就職・転職

40代の転職の現状と転職を成功させるための5つのポイント

この記事は約20分で読めます。

40代の方で転職を考えている方は大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
会社の経営不振によるリストラなどで不本意な転職活動を強いられている方もいらっしゃるはずです。

それ以外にも、「会社の先行きが不安」、「新しいことにチャレンジしたい」など理由は様々でしょう。
そんな中で、「転職したいけど、、年齢が、、」と悩みを抱えている方は多いのでないでしょうか。
40代の転職は、どうしても20代の転職に比べるとハードルが上がってしまいます。

しかし、だからと言って不可能ではありません。40代の方でも転職は十分可能です。
ここでは、
「40代転職の現状」を見ていきながら、転職を成功させるための手法をご紹介していきます。

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1.40代の「転職理由」

冒頭でもお伝えしたように40代の方で転職を考えている方は大勢いらっしゃいます。
まずは、どういった理由でみなさんが転職を考えたのかについて見ていきます。

転職サイトDODAが取っていたアンケートを載せておきます。
参考元URL:https://doda.jp/guide/reason/2018/004.html

<40代の転職理由>

順位転職理由割合
1位会社の将来性が不安21.4%
2位ほかにやりたい仕事がある15.8%
3位給与に不満がある8.5%
4位倒産/リストラ/契約期間の満了6.4%
5位残業が多い/休日が少ない4.8%
6位U・Iターンしたい4.1%
7位専門知識・技術力を習得したい3.8%
8位会社の評価方法に不満がある3.4%
9位業界の先行きが不安3.3%
10位幅広い経験・知識を積みたい2.8%

40代ともなると、それなりのポジションで業務に就き会社の実情を知るためか、
会社の将来性に不安を感じてしまう方が多いようです。

倒産やリストラなど不本意な転職活動を強いられている方も多くいらっしゃいます。
現状への不満・不安ばかりでなく、「ほかにやりたい仕事がある」、
「専門知識・技術力を習得したい」、など前向きに考えている方も多くなっています。
あなたもこの転職理由のどれかに当てはまるのではないでしょうか。

 1-1「40代の転職」の現状を理解する

転職をしたいと考えていてもなかなか行動に移せない方、
転職活動をしていて結果が伴わない方、大勢いるでしょう。

両者に共通するのは、年齢的なものではないでしょうか。
どうしても年齢は大きな障壁となってしまいます。
シンプルに年齢が高くなるにつれ、求人数は少なくなってしまいます。

また、年齢が高いことによりそれ相応の経験やスキルを求められてしまいます。
20代などの若手とは違い、即戦力であることをかなり求められてしまうでしょう。

前職の経験を活かし、同業種へ転職する場合や専門的なスキルを活かせる場合は、
別ですが全く経験のない異業種への転職は簡単にはいきません。

職種も限られてしまいます。
40代から未経験で始められる職種は正直、多くはありません。

介護職や運送業(タクシードライバーやトラック運転手)などは、
未経験の募集を積極的に行っていますが、業務に就くには資格が必要となります。

また、年齢が高くなるにつれて、転職活動の期間は長くなる傾向にあります。
転職サイト『enミドルの転職』が行った転職活動期間についてのアンケート。

出典元URL:https://mid-tenshoku.com/enquete_consultant/report_12/

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40代の転職活動の期間はだいたい3か月~6か月以内で、
なかには7か月以上かかる方もいらっしゃいます。

1ヵ月半以内で決まる方は1割未満とかなり少なくなっています。
転職活動には相当な「エネルギーを使う」覚悟を持っておいた方がいいでしょう。

「年齢」、「スキルが求められる」、「業種や職種が限られてくる」
これらの理由から以前は「35歳転職限界説」というフレーズがよく言われていました。

しかし、今はその徐々にその「説」が崩壊してきています。
40代の方の転職は今、チャンスが広がってきています。
その理由は目次2でご説明していきます。

 1-2転職後の年収はどうなる?

おそらく多くの方が転職後の年収について気になっているのではないでしょうか。
(先ほどの転職理由でも5位にランクインしています。)
日経キャリアNETが行ったアンケートによると、
40代で転職をした方の転職後の年収は以下の通りとなっています。
参考元URL: https://career.nikkei.co.jp/contents/enquete/15/

転職後の年収の変化(40代)

年収の変化割合
年収が増えた約38%
変わらなかった約27%
年収が減った約35%

年収が増えたと答えている方が予想よりも多いように感じます。

しかし、これは専門的なスキルがある方や
同業種への転職などで転職後に役職が上がるケースの場合です。
それ以外の場合は年収がほとんど同じかもしくは下がってしまうことの方が多いでしょう。

40代の方の転職の場合、より転職後に何を実現したいのかを考える必要があるように感じます。
転職のハードルを考えると、
「年収UP」のみを実現したい場合は転職活動が上手くいかない可能性も考えられます。

少し古い記事ですが、
週刊SPA!2014/3/11 「40代で会社を辞めた人のリアル」によると
転職者の6割が転職後に年収が減ったと答えています。
(40代サラリーマン2000人へのアンケート結果)

しかし、同じ記事の中で転職後に「幸福度」が上がったと答えた方はなんと8割以上いたそうです。
つまり、8割以上の方が転職して良かったと感じているということでしょう。

何を目的として転職するか、何を目的として仕事をしたいのか
で転職が成功するか、失敗するかが大きく分かれるような気がします。

成功の定義は人によってそれぞれです。
給与アップなのか、新しいことにチャレンジしスキルアップしたいのか、
仕事に対するやりがいが欲しいのか、一度じっくり考えた方がいいでしょう。

不本意な転職活動を強いられている方も個人的な事情により転職を考えている方も同じです。
転職後、どういう人生を歩んでいきたいのかをより強くイメージすることが大切です。

転職についての不安や悩みは尽きないかもしれません。
転職についてじっくり考えた上で、ですがチャレンジする価値は大いにあるのではないでしょうか。
転職で悩んでいる方は勇気を出して一歩踏みだしてみるがいいかもしれません。
先ほどもお伝えしたように40代の転職は今、大きくチャンスが広がってきています。

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 2.「40代の転職」が好転してきている

「40代の転職チャンスが広がってきている」ということについてデータを基に証明していきます。
大手転職サイトDODAが実施した調査を基に解説していきます。

出典元URL:https://doda.jp/guide/age/

 
上記のグラフを見ていただければ、
転職成功者の平均年齢は年々増加傾向にあることが分かります。
先ほどお伝えしたように一昔前であれば、転職するには35歳までが限界と言われていました。

時代の流れとともに状況が大きく変わっていき、
今では「決してそんなことはない」というのが分かっていただけるのではないでしょうか。

出典元URL:https://doda.jp/guide/age/

上記のグラフを見ると非常に勇気付けられるのではないでしょうか。
たった、3年で40代以上の方の転職成功者の割合が2倍以上に増えています。
これらの結果から冒頭でもお伝えしたように40代の方の転職は決して不可能なものではなく、
むしろ転職チャンスが広がっていると解釈できるのではないでしょうか。

リーマンショックに起因する求人需要の低下も改善されており、
今後ますます求人ニーズは高まっていくことが予想されます。
それに伴って40代以上の転職成功者の割合は確実に増えていくでしょう。

このことから、
年齢だけを理由として転職を踏みとどめてしまっている方は、
「もったいない」と言えるかもしれません。

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3.40代で転職を成功させるための5つのポイント

先ほどの項目で40代からの転職は可能であり、
転職に年齢は関係ない」ということが分かっていただけたかと思います。
ここでは、
実際の転職活動のことを考え成功確率を上げるために大切なことをいくつかご紹介していきます。

「1つ目」自分の強みを把握する

自分の強みを把握するのはどの年代の転職者にも大切なことです。いわゆる自己分析です。
ちなみに、40代の転職成功者の約7割が強みを理解して転職活動を行ったと言われています。
強みを把握するのはそれほど難しいことではありません。

・今までどんな仕事をしてきたか

・仕事ではどんな成果を上げてきたのか

・結果を出すために工夫したことはどんなことか

・経験によって得られたことはどんなことか

・仕事でうれしかった体験は何なのか

・夢中になって取り組んだ仕事はどんな仕事か

・仕事を行う上で役立っている長所はなにか

・仕事上のポリシーや大切にしているポイントは?

・周りから仕事面でどういう評価をされているか

・今までで大変だった仕事はどんな仕事か

・持っている資格はどんなものがあるか

・資格は業務にどう直結してきたか

などの内容をメモに書きだしていくだけでOKです。
書きだす際のポイントとしては、どんな経験を積んできたのか、
これまでの経歴を一つひとつ細かく確認していくことです。
仕事を通じてどのように成長し、会社に対してどんな貢献ができたかを整理していきましょう。

把握した強みを基に転職先を探し、応募書類を作成し、そして面接で披露する。
全てに通じる内容です。時間がかかったとしても必ずやりきってください。

「2つ目」職種・業種を絞る

40代以上の求人募集が増える職種や業種を狙うのが効果的です。
en転職が行った
「ミドル人材(35歳以上)の求人動向」についてのアンケートによると以下の通りになっています。
上位5つを抜粋しています。
参考元URL :https://mid-tenshoku.com/enquete_consultant/report_27/

<35歳以上のミドル人材を対象とした求人募集が増えると見込まれる「職種」>

順位職種割合
1位営業・マーケティング系66%
2位経営・経営企画・事業企画系54%
3位技術系(機械・メカトロ・自動車)34%
4位事務・管理系26%
5位技術系(電気・電子・半導体)26%

<35歳以上のミドル人材を対象とした求人募集が増えると見込まれる「業種」>

順位業種割合
1位メーカー56%
2位IT・インターネット38%
3位建設・不動産37%
4位流通・小売・サービス36%
5位メディカル25%

管理職として求人を出している企業や、メーカーなどでは営業の募集が多くなっています。
特にメーカーの営業は他の業種に比べると未経験での採用に積極的です。
営業経験者の方はメーカーが特に狙い目かもしれません。

「3つ目」過去のキャリアを捨てる

40代からの転職だけに限らず、ある程度の経験を積んでから転職する場合、
この内容を意識していないと失敗してしまう可能性がかなり高くなります。

今までの職場でどれだけ実績を積んでいたとしても新しい職場ではその実績は全く評価されません。
自信を持って面接などに臨むことは大切ですが、
「実績があるから大丈夫だろう」などと過信になってはいけません。
転職する場合はこれから新たに実績を積み上げていく気持ちを持たなければなりません。

過去のキャリアを捨てることで年収や業務内容に対する強いこだわりがなくなり、
転職先の選択肢が広がるというメリットもあります。
ただし、間違ってはいけないのが「なぜ、転職しようと思ったか」です。
そこだけ、芯をしっかり持ち謙虚な姿勢で転職活動に臨むようにしましょう。

「4つ目」面接力を上げる

いかに素晴らしいスキルや経験があっても
面接の場でそれを上手く伝えることができなければ採用されるのは難しいでしょう。

それだけでなく、一発勝負の面接では
「面接に合格するためのポイント」を抑え事前に面接力を上げておく必要があります。

以下の記事で面接についてまとめていますので併せて参考にしてみてください。

<「響く自己PR」で差を付ける!面接攻略ガイド>
URL:https://labo.i-youth.co.jp/interview/262.html

<面接の「質問はありますか?」で転職を成功に導く逆質問の完全攻略ガイド>
URL:https://labo.i-youth.co.jp/interview/681.html

「5つ目」転職メディアを有効活用する

年齢が上がるにつれて、求人の件数は少なくなります。
その問題を解決するには転職メディアを有効活用しなければなりません。
今は、求人の8割以上がインターネット上に存在すると言われています。

しかし、だからと言ってネットの情報だけに囚われていてはいけません。
情報を取捨選択するスキルは持っておかなければならないでしょう。
幅広い情報に惑わされることなく、欲しい情報を見つけることが必要です。
多くの方がインターネットから求人の申し込みをすることを考えると、
あえてインターネット以外から求人情報を収集するのも効果的になる可能性があります。

以下で転職メディアについて簡単にまとめておきます。

<代表的な転職メディア一覧>

転職メディア特徴
転職サイト転職活動を行う場合、登録は必須です。若手層の求人が多いですが、中高年層向けの転職サイトも存在します。転職サイトについては別途詳しく解説します。
転職エージェント非公開求人に応募できるという特徴があります。30代~40代の方の場合、転職エージェントを活用して転職活動を成功させている方が多くいます。転職サイトと同じく別途詳しく解説します。
企業HP企業のHPからでも直接求人の申し込みをすることが可能です。転職活動を行っていく中で興味のある企業は必ずHPをチェックするようにしましょう。求める人物像などを載せてくれている企業もありますし、求人サイトなどに載せずに自社のHPのみで求人掲載をしている企業もあります。
ハローワーク一般職の求人が多いのが特徴です。年収UPが望めるような求人は少ないです。求人掲載が無料のため、企業の採用に対する温度感はピンキリです。条件によって、失業保険や再就職手当、失業手当などが支給されるため現在失業中の方は必ず足を運んでおいた方がいいでしょう。
新聞普段はあまり気にされないかもしれませんが、新聞にも求人が掲載されています。有名なのは、日経新聞の日曜版です。40代向け求人が多く掲載されています。地元での就業を目指している場合は、地方紙をチェックしておくのがいいでしょう。新聞の求人欄だけでなく、折り込みの求人広告も併せて確認しておきましょう。

情報のアンテナを幅広く持っておくことで、
目当ての求人に出会える可能性は確実にUPします。
転職を成功させるためにこれらの転職メディアを有効活用していきましょう。

3-1 40代の方にオススメの転職サイト

ここでは、オススメの転職サイトいくつかピックアップしておきます。
それぞれの特徴を書いておきますので、ご自身に合った転職サイトに登録してみてください。

【リクナビNEXT】

30代~40代の方の求人も多く掲載されています。
求人の件数が豊富で年齢や職業など多種多様の求人が掲載されています。
得意な職種は営業・事務・企画系・クリエイティブ系です。

また、中途採用の求人が多く、即戦力で活躍したいときに求人を探しやすいです。
転職成功実績もあり、人気の高いサイトです。

個人的に「自分の市場価値診断」というツールがオススメです。
自分の強みを把握するためにも利用するのをオススメします。

また最近、好評となっているのがリクナビNEXTの「スカウト登録」というサービスです。
40代でスムーズな転職活動を行うために欠かせません。
自分では探すことができなかったような
好条件の給与や企業との出会いがあり全ての方が登録必須と言えます。

【DODA】

日本有数の大手転職支援サービスとして人気を集めているのが、DODAです。
求人情報も豊富で非公開求人も多く寄せられています。

非公開求人はスカウトサービスや
ハンティング登録サービスを利用することによって閲覧が可能になります。

また、検索機能の他、無料の転職支援サービスや年収査定サービス、
キャリアタイプ診断などのツールが豊富です。
それだけでなく、転職に関するコラムを多く扱っているため非常に勉強になります。

得意な職種は、営業・企画・管理系・事務・技術系です。
また、転職サイトと転職エージェントの二つの機能を提供しています。
転職を機にキャリアの見直しをしたい、という40代の方には特におすすめです。

【とらばーゆ】

こちらは、女性のための転職サイトです。女性向けの転職情報は№1です。
女性のみに絞られているため、40代の女性の方におすすめです。

経験を活かしたい人やキャリアチェンジしたい、
子育て等の理由でブランクがあるけどまた働きたい、
といった悩みや目的別に求人を紹介しています。

女性向けに作られているサイトと言うだけあって、女性向けのコンテンツが豊富です。
働く女性を対象にしたインタビューなど、
転職を考えている女性にとってはタメになる内容が多いです。

得意な職種は営業・事務・医療・販売・サービス・美容師です。
転職のノウハウなどお役立ち情報が満載なので女性の方は登録するべきサイトです。

【FROM40】

かなり特徴的なサイトです。
40代、50代向けの求人しか取り扱っていません。
求人の件数自体は少なくはないのですが、正社員の求人の物足りなさは否めません。
アルバイトや派遣などがメインにはなってきます。

「とにかく仕事を見つけたい」、「次の職を見つけるまでのツナギが欲しい」
といった方にはかなりオススメの転職サイトです。

女性向けのパート求人なども多いため、
主婦の方が働き口を探す場合などにも使えるサイトと言えます。

3-2転職活動の期間を短くする方法

1-1で転職活動の期間は年齢が高くなるにつれて、長くなってしまうとお伝えしました。
当然ですが、転職活動の期間は短い方がいいですよね?
ここではその方法についてお伝えしていきます。

転職サイト『enミドルの転職』が行った転職活動期間が長引いた場合、
有効だと思う対策についてのアンケートを載せておきます。(上位3つ)
参考元URL:https://mid-tenshoku.com/enquete_consultant/report_12/

有効だと思う対策割合
①これまでの転職活動を分析する66%
②転職コンサルタントのカウンセリングを受ける54%
③応募書類を見直す50%

上記は、転職期間が長引いた場合の打開策です。
逆転の発想ですが、
最初からこれらの対策を行っていれば転職活動の期間を短くすることができるはずです。

①については一度転職活動を行った上での内容になりますのでここではスルーさせていただきます。

②については、転職コンサルタント=転職エージェントを利用するという方法です。
転職のプロからアドバイスを受けることで確実に期間を短くすることができるでしょう。
転職できるのか、できないのか、ということについても
知ることができるため転職するか悩んでいる方は特に利用するのをオススメします。
転職エージェントについては目次4で詳しく解説します。

③の応募書類については当然、
最初から完成度の高い内容に仕上げておかなければなりません。
年齢が高くなると応募書類を提出し、書類選考で落とされる可能性が高くなってしまいます。

そのため、採用担当者に目を通してもらい、
興味を持ってもらえるような応募書類を作成する必要があります。
応募書類については以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

<転職で有利になる!履歴書・職務経歴書の書き方のポイント>
URL:https://labo.i-youth.co.jp/job/235.html

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4.「転職エージェント」を有効活用する

ここでは、転職成功率を上げる方法として、
転職エージェントを利用する方法をご紹介していきます。
転職エージェントは無料で利用できるため個人的にはかなりオススメです。

転職エージェントとは、
簡単に言うとプロの転職アドバイザーの手助けを得て転職活動を行うことです。

転職の成功確率を上げるという意味では、1人でやるよりもプロの手を借りて行う方がいいでしょう。
これだけ聞くと「転職エージェントを利用しない手はない!」
となりがちですが、当然デメリットもあります。
詳しい転職エージェントのメリットとデメリットを次の項目でご説明していきます。

4-1転職エージェントを利用するメリット・デメリット

<転職エージェントを利用するメリット>

・非公開求人に応募できる
先ほど少しお伝えした問題を解決してくれるのがこの点になります。
一般的な求人媒体やハローワークなどに掲載される公開求人だけでなく、
転職エージェントは少数の人を採用したい場合などに使われる非公開求人を所有しています。

この非公開求人があなたの希望している職種とマッチする可能性があります。
単純に求人数が多いということは転職エージェントを利用する一つの大きなメリットと言えるでしょう。

・企業とのスケジュールを調整してくれる
企業と直接やり取りするのって結構しんどいと思います。
転職活動は仕事をしながら行うケースが多いでしょう。
そのため、応募先企業との調整が結構面倒なポイントです。

そんなときにスケジュール調整を担当がやってくれるのでとても助かります。
リスケしないといけない場合なども、
その旨を担当に伝えるだけでOKですので比較的気軽に調整が行えます。

・担当者が適格なアドバイスをしてくれる
転職エージェントを利用する大きなメリットと言えます。
転職活動は割と孤独です。
すぐに転職先が決まるケースは稀で途中、心が折れそうになることもあると思います。

そんな転職活動中に悩みを相談できたり、プロの話を聞けたりするのは非常に助かると思います。
「実際に転職することが可能なのか」
「経験やスキルからどういう業界や職種を狙っていけばいいのか」
など的確なアドバイスをしてくれます。

面接の対策や転職のノウハウについて、
熟知しているため転職を成功させる確率を大幅に上げることが可能になります。

以上がメリットになります。
転職活動の際に大きな壁となる
職務経歴書の書き方についてもあなたの経験を基に丁寧に指導してくれます。
求人を1件、1件探す手間を省くことができるのも大きな魅力かと思います。
次は反対にデメリットについてみていきます。

<転職エージェントを利用するデメリット>

・選択肢を狭くされることがある
転職エージェントはあなたが採用されることで企業からお金をもらいます。
どう頑張っても受からない企業は選択肢から外されてしまいがちです。

あなたの経験やスキルを基に合格できそうな企業ばかり紹介される可能性があります。
ちなみに転職エージェントを利用するからといって、
現状よりも大きく年収アップができるという訳ではないのです。
あなたの学歴、職歴、スキルを基準に転職先を紹介してくれるのが、
転職エージェントだと認識してください。

・転職エージェント側の都合
エージェント側は少しでもあなたの年収をあげようとします。
なぜかと言うとあなたの年収の約30%がその転職エージェントの会社に売上として入るからです。
「双方にとってメリットがあるじゃないか!」と感じますが、

例えば、年収は今とあまり変わらないがあなたの性格に合う企業
年収が高くなるが、あなたの性格に合わない企業

の2社から内定があった場合、担当者はほぼ間違いなく後者を勧めてきます。
担当者にもノルマがあるからです。

・企業側の都合
転職エージェントを介して応募してきた人と、
通常の窓口から応募してきた人のどちらかを採用するとなった場合、
あなたが企業の担当者ならどうしますか?

おそらく、通常の窓口から応募してきた人を採用するのではないでしょうか。
理由は簡単で転職エージェントからの応募者を採用する場合は採用コストが発生するからです。

以上が転職エージェントを利用するデメリットです。

メリットとデメリットをお伝えさせていただきましたが、
個人的には一度転職エージェントを利用するのをオススメします。
アドバイスを貰いながら、非公開求人に応募できるという点が大きな魅力です。

次ではおすすめの転職エージェントをご紹介していきたいと思います。

4-2おすすめの転職エージェント

転職エージェントにはそれぞれ特徴があります。
それぞれの特徴を踏まえておすすめの転職エージェントをいくつかピックアップしますので、
転職エージェントの利用を検討している方は参考にしてみてください。

<DODA>

DODAは他社に比べて非公開求人が非常に多いのが特徴です。
希少求人もありますので、選択肢を広げたいと思っている方にはオススメです。

また、仕事スタイルを診断してくれますので、
自分を客観的に知ることができ、転職活動をスムーズに進めることができるというメリットがあります。
職務経歴書などの書類作成サポート、
面接の対応方法などについての担当者の対応が誠実で好印象という評判が多いです。

転職に関する様々な情報を載せてくれています。
これが結構勉強になります。
手厚いサポートを受けたい方はDODAを選ぶのがオススメです。

<リクルートエージェント>

業界最大手です。公開・非公開求人問わず求人数は圧倒的にナンバーワンです。
中小から大手、業種を問わず幅広く対応しています。
それに伴い当然転職成功数の実績は非常に高いです。
転職に関するノウハウを多く持っていると言えるでしょう。

そのため、担当者のスキルの高さは他の転職エージェントに比べて高いです。
どこの転職エージェントにするか迷った場合、
リクルートエージェントを選ばれるのがいいかもしれません。

<マイナビエージェント>

求人数については他に比べると少し少ないです。
しかし、出版、広告、営業系には強いという特徴があります。
担当は距離が近く親身になって相談に乗ってくれるという評判が多いです。
そのため、希望している職種が出版、広告、営業系のどれかに決まっている場合、
マイナビエージェントを利用するのがいいでしょう。

以上がおすすめの転職エージェントになります。
それぞれの特徴を参考に自分にはどの転職エージェントが合うのか考えてみてください。

5.まとめ

40代の転職についてはハードルが高いのは事実です。
しかし、以前に比べ確実に40歳からの転職チャンスはかなり広がってきています。
転職を成功させるための5つのポイントを抑え、
「転職エージェント」などを活用することで、転職成功率を上げることも可能です。

「転職したいけど年齢制限が・・・」とネガティブになることなく、
転職後にどうなりたいのかをしっかりとイメージした上で、
是非チャレンジしていただければと思います。

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