
まだグループディスカッションを1回も受けたことがない就活生は、
「グループディスカッションが不安・・・」
「どうすれば合格するのか分からない・・・」
など、勝手に苦手意識を持っている方が多いのではないでしょうか?
グループディスカッションは1次や2次の選考で実施されることが多く、
残念ながらこれを乗り越えないと内定を獲得することができません。
苦手意識を克服し、自信を持って本番に臨むために!
グループディスカッションについて具体的に解説していきながら、
突破するための極意をご紹介していきます。

1.グループディスカッションとは企業が効率よく就活生を見極めるための手段
グループディスカッションは基本的に1次や2次選考など早い段階で実施されます。
その理由は至って単純。
大勢の応募者をバッサリ切りやすいからです。
最低限のコミュニケーションやチームプレイが出来ない就活生を、
面接で見極める必要なんてないですからね。
大企業であれば特に。
それを裏付けるように大企業であればあるほどGDの実施率は高くなっています。
<グループディスカッションの実施率>
大企業 (従業員1001名以上) | 中堅企業 (従業員301~1000名) | 中小企業 (従業員300名以下) |
37% | 24% | 13% |
出典元:HR総研「人事白書・調査」
本当の大企業って従業員1000名程度じゃきかないので、
人気の企業であればあるほど大抵実施していると思っておいた方がいいかもしれません。
しかもこの実施率は年々増加してきています。
まじでしっかり対策しておいた方がいいですよ。
ちなみに、名前が少し違うグループワーク。
基本的にはグループディスカッションと同じです。
どちらも企業から与えられたテーマを他の参加者と議論し結論を導き出すものです。
参加人数はどちらもだいたい1グループに4名から8名程度。
試験時間も30分から40分程度です。
評価基準も基本的には同じですので、
グループワークだから何か別の対策をしなければならないということはありません。

2.グループディスカッションの評価基準
面接でもグループディスカッションでも何であっても、
選考においてはまず評価基準を理解しておく必要があります。
グループディスカッションの評価基準とは「社会人基礎力」を備えているかどうか。
社会人基礎力とは、経済産業省が提唱している
「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」のこと。
参考元URL:経済産業省
この社会人基礎力は3つの能力と12の能力要素で構成されており、、、

↑こんな感じ。
見ていただければある程度分かっていただけるかと思いますが、
面接では判断しにくい内容が多いです。
実施率が増えてきている理由はここにもあります。
正直、面接って上手い人は結構ごまかせますしね。
でも集団で作業するグループディスカッションはなかなかごまかしが効きません。
面接力よりも、集団で作業する力を企業側は求めているのです。
実際に仕事をする上で必要なスキルですからね。
そこをクリアして初めて面接で判断するって感じ。
ちなみにグループディスカッションの少し厄介な点が、
この中の能力でどれを重視するかが企業によって少し違うという点。
主体性を持ってリーダーシップを発揮できる人を求めている企業もあれば、
チームワークを重視している人を1番に求めている企業もあります。
正直、こればっかりは分かりません。
しかし、GDを突破することだけを考えればその点は大して気にしなくてOK。
その理由を以下でご説明していきます。

3.グループディスカッションを突破するための極意
グループディスカッションって結局は、
結局はチームとして良い結果が出せるかどうかが重要だからです。
その結果を残すために自分はどの能力をアピールできるのか。
そこに注力しましょう。
チームとして機能していれば全員合格するなんてザラにあります。
逆に自分がどれだけ頑張ってもチームを機能させられなければ余裕で落ちます。
グループディスカッションを突破するための具体的な対策は以下の記事で解説しています。
<就活生必見!グループディスカッションを突破するための5つの極意>
どんな立ち回りが評価されるのか。
自分の個性に応じた能力のアピール方法。
上達するための練習方法。
などなど。
突破するための極意を解説していますので是非チェックしておいてください!

4.番外編:GDクラッシャー対策
絶対に出会いますよ。
GDクラッシャー。
出会ってしまった場合、
イライラする気持ちは分かりますが、そんな時でも議論を進めることに注力してください。
議論を進める姿勢、これ結構大きなポイントです。
ちなみに・・・
クラッシャーとは何も自分の意見を押し通し議論をぶっ壊す人のことだけではありません。
・意見を全く言わない人
・進んでいる議論を元に戻したりする人
・論理的をはき違え、自分の頭の良さをアピールしたがる人
などなど、正直挙げればキリがありません。
クラッシャーとは、チームプレイが出来ない人の総称。
ランダムに組まれるグループで、
そんなクラッシャーに出会い、
「あいつがいたせいで落ちてしまった。今回の選考は運が悪かったな・・・」
なんて言う就活生が多いですが、
そんなのただの言い訳に過ぎません。
クラッシャーを制することが出来れば、
自分だけ合格するなんてことも余裕で起こりえます。
「この就活生は何とか議論を前に進めようとしている」
って思ってもらえること間違いなしです。
好感度抜群ですよね。
「なんとかチームとして成果を残したい!」
精神論ですがクラッシャーに出会った場合その気持ちが大切です。
例えば、遭遇確率が1番高い自分の意見を押し通そうとするやつがいれば、
「あなたの意見もよく分かります。でもAさんの意見の~~という部分も私は良いと思う。発言してくれるのが助かるけど、せっかくみんないるんだし、もう少しみんなの意見を出し合わない?」
↑こんな感じで制しつつ、チームを活性化する発言が出来ればGOOD!
クラッシャーがいた場合、
「逆にチャンス!!」と捉えてなんとか議論を進めれば良い評価を得られるはずです。
練習する時にあえて、クラッシャー役を置いてみるのもいいかもしれません。
5.まとめ
グループディスカッションを突破するには、
まずグループディスカッションがどんなものかを理解しておく必要があります。
その上で具体的な対策を取ることで、
例えグループディスカッションが初めてであっても自信を持って本番に臨むことができるでしょう。
+αクラッシャーに対する対策が取れていれば準備はバッチリ!
健闘を祈っています!