴や苦言などは入れない・今後の連絡先を入れておくのもマナーの1つ


【社内向け】

件名 定年退職のご挨拶<○○部 △△(名前)>本文○○部の皆様、お疲れ様です。私事となり、大変恐縮ではありますが、
この度3月末日をもって定年退職することになりました。
在職中はひとかたならぬお世話になり、本当にありがとうございました。本来ならば直接ご挨拶したかったのですが、
お会いできない方も多数おられるのでメールでのご挨拶にて失礼いたします。入社して●年間、特に大きな問題もなく業務に携わることができましたのは
○○部の皆様にご協力いただけたおかげだと思っております。
いつも無理難題をもちかけ、ご迷惑をおかけしてしまったにもかかわらず毎回助けていただきましたことを、熱く御礼申し上げます。最後になりましたが、皆様のさらなるご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
今まで、本当にありがとうございました。今後の連絡先は下記になりますので、
何かありましたらこちらへご連絡いただけると幸いです。メールアドレス:~~@.com
携帯番号:090-××××-××××

【社外向け】

件名 退職のご挨拶本文株式会社△△
◇◇ ◇◇様お世話になっております。
株式会社●● ◎◎部の○○です。この度、3月末日をもちまして、定年退職を迎えることになりました。
本来であれば、伺ってご挨拶すべきところですが、
急なご連絡となり大変失礼いたしました。今まで◇◇様にはひとかたならぬお世話になり、
誠にありがとうございました。
ここに至るまで様々なことがございましたが、
こうして無事大過なく勤め終えることができますのも
◇◇様のお力添えのおかげと心より御礼申し上げます。後任は、同じ部署の▲▲が務めさせていただきます。
後日改めて、▲▲とご挨拶に伺いますので、
変わらぬご指導の程よろしくお願い申し上げます。末筆ながら、貴社のご発展と◇◇様のますますのご活躍を
お祈り申し上げ退職のご挨拶とさせていただきます。
長い間、ありがとうございました。

※後任者紹介の挨拶に一緒に行けない場合はその旨を伝えてください。

ポイント!・お世話になった取引先や企業様宛のメールは退職日の2週間~3週間前には送る・お世話になったことのお礼・後任者の紹介・いつ退職するのか以上を伝える内容を盛り込みましょう。
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3.定年退職『挨拶状』

<定年退職の挨拶・挨拶状>

定年退職の挨拶状とは、付き合いのあった取引先やお客様に自らの退職を知らせるご挨拶です。
それまでにお世話になったことに対するお礼と、自分の今後の生活について書くのが一般的です。

長い間お付き合いをされてきたからこそ、
挨拶状でお礼を伝えたいと思われている方もいるはずです。

挨拶状の書き方と例文をご紹介させていただきます。

・定年退職の挨拶状を出す時期
退職後3か月以内には出すようにしましょう。

・挨拶状の内容に盛り込むもの

①冒頭には簡単に時候の挨拶を入れる
(※企業の担当者の方とお客様用で変える)
②退職した月日
③今までのエピソード
④新生活の抱負
⑤変わらぬお付き合いのお願い
⑥自分の住所・氏名

拝啓・青葉の候 貴社におかれましては益々御清祥の段、心よりお慶び申し上げます。(企業)・青葉が美しい季節となりました。お元気でお過ごしでしょうか。(個人) さて、私こと去る3月31日をもちまして●●株式会社を定年退職いたしました。
在職中は皆様にひとかたならぬお世話になり、厚く御礼申し上げます。
長い歳月大過なく勤めることができましたのも、
ひとえに皆様のご厚情のおかげと深く感謝致しております。これからは趣味である○○を楽しみながら、
前向きにゆったりと第二の人生を歩んで参りたいと思っております。今後とも変わらぬご厚誼をお願い申し上げます。
まずは 略儀ながら書中を持ちましてお礼かたがたご挨拶申し上げます。敬具平成△△年×月×日〒住所電話( 名 前 )

4.まとめ

ここでは、定年退職の挨拶について詳しくご説明させていただきました。
スピーチ、メール、挨拶状の例文をご紹介しましたが、
形にとらわれすぎないように気をつけてください。

言葉遣いなどマナーさえ守ってさえいれば、
あとは、あなたの思いが伝わる文章を盛り込むだけです。

また、退職日当日は、スピーチやメールの挨拶だけではなく、
菓子折りを持って同じ部署の方1人1人にお礼を言いながら配るのもいいでしょう。
また、無事定年を迎えられたことに誇りを持って、第2の人生を楽しんでください。

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