
グループディスカッションを受けたけど残念ながら落ちてしまい、
通るためのコツを知りたいと思っている就活生は多いのではないでしょうか?
大げさではなく、少しのコツを知っているかどうかで今後の通過率は大きく変わってきます。
一度落ちてしまい苦手意識を持っている就活生。
グループディスカッションに不安を感じている就活生。
そんな方のためにグループディスカッションの3つのコツをご紹介していきます。

1.グループディスカッションは意外と簡単
グループディスカッションって実はそんなに難しいものではありません。
勝手に難しいという思い込みをしてしまっている就活生が多いような気がします。
今回はそんなグループディスカッションに対する認識を変えるために、
【グループディスカッションの3つのコツ】をご説明していきながら
グループディスカッションを突破する極意である
【自分の個性を発揮する】
慣れるための
【練習方法】
この3部構成でバッチリ解説していきます!
たぶん最後まで目を通していただければ、
「あ、そんなに難しくねぇな」
って少し気持ちが楽になるはず。
正直、いろいろな準備が必要な面接の方が難しいかと。
志望動機やら自己PRやら。
変化球の質問やら。
それに対しグループディスカッションはめんどくさい準備がほとんどありません。
コツを理解し、
個性に合った立ち回りをし、
慣れるために練習する。
↑たったこれだけです。

2.誰でも実践できる!グループディスカッション3つのコツ
というワケで早速3つのコツをご紹介していきます。
誰でも実践できる簡単な内容ですが、
このコツを実践することで通過率は間違いなくUPします。
通過率がUPするコツとは、
1.全員で受かる気持ちを持つ
2.初対面という状況を崩す
3.ネタの収集
↑この3つ!
2-1.GDでは全員で受かる気持ちを持つことが必須
全員で受かる気持ちが1番大切。
グループディスカッションはチーム戦だからです。
チームとして良い結果を残せたグループが全員通るなんてザラにあります。
逆にどれだけ自分が能力を発揮して1人で頑張っていても、
チームとして結果が残せなければ落ちることも多々あります。
同じグループの人たちはライバルではなく仲間なのです。
(グループディスカッション選考の時だけ。笑)
しかし、これが分かっていない方が非常に多い。
リーダーシップを発揮しようと、
大した経験もないのに場を仕切ろうとしていませんか?
得意でもないのに、
対策本に書いてある論理的な発言をしようとしていませんか?
アイデア力が大事だと聞いて、
個性的な意見を出しそのせいで場を困らせてしまっていませんか?
↑こんな感じの人たち。
別に背伸びなんてしなくてOK。
だってチームだから。
心構えチックな精神論かも知れませんが、
全員で合格するという気持ちを持ち本番に臨んでください!
その認識を持てていれば、
場違いなアピールで場を困らせることはなくなるでしょう。
結果としてグループディスカッションの通過率がUPするワケです。
自分1人が必死になってアピールしなくていいので、
結構気持ち的に楽になりますよ。
2-2.初対面という状況を崩す
「なかなか発言できない・・・」
「私は消極的な性格で・・・」
そりゃそうですよ。
だって初対面の相手ですもの。緊張しますよね。
逆に緊張感が少しでも和らげばスムーズに議論に参加できるはず。
それが間違いなく良い結果を呼ぶでしょう。
だったら、緊張感を軽減させてあげればいい!
初対面という状況をできる限りぶっ壊しましょう。
その方法は至って簡単。
待ち時間を利用して軽く雑談する。
↑これだけです。
話し相手が同じグループの人でなくても大丈夫。
少し話すことで緊張が和らぎリラックスできるからです。
もしくは・・・
自己紹介だけでも頑張る。
↑この方法。
企業によっては、待ち時間が設けられていないケースもあるでしょう。
圧倒的に話してはいけない空気感の場合もあるでしょう。
そんな時は自己紹介だけでも頑張ってください。
見た目以上に大抵の就活生は結構緊張しています。
もし、あなたが緊張しながら自己紹介をするとその緊張がより伝染してしまうのです。
緊張が伝染すると議論の滑り出しが非常に悪くなってしまいます。
ここだけは少し強がってでも元気よくハキハキと自己紹介しましょう。
グループの緊張を緩和させるためです。
自己紹介の最後に、
「みんなで協力して次のステージに進みましょう!」
的な勇気付けるフレーズを入れるのも大いにあり。
ユニークな一言を入れられる人は積極的に!
↑滑っても責任は取れませんが・・・
グループ内の緊張を緩和できれば議論が驚くほどいいスタートを切れます。
それだけでなく、
ハキハキと自己紹介が行えれば議論に参加しやすくなるというメリットも。
必ず1人はいるリーダーシップを発揮する人。
自己紹介で元気がない人。
ハキハキと自己紹介した人。
どっちに話を振りたくなりますか?
というワケで、
待ち時間に雑談する!
もしくは、
自己紹介だけでも頑張ってください!
2-3.効率良くネタを収集する
グループディスカッションの少し厄介な点が、
時事ネタのテーマだったり、業界の課題を議論するテーマだったり、
事前にある程度の知識を知っていないと議論にすら参加できない可能性がある点。
全部が全部そうとは言えませんし、
テーマなんて本番にならないと分からないので時間を掛けて対策を取るのはナンセンス。
というワケで効率良くネタを収集しましょう。
こちらのサイトでは様々なグループディスカッションでのテーマを収集できる情報が紹介されていますのでリンクを張っておきます。
リンクURL:就活Hack

3.GDの極意:自分の個性を発揮する
ここからはコツではなく突破するための極意。
グループディスカッションの場において、
自分の個性を発揮することが何よりも大切です。
ムリに自分を演じる必要は全くありません。
役割だって自分の個性に合ったものを選べばいいのです。
GDの合格率が高い人と低い人との差はそこにあります。
ムリに自分を演じることで、的外れな意見、場違いな行動を取ってしまい、
結果としてチームの足を引っ張ってしまいます。
いわゆるクラッシャー的なやつですね。
肩の力を抜いて、自分の個性を発揮することに注力しましょう。
だいたい、グループディスカッションなどの議論の場、
会社での会議でもそうですが集団で意見を出しあう場では、
人は大きく3つのタイプに分かれます。
タイプ1:積極的に意見を出せる人
タイプ2:なかなか自分から発言できない人
タイプ3:中途半端な人
それをGDの役割に当てはめると、
タイプ1=司会
タイプ2=書記
タイプ3=タイムキーパー
↑となるワケです。
この書き方をすると、
タイプ1が優れていて、タイプ2が劣っているように感じるかもしれませんが、
決してそんなことはありません。
積極的な人は自分の意見が通らないと、
否定的な発言をし、チームの和を乱すかもしれません。
消極的な人は発言こそできないかもしれませんが、
周りの人の話をしっかり聞きチームの状況をよく把握できているかもしれません。
中途半端な人はバランスがしっかり取れており、
チームをサポートできているかもしれません。
キレイごとではなく、長所は時に短所となり、短所は時に長所となるのです。
それがその人の個性。
自分が集団においてどのタイプなのか一度考えてみてください。
タイプ別の対策を以下で解説していきます。
<※>
狙った役割を選べない可能性もあると思いますので、
一応全てのタイプの対策に目を通しておいてください。
3-1.タイプ1:積極的な人の極意(司会向き)
1番大切なのは、周りに発言させること。
そこを念頭に置いてください。
そこが出来ない場合、このタイプの人が1番落ちやすい。
アピールしようと、自分だけが発言し周りは置いてけぼり。
チームとしての成果が出せず、結果そのチーム全員不合格。
足を引っ張りやすいタイプです。
そのため、
個性を発揮しつつ、弱点を補う動き方が他のタイプに比べてより必要となるでしょう。
逆にその動き方がしっかりできれば、文字通りGDなんて余裕です。
主体性や働きかけ力は意識していなくても発揮できるはずです。
しつこく言いますが、自分だけが発言してしまうのは絶対NG!
チームの中には、必ず発言回数が極端に少ない人がいるはずです。
その人に、
「〇〇さんはこの意見に対してどう思いますか?」
とハナシを振ってあげましょう。
「こやつ、積極的にも関わらず周りが見えていて配慮までデキるのか・・・」
ってなること間違いなし。
その他のポイントとしては、
反対の意見が出た時の対処法。
積極性が裏目に出てしまい、自分の意見を押し通してしまいがち。
そこで、反対意見が出た時に、
まずは一旦「なるほどですね」と言ってみてください。
少し冷静になれます。
どちらの意見が正しいかについては、
チームの総意に任した方が圧倒的に楽。
「なるほどですね。確かにその意見も納得できます。では、ここでどちらの意見に沿って議論を進めていくか多数決を取りませんか?」
↑簡単に言うとこんな感じ。
周りに発言させ、
チームを機能させることが出来れば無敵です。
3-2.タイプ2:消極的な人の極意(書記向き)
グループディスカッションの場では、
何も自分の意見を話す=発言ではありません。
このタイプの人は自分の個性を発揮することを1番念頭に置いておいてください。
アピールの方法なんていくらでもあります。
「〇〇さんの意見は~~~という点が素晴らしいと思います」
と人の意見をホメることも1つの発言です。
それだけでなく、誰かの発言に対し、
「つまり、~~ということですよね?」
と間に入ることも立派な発言。
理解力を示すことができるでしょう。
↑この発言ばかりはNG。だいたい1回のGDで3回使えればいい方。
消極的な人は発言できない状況に焦りを感じてしまうかもしれませんが、
そんな無駄な感情は捨てちゃって大丈夫。
発言をしっかり聞けるスキル
周りを見ることが出来るスキル
↑この2つに磨きをかけていきましょう。
傾聴姿勢も集団において非常に重要な能力です。
他の人が発言している時に、
しっかりと目を見て「なるほど」など相槌をしながら聞くとよりアピールに。
発言している人に対して
「この人自分の意見をしっかり聞いてくれているな」
と安心させることができるのも大きなメリット。
それが、チーム全体に浸透すれば、
よりチームの議論が活発になりチームとして良い結果が出やすくなるでしょう。
チームワークの和を乱しにくいと考えれば、
3タイプの中で1番合格しやすいかもしれません。
発言できないことに対する焦りは禁物。
発言を振って貰った時に的外れな意見を出すことの無いよう、
しっかりと周りを見て周りの人の発言に耳を傾けてください。
あなたの個性を発揮し、チームを活性化させること。
それが合格への1番の近道です。
3-3.タイプ3:中途半端な人の極意(タイムキーパー向き)
中途半端な人=バランスの取れている人です。
このタイプの人はそこに絶大な自信を持って本番に臨みましょう!
アピールできるチャンスはいくらでもあります。
タイプ1とタイプ2の両方の解説を参考にしてみてください。
バランスが取れているということは、
タイプ1、タイプ2の長所そのどちらもアピールできるということです。
そして、さらにまとめ役として自分の地位を確立していきましょう。
タイムキーパーのように議論が計画的に進んでいるかチェックする。
「○○さんの意見は~~、△△さんの意見は~~つまり、Aということですよね?」
と意見を集約し、まとめることを意識してみてください。
議論がそれないように周りをよく観察しながら、
自分の長所である「バランス」がチームとして取れているか。
そこを意識して、上手く立ち回っていきましょう。

4.GDは10回練習すれば合格する
結局のところ本気で合格率を上げたければ練習するのみ。
セミナーに参加したり、
グループディスカッションの対策本をいくら読んだりしても、
すぐに上手くなるワケではありません。
「こうすれば評価される」と頭で理解できていても、
実際にその動き方をしなければ自分の力にならないのです。
スポーツに例えると分かりやすいかと。
「こうすれば上手くなる」的な本をいくら読んでも上達しないですよね。
コーチの的確なアドバイスをいくら聞いてもそのままにしていれば、
アドバイスを聞いていない状態とほとんど変わらないですよね。
その情報やアドバイスを基に練習し、試行錯誤して初めて上達するものです。
本気で合格したければ、
10回くらい練習してください。
苦手な方はなおさらのこと。
以下でGDの具体的な練習方法をご紹介します。
<GD練習方法>
1:仲間を集める
まずは、メンバーを集めましょう。
人数は4人~8人。同じ就活生じゃなくても大丈夫です。
真剣に取り組んでくれる方をチョイス!
2:テーマと時間を決める
GDのテーマと時間を決めます。
テーマはどんなテーマでも構いません。
今は便利な時代になったもので、GDのテーマなんてネットで探せばいくらでも出てきます。
例えばこれを1つの参考にしてみてください。
参考元URL:(公式)15.16卒GDお題実例集Twitter
時間はテーマによって自由に決めましょう。
本番は30分~長くても50分の時間がほとんどです。
そのため、練習もその範囲内の時間で設定しましょう。
3:役割を決める
代表的な役割は、
・司会
・書記
・タイムキーパー
↑この3つ。
1つの役割だけ練習するのではなく、必ず全ての役割を練習しておいてください。
本番のGDでは、自分が得意な役割を選べるとは限りません。
どの役割になってもいいようにバランスよく取り組んでください!
+α必ず試験官役を置いておきましょう。
試験官を置く理由は後でフィードバックを行うためです。
4:撮影する
少し恥ずかしいかもしれませんが、せっかくの練習を無駄にしないために、
練習中はスマートフォンなどで撮影してください。
後で見直すと非常に勉強になります。
客観的に見ることが出来るので、
「自分の課題」について明確に把握できるからです。
全体が撮影できるように少し工夫して、
映ることを確認してからGDを開始するようにしましょう。
5:練習が終わったら必ずフィードバックを行う!
練習してそのままにしておくのは、
非常にもったいない!
終わったら必ずフィードバックを行うようにしましょう!
フィードバックの内容は、
・テーマに沿った発表ができていたかどうか
・各自が役割を全うできていたかどうか
・チーム全員が議論に参加できていたかどうか
・各自の良かった点と改善点
この4点です。
試験官役の人は適格なフィードバックが行えるように、
議論をじっくりと見ておきましょう。
グループディスカッションの合格率を上げるためには、とにかく練習する。
「急がば回れ」的なやつですね。
5.まとめ
グループディスカッションは少しのコツを実践するだけで通りやすくなります。
3つの中でも全員で合格する気持ちが1番重要。
それが個性を発揮するという極意にもつながってきます。
後はしっかり練習し自信を付ければ大抵の選考は問題ないでしょう。