知識・テクニック

好印象なカバンの選び方!持ち方から置き方、NGカバンまで解説!

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「面接でどのカバンを持っていけばいいの?」

とお悩みの方は意外と多いのではないでしょうか。

新卒採用面接・転職面接に限らず、カバンなどの持ち物も、面接官のチェック対象となっており、「社会人らしく、しっかりと場所をわきまえているか」がチェックされています。

今回はどのようなカバンを持っていけばいいのか、カバンの持ち方から置き方、さらに面接におけるNGカバンまで徹底的に解説いたします。

面接を成功に導くための手法もお伝えいたしますので、最後まで目を通していただければと思います。

1.カバンは「シンプルかつ黒色」が基本

男性・女性ともにカバンを選ぶ原則として、

『黒・無地・ビジネスバッグ』の3つの要素を取り入れたものが基本です。

これから「カバンを買わないといけない・・・」という方は以下のカバンがシンプルかつ

無難、そしてリーズナブルですので参考にしていただければと思います。

【男性は手提げのビジネスバッグ】

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【女性は肩掛けのビジネスバッグ】

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常識の範囲内であれば、黒色であってもストライプやブランドのロゴが入っていても大丈夫です。

機能性を考えると、A4ファイルを入れられる大きさのものがおすすめです。

A4サイズの書類が入ってもファイルが入らなければ、書類をファイルに入れることができません。

また、面接の会場では、カバンを床に置く機会が多いため、床に置いたときでも倒れにくいものを選ぶと良いでしょう。

1-1.面接マナー+「カバンの持ち方~置き方」

カバンの見た目以外にも、面接室へ入退室する際のカバンの持ち方や、置き方にも気を配りたいところです。

気にせずに、今まで面接を受けてきた方もいらっしゃるかもしれませんが、面接官は細かい点までチェックしています。

特に複数の応募者がいる場合は基本的なことができていないと、それだけで不採用という結果に直結しまうことも十分に考えられます。

ここでは、入退室のマナーを踏まえて、カバンの持ち方から置き方までを詳しくお伝えしていきます。

<入室・退室時のカバンの持ち方>

男性は入室時、歩くときと同じようにカバンは手で持ちます。

女性は肩にかけても、手に持ってもどちらでも大丈夫です。

注意!
男性は手を太ももにつけたまま、お辞儀をするので、カバンもそのまま横で構いません。
女性は肩にかけたままでお辞儀をすると、カバンが前にずり落ちる可能性が考えられます。

脇に挟んだまま、グッと力を入れて固定した上でお辞儀をする、もしくは両手に持ったまま、前側太もも~膝にかけての間で持った上でお辞儀をすると良いでしょう。

<面接始まり>

①返事をして移動

面接の順番が回ってくると、名前、もしくは番号で呼ばれたら、しっかりと返事をしましょう。
その後、ノックを3回してから、「失礼致します」と入室します。

②入ってドアを閉め、一礼

面接官にお尻を向けないように斜めに立ち、鞄を持っていない方の手で静かに閉めましょう。
「よろしくお願い致します」と伝えたあとにお辞儀します。
顔を上げてから1度面接官を見ると堂々として落ち着いたように見えます。

③席の横に進む

ドアを閉め、席の横に進み、入口に近い方の席の横に立ちます。

④「よろしくお願い致します」と伝えてから一礼

「○○○○(フルネーム)です。本日はよろしくお願い致します」と伝え、一礼をします。
普段のように何かを言いながら動作するのではなく、必ず言い終わってから一礼するようにしましょう。

⑤お辞儀の角度は30度

一礼もお辞儀の角度により、その意味合いが異なり、15度は会釈、30度は敬礼、45度は最敬礼と言われています。
面接が始まるときの一礼は30度がふさわしいとされています。

⑥椅子には3分の2程度で腰掛ける

面接官から椅子に座るように薦められた後に着席するようにしましょう。
手を置く場所も男女それぞれ異なります。

男性の場合、着席後に左右の手を軽く握り、左右の膝と太ももの間にそれぞれ置きます。
女性の場合、両手を重ね、膝と太ももの間に置きます。
足幅は、男性の場合、肩幅程度に開き、女性の場合は膝と太ももをくっつけるようにしましょう。

<カバンの置き方>

着席後、カバンは椅子の横に置きましょう。(縦においても倒れにくいカバンが便利です)

基本的には床に立てるように置きます。

コートを持っている場合は、素早く畳みましょう。

コートをくしゃくしゃにする、コートを丸めるなどの行為は、マイナス印象を抱かれるような行動は避けましょう。

注意!
カバンからコートが落ちる、カバンが倒れることがないようにしっかりと安定させることが大切です。

~面接終了~

⑦お礼を言ってから最敬礼のお辞儀

面接終了後、必ずお礼を伝えましょう。
決まったフレーズや言葉はありませんが、あなたの気持ちが伝わる言葉でしっかりと伝えることが大切です。
「本日はお忙しい中ありがとうございました」

などお礼の言葉を伝えた後の一礼がタイミングとしても最適です。
お辞儀の角度は45度を意識しましょう。

⑧ドアの前で再度一礼

ドアの前に移動したら、面接官の顔を見てから「失礼致します」と伝え、一礼後に退出します。
この時のお辞儀の角度も45度を意識しましょう。
面接の現場では、カバンの持ち方や置き方にも気を配らなければいけません。

入退室のマナーを確認しておくことは、志望動機以上に面接官に好印象を与えるノウハウとして、知られています。

2.こんなカバンはNG!

面接の現場において、ごく稀に、高価なブランドバックやリュックサック、トートバック、さらにはメッセンジャーバックやハンドバッグなどを持参してくる方がいらっしゃいます。

アパレル業界以外の企業の場合、カバンはシンプルなものをチョイスすることが圧倒的に無難といえます。

その理由として、「TPOをわきまえていない」、「真面目さに欠ける」、「だらしない」などと、印象ダウンにつながりかねないからです。

おしゃれなカバンを持参し、「余計なリスクを背負う」よりも無難にシンプルなカバンを持参していく方が得策といえます。

おしゃれなカバンや使い勝手の良い状態カバンは採用されてから使用しましょう。

その他にも派手な色のカバンやデザイン性・奇抜性の高いカバン、本革などの高級素材を使ったカバンなどは避け、最適なサイズのカバンを選びましょう。

また、転職活動者は新卒就活生が持つようなナイロン製のカバンを持参すると、面接官が違和感を抱く可能性があります。

年齢や現在の職場での立場を考慮するだけでなく、面接官の視点を持って、自分に合ったカバンを選ぶことが大切です。

3.カバンだけでなく、服装や靴にも注意する!

カバンだけでなく、服装や靴にも注意しなければいけません。

面接官は応募者の細かい点にまでチェックしているため、カバンだけでなく、服装や靴を含めたトータルでの第一印象を重視しています。

印象を悪くしないためにもスーツだけでなく、脇役になりやすいワイシャツや靴下など細かい点まで意識し、これらのアイテムは自分の一部や飾りとして認識しておきましょう。

今回は男性編と女性編に分けて、詳しくご紹介いたします。

3-1.男性編

・スーツ

スーツの色は黒や紺、もしくはグレーなどの色を選びましょう。

金融業界や、ホテル業界、接客業ではシックな服装が好まれますので、スーツの色は黒を選ぶと良いでしょう。

アパレル業界などではない限り、淡すぎる色や柄物は好まれません。

主張の激しいストライプは避けるようにしましょう。

また、サイズにも注意が必要です。サイズが大きすぎすると印象が良くないため、自分の体型に合ったスーツを選んでください。

シワや汚れが目立たないように、前日にはアイロンをかけておきましょう。

・ワイシャツ

ワイシャツは白色が基本です。もしくは薄い青色など派手過ぎない淡色系を選択しましょう。

金融業界の場合は白色が望まれます。

ワイシャツの袖は汚れが目立ちやすいのでしっかりと洗濯し、アイロンをかけておきましょう。

ワイシャツはスーツから1㎝程度、見えていることが理想とされています。

・インナー

シャツの下には必ずインナーを着用し、白色が選びましょう。

丸首ではなく、Vネックのインナーが好ましいとされています。

・ネクタイ

ネクタイは、唯一個性を出せるおしゃれポイントです。

派手過ぎるネクタイはNGですが、明るい色であっても基本的には大丈夫です。

青や紺などの色合いは、爽やかさを演出でき、相手に信頼感を与えることができます。

また、柄はストライプや無地などシンプルなものを選んでいる方が多いでしょう。

・ベルト

ベルトはシンプルなものを選ぶようにしましょう。

大きいバックルがついているベルトはNGです。

カジュアルなベルトは避け、ビジネス用を選びましょう。

ベルトの色と靴の色は同じ色で揃えるのが一般的であり、面接の場合は黒か焦げ茶が好まれます。ベルト選びの際はこれらのポイントに注意しましょう。

・靴

面接の場合、靴の色はベルトと同様に黒か焦げ茶が一般的です。

汚れが目立つものは避け、しっかりと磨いておきましょう。

歩き方に癖のある方はかかとや靴底が擦り減りやすいので、定期的にチェックし、必要であれば、新調しておきましょう。

・靴下

靴下の色はスーツと同様に黒や紺など濃い色を選び、柄が入っているものは避けましょう。

・時計

近年、サラリーマンでも時計をしない方が多いようですが、腕時計の着用はマナーとされています。

サイズは大き過ぎず、シンプルな時計を選び、ベルトの色は黒か茶色、シルバーなどが良いでしょう。

3-2.女性編

・トップス

男性と同様、黒や紺、グレーを選び、清潔感あるデザインを選択しましょう。

濃い色のトップスは顔映えが良くなるようです。

金融業界、ホテル業界、接客業では黒もしくは紺を選ぶと良いでしょう。

・ボトムス

大きなスリットが入ったものや、カジュアル志向の強いものは避けましょう。

面接の場合、一般的にはパンツスーツよりもスカートの方が良いようです。

営業職を希望されている方はパンツスーツでも問題ありません。

色は、トップスと合わせた方が良いでしょう。

・シャツ、カットソー

基本的にはどちらでも構いません。

フリルやレースが付いている派手なものは避け、できるだけ白色を選びましょう。

しかし、男性と同様に淡い青色など派手過ぎない淡色系でも問題ありません。

下着が透けることのないようシャツや、カットソーの下には、同色のキャミソールを着用するのが良いでしょう。

・ベルト

基本的にはつけなくて問題ありません。

・靴

女性の場合、黒色を選びましょう。

シンプルなパンプスがおすすめです。

ヒールの長さは5㎝程度を目安にし、少し厚めのタイプが良いでしょう。

ヒールが細いタイプだと、安定感に欠けるため、見栄えも良くありません。

面接前日には、汚れを落とし、しっかりと磨いて、面接に備えましょう。

・時計

男性と同様に腕時計の着用はマナーとされます。

派手な色は避け、シンプルなものを選択しましょう。

スマートに見せたい方は小さめの腕時計を選ぶといいでしょう。

服装・靴の注意ポイントは以上です。

今回、ご紹介した項目をチェックし、面接の前日までには準備しておきましょう。

3-3.「男性・女性」服装チェックリスト

服装のチェックリストを載せておきますので、ご参考ください。
出典元URL:https://qlear.jp/s/knowhow/interview2.html

4.第一印象で合格率UP!!

「面接で合格する」ためには「第一印象」がとても重要です。

面接では「第一印象が8割」と言われており、第一印象を良くすれば、他の応募者と差をつけることができます。

また、人の第一印象は最初の10秒間で決まると言われています。

その10秒間で良い印象を与えるためには、「清潔感やフレッシュさ」の演出や「表情」が大切です。

先程、ご紹介した服装も第一印象にも大きな影響を与えます。

表情は、明るく、相手の目を見て話すことを心がけていれば、問題ありません。

一方で、大きなポイントとなる「清潔感やフレッシュさ」を演出するためには、いくつかのポイントを押さえなければいけません。

今回は男性、女性別にご説明いたします。

<見た目:男性>

髪色は黒髪が基本であり、長髪はNGです。

横髪は、耳にかからない程度が、すっきりとした清潔感のある印象を与えます。

前髪は、眉毛の上程度であれば、問題ありません。

基本的に前髪は短めにし、サイドにしっかり流せば、全体的に明るい印象を与え、爽やかに見える効果があります。

髭は剃り残しがないように気をつけ、眉毛もしっかりと整えておきましょう。

細すぎる眉は好印象につながりませんので、注意が必要です。

<見た目:女性>

髪色は男性と同様、黒髪が基本です。

ロングの方はアップにすると、すっきりとした印象を与えることができます。

また、ハーフアップは女性らしさを演出してくれるので、見た目に気を使う業界にはおすすめです。

ゴムやピンは黒や茶色を使い、目立たせないようにしましょう。

ショートカットの方は顔がしっかりと見えるように、髪は耳にかけ、ピンで止めることがおすすめです。

前髪は「ピンで止めて、崩れないようにする」、または「横に分けた上で、スプレーで固める」などがおすすめです。

面接中は、頻繁に髪を気にする、触ってしまうことがないように気をつけましょう。

メイクはナチュラルで清楚な印象を与えるように意識してください。

眉毛は顔の印象を7割決めると言われていますので、髪色に近い色で、自然な太めの眉が理想的といえます。

髪型も眉毛も『清潔感』を演出することに重点をおきましょう。

まとめ

面接は、儀礼や服装を含むマナーが重視されます。

面接官はあなたの発言や志望動機だけでなく、立ち振る舞いやコミュニケーション能力を見ているため、マナーも立派な選考基準といえます。

身だしなみから、カバンまでしっかりと目を向けることができる人は、細かい点にも気配りができる人だとアピールできます。

少しでも好印象に繋がるようにしっかりと準備をしておくことが大切です。

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