
就活で納得いく結果を残せるかどうかは、自己分析にかかっています。
決して大げさに言っているワケではありません。
就活は自分の将来を決める大きなターニングポイント。
自分と向き合えていない状態で、自分の将来なんて決められるワケないですよね?
今回の記事では、
そんな非常に大切な自己分析を行う本当の理由について触れていきながら、
就活で結果を残すための自己分析の方法についてご紹介していきます。

1.自己分析とは<自分の将来のため>に行うもの
勘違いしてしまっている就活生がいるかもしれませんので、念のために。
就活における自己分析とは、<自分の将来のため>に行うものです。
もしかしたら多くの就活生は、
・内定を貰うために!
・面接対策やエントリーシート対策!
もしくは、
・就活本に必要だと書いてあった
・先輩からやっておいた方がいいと言われた
・周りの友人たちが取り組みはじめた
↑このような感じで自己分析を始めようとしていませんか?
いわゆる・・・<就活のため>
当然、その答えも間違っているワケではありません。
しかし、
内定をもらうことがゴールではないのです。
少しうざい言い方ですが、
「希望していた企業に就職決まったし人生終了―――!」なんて人いませんよね。
内定の獲得は、次に進むステージの通行証を手に入れただけです。
就活中は、内定の獲得に必死になってしまいがちですが、
当然、内定後も人生は続いていきます。
その後のことをしっかり考えられていないと痛い目みるかもしれません。
少し余談ですが、
新卒の離職率は3年以内で3割以上と言われています。
企業とのミスマッチ、自分自身の甘さ、
引くほどのブラック企業。
そこには、様々な理由があるでしょうが、
適当に就活してしまったツケが回ってきたケースが多いように感じます。
自分自身のことを把握していないまま、
企業のネームブランド、大企業と言った価値だけで志望し運良く内定GET。
入社して「あれ?理想とは違うな」→退職。
しっかりとした準備に時間をかけず、
入れそうな企業を志望し無事内定GET。
入社して引くほどのブラック企業。→体調崩して退職。
極端過ぎるかもしれませんが、↑のケースにはなりたくないですよね?
そのために行うのが、
就活のための自己分析ではなく自分の将来のための自己分析なのです。
自己分析は簡単に言えば、
「自分がどんな人間なのか」を自分で理解するために行うもの。
仕事の適正や、
自分の強み、弱みを把握し、
自分はどんな仕事にやりがいを持つのか
どうすればモチベーションを維持できるのか、etc・・・
それらを自分自身が把握しておくことで、
「本当に自分が就きたい仕事は何か」
「今後、どんな人生を歩んでいきたいのか」
など、今後のキャリアプランが見えてくるはずです。
内定後の人生までしっかりと考えるには、
就活のための自己分析では思うような成果は出ないでしょう。
逆に自分の将来のためと明確な目的を持って、
自己分析に取り組めば同じ時間でも成果は何倍も違ってきます。
自己分析は、
<就活のため>ではなく<自分の将来のため>に行う。
ここだけは絶対にブレないようにしてください。
1-1.とは言っても就活対策的に自己分析は絶対必須!
少し、かっこつけた話をしてしまいましたが・・・
とは言っても内定を勝ち取る上でも自己分析は非常に大切。
しっかりと自己分析が行えれば、
希望している企業から内定を貰える確率は必ずUPします。
とりあえず、
四の五の考えずに真剣に取り組んでください。
真剣に取り組んだ人にはきっと分かるはずです。
ちなみに、
偉大な先輩たちが就活中にやっておけばと後悔しているランキングの圧倒的1位。
それが自己分析。
参考元URL:gooランキング
企業での選考はその多くが「自分がどんな人間なのか」を伝えるもの。
自分という人間が評価されて選考が進んでいきます。
就活における面接やエントリーシートでは、
嫌になるくらい自分のことを聞かれますよね。(当然ですけども・・・)
「あなたはどんな人ですか?」
「長所や短所は?」
「あなたは将来うちの会社でどんな仕事をしたいですか?」etc…
自分が「どんな人間なのか」明確に理解できていれば、
・エントリーシートに書く内容
・面接で質問される内容
に困らなくなります。
困らなくなるだけではありませんよ。
嫌というほど「自分」について聞いてくるのは、
企業は選考する上で、
あなたの人柄やポテンシャルを重視しているからです。
↓これがその証拠。

出典元URL:就職みらい研究所
極端な話、
「あなたの人柄を教えてください」
と聞かれてすぐに答えられる方はほとんどいないはず。
企業側が気になっていること、
重視していることに対して、
明確に回答することができれば当然、選考を勝ち上がっていく可能性は飛躍的に向上します。
つまり、内定を獲得できる可能性も同じようにUPするのです。
更に!!
自己分析で自分の特性を把握しておけば、
自信を持って自分のことを相手に対して伝えることができます。
過信ではなく自信。
自信のある就活生はマジで強いです。
何回も言いますが、これらのことから、
自己分析をしっかり行えば、
内定を勝ち取る可能性を大幅にUPさせることができるのです。
自己分析は少し時間がかかるものですが、
今後の人生を考えても、
内定を勝ち取ることを考えても決して無駄な時間ではありません!!

2.実りのある自己分析にするために・・・
「自己分析って何から始めればいいの・・・汗」
とアタフタする就活生は多いはず。
というのも、「自己分析」と検索すれば、
自己分析の方法が腐るほど出てきます。
正直、中にはやるだけ無駄なものもたくさんあります。
貴重な時間を無駄にしないために、
以下のように4つの方法をご紹介。
自己分析で核となるのが、「自分史」作り。
それを補完する作業として、
「自己分析ツール」「無料の性格診断」「自己分析本」
↑こんな感じです。
自己分析は自分と1回向きあって「はい、終わり」ではありません。
自分では気づけないことを発見するために、
便利なツールを活用して補完していく必要があります。
というワケで順番に具体的な方法をお伝えしていきます。

3.自己分析は「自分史」を作成するところからスタート
少し時間がかかるかも知れませんが、
一度時間を掛けて自分を見つめ直すいい機会。
自己分析は自分史作りからスタートしましょう。
この方法が1番最初の理由は、
最も自分自身と向き合える方法だからです。
楽しようとしたらダメですよー。
時間を掛けて導き出したものだからこそ価値があるのです。
やったら分かります。
自分の価値観、人間性を客観視するために、
以下の方法で自分史作成に取り掛かってください。
<最初の自己分析「自分史」の作り方>
ステップ1<自分の歴史を細かく書きだす>
中学校〜大学までの自分の歴史を振り返ります。
この時に紙とペンを用意して年表(歴史の教科書っぽく)のように書き出していきましょう。
出来る限り細かく書きだしてください。
忘れてしまっていることでも、
昔の写真や卒業アルバムを参考にすると思い出してくるはず。
書き出す内容はザックリ言うと、
・入っていた部活
(工夫していたこと、成績、などなど。)
・勉強について
(不得意教科、成績の良し悪し、などなど。)
・受験について
(どれくらい時間を費やしていたか、苦労したこと、などなど。)
・交友関係
(よく遊んでいた友達、好きだった人、人間関係でのトラブル、などなど。)
・青春ならではの悩み
(コンプレックス、親との関係、などなど。)
・学校でのイベント関係
(文化祭や体育祭でのクラスでの立ち位置、修学旅行、などなど。)
・その他
(趣味、好きな本、などなど。)
↑これ以外にも書き出せる内容はとりあえずなんでも書き出してください。
例えば、
・得意なこと、苦手なこと
・印象に残っていること
・将来の夢
なども併せて書き出していきましょう。
ありったけ書き出したら次のステップです!
ステップ2<書き出したことを掘り下げていく>
書き出しただけでは特に意味がないので、
次は書き出した内容を掘り下げていく作業です。
書き出した内容によって、
・なぜ、そうしようと思ったのか?
・その出来事から学んだことは?
・その出来事によって成長した点は?
・その失敗から反省すべき点は?
・なぜ、それが好きだったのか?
・活動しながら考えていたことは?
↑こんな感じの切り口で掘り下げていきましょう。
切り口は自分なりの切り口でも全然問題なし!
この段階である程度自分がどんな人間なのか把握できてくるはず。
自分はどんな性格なのか?
嫌なことから目を背ける?
それとも立ち向かうのか?
行動のモチベーションは何なのか?
決断する際には何を重視しているのか?
飽き性なのか?
それともやり続ける性格なのか?
得意な分野は?
苦手な分野は?
人との関わり方は?
・
・
・
Etc・・・
などなど。
自分で自分を分析しみてください。
まさにこれが自己分析。
短所や自分の嫌いな面も含めて気付いたことは全てです。
それが終わったら最後のステップです。
ステップ3<自分の未来について考える>
最後は、
自分の未来や今後どうなりたいのかについて考えていきます。
ここが1番ポイント!
1年後、3年後、5年後、10年後など段階ごとにイメージしましょう。
しっかりとイメージができれば、
志望する業界や業種などを見つける大きなヒントになるでしょう。
この作業には出来るだけ時間をかけてください・
自分の描く未来を実現するためには、
「必要なスキル、経験は何なのか」
「そのスキルを身につけるためにはどの業界に行くべきなのか」
「その経験を積むためにはどの業種を選ぶべきなのか」
が見えてくるはずです。
それがあなたのキャリアプラン。
散々お伝えしてきたように、
就活はあなたの人生をより実りのあるものにするために行うものです。
そして、自分の人生について深く考えるいい機会。
時間を掛けて、是非自分史作りにトライしてください!

4.自分史以外の方法を使って補完していく
自分史で自己分析を行って終わりではありません。
次は便利なツールを使って自己分析の精度を高めていきましょう。
ご紹介する自己分析の方法は、
1.マイナビさんの自己分析ツール
2.無料診断エニアグラム
3.本を使って行う自己分析
↑この3つ!
順番にご紹介していきます。
4-1.マイナビさんの自己分析ツールを活用しよう!
皆さんご存知、マイナビさんが運営してくれている自己分析ツールをご紹介。
リンク先:マイナビ
会員登録が必須ですが、
すでに登録されている方が多いはず。
既にこのツールを使った経験のある方もいらっしゃるはず。
このツールを使えば、
・仕事における自分の適正
・仕事における自分の価値観
を把握することができます。
「自分にはどんな仕事が向いているのか?」
「自分にどんな職場が向いているのか?」
について悩んでいる方は、是非とも利用してください!
このツールを使うと、
・職種についての適正
・業界についての適正
といった診断結果まで教えてくれます。
膨大なデータから導いてくれる信憑性の高い診断結果を出してくれますので、
「まだやっていない…」という方はとりあえずやっておいた方がいいでしょう!
4-2. 無料診断エニアグラムを活用する!
続いては、ネット上の無料診断を活用する方法です。
ご紹介するのは、エニアグラムを使った自己分析。
エニアグラムとは、人間の特性を9つに分類したもので、
その内のどれに該当するかを把握するためのものです。
サクッと簡単な質問に答えるだけなのですが、これが結構面白い。
該当したタイプのプラス面やマイナス面、問題点などなど。
それ以外にも簡単な職業適性まで教えてくれます。
マイナス面や問題点については、
恐らく「うっ、、み、、耳が痛い・・・」となること間違いなし。
プラス面については、
あなた自身が把握できていない長所を見つけるキッカケとなるでしょう。
友達と一緒に取り組んでみるのも面白いかも。
割と盛り上がるかもしれませんよ!
是非、下記リンク先からトライしてみてください!
<エニアグラムで自己分析|エニアグラム無料診断>
4-3.自己分析は本からでも行える!
実は自己分析系の本が結構出版されています。
本が苦手という就活生も是非これを機会に読書の習慣をつけましょう。
当時何冊か読んだ経験、
周りで読んでいた友人のハナシを聞くと、
本に関しては今からご紹介する1冊で十分です!!
<さあ才能(じぶん)に目覚めよう-あなたの5つの強みを見出し、活かす>
著 者:マーカス・バッキンガム
ドナルド・O・クリフトン
翻訳者:田口 俊樹
出版社:日本経済新聞出版社
リンク:Amazon
正直、選んだ理由はタイトルに惹かれたから…
しかし、「買っておいて良かった!」と本気で心から思えました。
その理由、というよりもこの本の最大の特徴は、
・診断制度が非常に高いことで有名!
・自分の強みを理解するならこれ!
というくらいすごい、
「ストレングス・ファインダー」診断を受けることができる点です。
ゴタクは必要ないです。
買って、とりあえずやってみてください。
全ての就活生に自信を持ってオススメできる一冊です。
※ストレングス・ファインダーは新品の本のみ利用可能!!
5.まとめ
いい加減うっとうしいかも知れませんが、
自己分析は自分の将来のために行うもの。
この軸だけは絶対にぶれないように。
自分のことが分かってくるので、やり始めると意外と面白いです。
楽しみながら自己分析にしっかりと取り組み、
業界研究、企業研究と就活の準備を進めていきましょう。