対人関係

職場での人間関係問題を解決するために必要な心得

この記事は約8分で読めます。

あなたは今、悩んでいて何か関係改善できる方法を見出したい。
困っているがどうしていいかわからない。そう考えたりしていないでしょうか?
あなたが抱えている悩みは必ず解決できます。解決策や対処策を知らないだけで方法はあります。

今回の記事で、人間関係の改善に関する手助け、解決策等をご提示できればと思います。

1. まずは悩みの原因が環境(会社)を変えずに解決可能か把握しよう

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解決方法として3つあります。

  1. 環境を変えずに改善する
  2. 自分の考え方を変える
  3. 転職する

大きくは、この3つに分類されるので、内容を詳しく書いて行きます。

1-1<業務内容・職場環境が原因の場合>

仕事量・仕事内容・業績・残業から起因し、人間関係の縺れにつながっている場合。

<例>
Aさんは転職で入社をして2年目だが、
同時期に入った社員とは明らかに待遇に格差があると感じている。
業務時間内に終わらない仕事量を与えられるのはもちろんのこと、
飲み会や行事にも誘われることが少ない。
そのため、常に職場で孤独感を感じる。

<解決案>
心境を、直属の上司に話してみよう。

1-2<人物が原因の場合>

業務内容そのものでなく、純粋に特定の人物等がきっかけで仕事がやりにくくなる、
悩みの理由がはっきりしている場合。

パワハラにあたる行為の種類

  1. 暴行・障害
  2. 脅迫・名誉毀損・侮辱・暴言
  3. 隔離・仲間外し・無視
  4. 業務上明らかに不要なことや、遂行不可能なことの強制、仕事の妨害
  5. 業務上の合理性なく、能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないこと
  6. 私的なことに過度に立ち入ること

<例>
・仕事が遅いというような理由から、「給料泥棒」と言われたり、無視されたり、
他の社員の前で、わざと怒鳴りつけたりし、仕事がやりにくくなる。
・業務時間外なのに、上司から緊急性のない電話が必要以上にかかってきたりする。
など

<解決案>
・現状を労働局などに、相談しに行きましょう。第三者として、公平な意見とアドバイスをしてくれます。

1-3<退職意思などが決まっている場合>

自分の中で行動選択の答えが出ているが、発信する勇気がない。
もしくはどこに、どのタイミングで、誰に言っていいかわからない。

<例>
・給料が、聞いていた話とは違う金額が振り込まれていたが、確認してもはぐらかされてしまう。
そんなトラブルから、退職願を提出したが、
いろいろと理由をつけて退職時期を遅らせられている。辞めさせてくれない。
・有給や病欠が悪、という社風を醸しだされているので、希望を出すと居づらくなる。

<解決案>
退職や有給に関しては、雇用契約書に記載されているはずなので、まず確認しましょう。
取り合ってくれない場合、最終手段ではあるが、
退職願いを内容証明で日付が残るように発送すればその日付より2週間後には退職でき、
法律上は、あなたは責任を問われない。

2.それぞれの事例に対しての具体的な解決方法

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2−1まず、就業規則・雇用契約書を確認しましょう。

就業規則は、従業員がいつでも閲覧できるように社内に置くことが義務付けられているものです。
内容を確認してみましょう。

退職に関わる事項、休暇に関わる事項の会社のルールが乗っています。
また、自身の雇用契約は入社時に作成されていると思いますが、
そこに自分と会社の就業のルールが取り決められているので、内容を確認しましょう。

その上で、社内で解決できる可能性を見出せるのであれば、
まず直属の上司に打ち明けて相談してみよう。

上司自体に問題がないのであれば、洗いざらい話すべきです。

自分の業務内容や、とりまく人間関係を把握してくれているだろうから、解決が早いと思います。

上司に問題がある場合、もしくは他の事情でも上司に話ができない環境であれば人事部等、
会社によっては労務相談を受け付ける専門の部署が、設置されています。
その部署に申告、相談しましょう。

上司にも相談できない。人事部等にも相談できない。
そんな状況であれば、社内で解決することはあきらめましょう。

中途半端に給料の件やセクハラの件など、
相談してしまうと噂だけがまわり、より働きずらい環境になってしまうだろう。
そうなるリスクがあるくらいなら他の選択肢で動こう。

2−2<公的機関>

2-2①.総合労働相談コーナー→(厚生労働省管轄)→各都道府県市町村に設置されているので以下URL労働関係般)
URLより確認し、最寄の機関へ相談。
http://www.mhlw.go.jp/general/seido/chihou/kaiketu/soudan.html

2-2②労働条件相談ほっとライン→労働条件に関すること 0120-811-610

(残業・休日出勤・雇用条件・有給休暇など今在る労働条件が正当なものか確認したいとき)

相談機関のご紹介|確かめよう労働条件:労働条件に関する総合情報サイト|厚生労働省
労働条件に関する相談機関について紹介しています。

2-2③労務に関わる法的トラブルに巻き込まれたとき→法テラス 0570-078-374

(セクハラ・パワハラ・不当解雇・残業代未払などのとき)

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2-2④. 労災の認定や内容を調べたいとき→こころの耳

<例>1パワハラセクハラ等でうつ病と診断されたが手続きがわからない

2仕事中にけがをしたのに、会社が労災保険の手続きをしてくれない

などのとき

メンタルヘルス対策(心の健康確保対策)に関する施策の概要|こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト
メンタルヘルス対策に関する施策の経過や概要、メンタルヘルス指針(労働者の心の健康の保持増進のための指針)や各種通達等を紹介しています。

2-3<その他>

恐喝・脅迫まがいの内容。名誉毀損。もしくは暴力等、一般的に明確に法に触れる内容である場合

即座に警察署に相談すべきである。
また、その定義が難しい際も相談に行くべきである。
「警察に行くべきか?」と頭に浮かんだ時点で、そのレベルまで心的被害を受けているので、
行動を起こし、罪として成立しなくとも助言をもらえる。

2−4<社外の企業>

転職の選択も充分に視野に入れている場合、
転職コンサルタントや有料職業紹介事業者に相談しよう。

考えがまとまってなくとも相談には乗ってくれる。
中立な立場で、アドバイスをくれるだろうし、実際に転職をする場合、
あなたの悩み事も理解してくれた上で、転職先を紹介してくれるので話が早い。

厚生労働省職業安定局の職業紹介事業者が検索できるサイト

セキュリティー:人材サービス総合サイト

3.あなたにとって大切にするべき考え方

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やはり正しい判断基準を忘れない事が大切。

その場の空気や人間関係を優先するばかりにとらわれてしまうと、正しくないことでも流されてしまう。

本当に、一般的に正しくない事がまかり通る環境でいくらがんばって仕事を続けても・・・
遅かれ早かれ退職することになるであろう。

自分の行動で解決不可能な場合は、転職の選択をすべきである。
下記、データのように20代30代では特に、圧倒的に多い転職理由が人間関係に関することです。

それだけ同じ悩みを抱えた人がいるということです。
人生の大半の時間を過ごすのが仕事ですから、それを我慢する必要があるでしょうか。

企業数は国内だけで421万社あります。簡単に転職を繰り返すことが正しいとは思いませんが、
421万分の1である、今の会社にこだわる理由がなければ、
自分の人生における優先すべき事項を再認識すべきである。

極論を述べれば、人と接する事のない仕事も中にはあるので、
人間関係に悩まされ辛く哀しい日々を過ごすのであれば、
転職を考える方があなた自身の人生が豊かになるといえるでしょう。

4.あなたにとって一番いい転職先を見つけるための注意点

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転職は一般的に、ハローワークや転職サイトを通じて行います。
転職に使う媒体はそこまで大差はないが、大事なのは転職に望む心構えです。
自分の退職理由をはっきり整理し、同じ経験をしないために精査しなくてはなりません。

何より、
① 何を目的とし転職するのか
例:人間関係で辛い思いをしたから、
同じ思いをしないように人間関係が良好に過ごせる職場を探したい。

②転職先に求める条件を明確に整理できているか。
またその優先順位も自分自身整理がついているか。
例:元々は、給料が高いところという条件で就職してみたが、
やはり、人間関係の問題に悩まされるストレスには耐えられなかったので、
給料条件以上に環境を重視して職を探すようになった。など

③転職時期
今の会社をどのタイミングで退職できるのか、明確にする。
それに準じて、企業を探さないと、目ぼしい企業と出会っても、
即日入社を優先採用などの理由もあり、時期の問題で入社できない場合もよくある。

①~③の内容を明確にした上で、
求人内容の詳細を隅々まで読み込むことで間違った企業選択は回避できるだろう。
業務内容の説明文等は、もちろんだが、
年間休日の日数や、勤務時間・給与内容など、
数値化されて明示されているものに関しては、
記載の通りの契約を結ぶ義務が企業側にもあるので細かくチェックしよう。
また、福利厚生の充実度合いでも、
企業の従業員に対する考え方を垣間見れる項目でもある。

5.まとめ

まず、本当に人間関係の悩みを我慢してまで、
こだわらなければいけない仕事なのかどうかという、視野を持つ事。

そして、原因の所在が自分なのか、他人なのか分析する事。

自分に落ち度があるのに言い訳を考え自分で納得する事は大きな間違いではあるが、
他人に原因がある場合は、その人を変えることはできないので、仕事環境を変えるべきである。
世の中には様々な他人がいるのだから、
自分と価値観が違ったり、生理的に合わないということもあって当然である。
その環境で円滑に仕事していくより、環境を変える方が、解決が早いという話である。

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