就職・転職

30歳からの転職で天職に!

この記事は約12分で読めます。

30歳を過ぎて転職を考えている方は大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
「会社の先行きが不安」、「新しいことにチャレンジしたい」など理由は様々でしょう。

「転職したいけど、、年齢が、、」と悩んでいる方もいらっしゃるはずです。
確かに以前は30歳を過ぎての転職は非常に厳しいと言われてきました。
近年ではその説は壊されてきており、30歳からの転職も十分に見込めます。

しかし、年齢を重ねれば重ねるほど、
求人数は減り、企業から求められるスキルは高くなってきます。
これらのことを考えると、転職活動には工夫をこらす必要があります。
そこで、ここでは30歳の転職の現状と30歳から転職を成功させる方法を中心にお伝えしていきます。

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1. 30歳の「転職の現状」について

30歳を機に転職を考えられる方も多くいるはずです。
社会人になって7~10年経ち、
ある程度のキャリアやスキルが身についている頃でしょう。

「今の会社では先のことを考えられない」や
「キャリアアップや給料アップ、やりがいのある仕事がいしたい」と考える人はたくさんいます。
では実際、30歳で転職を考え始める人はどのくらいいるのか、
転職・求人サイトのDODAが行った調査結果を基にみていきます。

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出典元URL:https://doda.jp/guide/ranking/058.html

20代と比較すると2分の1以下ではありますが、
30代ではやはり、35歳までに転職を考える人が多いことが分かります。

次に、30代の転職理由についてみていきます。
転職を考える理由は様々ですが、
「こんな理由で転職を考えるのはどうなんだろう」と考えたことはありませんか?
あなたと同じように考えている人は実際多いはずです。

どのような理由で転職されているかを、
転職・求人サイトのDODAが行った調査結果を基にみていきます。

順位転職理由割合
1位ほかにやりたい仕事がある13.7%
2位会社の将来性が不安13.5%
3位給与に不満がある11.3%
4位残業が多い/休日が少ない7.1%
5位専門知識・技術力を習得したい5.4%
6位U・Iターンしたい4.1%
7位幅広い経験・知識を積みたい4.0%
8位会社の評価方法に不満がある3.7%
9位業界の先行きが不安3.3%
10位市場価値を上げたい3.3%

出典元 URL https://doda.jp/guide/reason/2018/004.html

ここにランクインしていない理由も多数あります。どの転職理由がふさわしくて、
どの転職理由はふさわしくないといった基準はありません。
最初にも言いましたが、転職を考える理由は様々ですし、職業によっても変わってくるでしょう。

しかし、転職する理由がプラスの要件であれば
その要件をクリアする転職先を見つければ問題ないのですが、
「上司が嫌すぎる」「残業が多い」などといったマイナスであればもう一度よく考えてみてください。

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社内の環境や転職先の人材がどんな人なのか。
というところまで調べることはなかなか難しいことです。
1から人間関係を作っていくことに自信がない人は、
本当に転職するべきなのか、勢いだけなら一度踏みとどまってよく考えてください。
それでもどうしても転職と決意が固まれば、実行に移しましょう。

2. 転職で年収アップは見込めるか?

30歳になれば、家庭を持っている人も少なくはないでしょう。
家族を養うためにも給与については深く考えますよね。

転職理由としても3番目に多かったのが「給与に不満がある」です。
給与のことは、会社の同僚の人や同年代の友達であってもなかなか聞けないですよね。
では実際、30代の人は平均でどのくらいの年収をもらっているのでしょうか。

転職・求人サイトのDODAが行った調査結果を基にみていきます。

30代全体のデータと年収分布

平均年収(全体)平均年収(男性)平均年収(女性)
452万円487万円382万円

参考元 URL https://doda.jp/guide/heikin/age/2019/#anc_age_02

また、転職後の平均年収にはどのような差がでるのか実際のデータを基にみていきます。

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出典元URL: https://doda.jp/guide/manual/1/004.html

平均金額のアップ率は20代後半には劣るものの、
30代前半は次に高い結果となっています。
もちろん、転職をして必ず年収アップできるわけではありません。

年収アップを転職の際に希望されている方は、
今のもらっている年収が30代の平均年収と比べてどうなのか、
また今もらっている給与の金額は自分の力や実績が
正当に評価されていないという不満があるのなら転職を考えることは1つの手段でしょう。

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3. 転職を成功させるための「3つのポイント」

ここでは、実際の転職活動のことを考え成功確率を上げるために大切なことをいくつかご紹介していきます。

「1つ目」自分の強みを把握する
自分の強みを把握するのはどの年代の転職者にも大切なことです。いわゆる自己分析です。
若手層の転職者に勝つためには、自分の強みをより把握しておく必要があります。
強みを把握するのはそれほど難しいことではありません。

・今までどんな仕事をしてきたか

・仕事ではどんな成果を上げてきたのか

・結果を出すために工夫したことはどんなことか

・経験によって得られたことはどんなことか

・仕事でうれしかった体験は何なのか

・夢中になって取り組んだ仕事はどんな仕事か

・仕事を行う上で役立っている長所はなにか

・仕事上のポリシーや大切にしているポイントは?

・周りから仕事面でどういう評価をされているか

・今までで大変だった仕事はどんな仕事か

・持っている資格はどんなものがあるか

・資格は業務にどう直結してきたか

などの内容をメモに書きだしていくだけでOKです。
書きだす際のポイントとしては、
どんな経験を積んできたのか、これまでの経歴を一つひとつ細かく確認していくことです。
仕事を通じてどのように成長し、会社に対してどんな貢献ができたかを整理していきましょう。

把握した強みを基に転職先を探し、応募書類を作成し、そして面接で披露する。
全てに通じる内容です。時間がかかったとしても必ずやりきってください。

「2つ目」応募書類の完成度を上げる

応募書類については当然、最初から完成度の高い内容に仕上げておかなければなりません。
年齢が高くなると応募書類を提出し、
書類選考で落とされる可能性が高くなってしまいます。
そのため、採用担当者に目を通してもらい、
興味を持ってもらえるような応募書類を作成する必要があります。

応募書類については以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

<転職で有利になる!履歴書・職務経歴書の書き方のポイント>

URL:https://labo.i-youth.co.jp/job/235.html

「3つ目」転職メディアを有効活用する

年齢が上がるにつれて、求人の件数は少なくなります。
その問題を解決するには転職メディアを有効活用しなければなりません。
今は、求人の8割以上がインターネット上に存在すると言われています。
しかし、だからと言ってネットの情報だけに囚われていてはいけません。

情報を取捨選択するスキルは持っておかなければならないでしょう。
幅広い情報に惑わされることなく、欲しい情報を見つけることが必要です。
多くの方がインターネットから求人の申し込みをすることを考えると、
あえてインターネット以外から求人情報を収集するのも効果的になる可能性があります。
以下で転職メディアについて簡単にまとめておきます。

<代表的な転職メディア一覧>

転職メディア特徴
 転職サイト転職活動を行う場合、登録は必須です。スカウトサービスの評判が良いです。転職ツール、コラムなどが豊富であり、非常に「タメ」になります。最大手のリクナビNEXTは必ず登録しておくようにしましょう。
 転職エージェント非公開求人に応募できるという特徴があります。30代~40代の方の場合、転職エージェントを活用して転職活動を成功させている方が多くいます。目次4で別途詳しく解説します。
  企業HP企業のHPからでも直接求人の申し込みをすることが可能です。転職活動を行っていく中で興味のある企業は必ずHPをチェックするようにしましょう。求める人物像などを載せてくれている企業もありますし、求人サイトなどに載せずに自社のHPのみで求人掲載をしている企業もあります。
 ハローワーク一般職の求人が多いのが特徴です。年収UPが望めるような求人は少ないです。求人掲載が無料のため、企業の採用に対する温度感はピンキリです。条件によって、失業保険や再就職手当、失業手当などが支給されるため現在失業中の方は必ず足を運んでおいた方がいいでしょう。
  新聞普段はあまり気にされないかもしれませんが、新聞にも求人が掲載されています。有名なのは、日経新聞の日曜版です。若手層以外の求人が多く掲載されています。地元での就業を目指している場合は、地方紙をチェックしておくのがいいでしょう。新聞の求人欄だけでなく、折り込みの求人広告も併せて確認しておきましょう。

情報のアンテナを幅広く持っておくことで、目当ての求人に出会える可能性は確実にUPします。
転職を成功させるためにこれらの転職メディアを有効活用していきましょう。

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4. 転職エージェントとは

おすすめの転職エージェントをご紹介する前に、
転職エージェントとはどういうものかご説明させて頂きます。

転職エージェントとは、自分で求人情報を探し、応募するといった転職サイトとは違い、
転職支援のプロがマンツーマンであなたのキャリアカウンセリングを行い、
あなたの強みや特性を引き出し、あなたに最適な求人企業を無料でご紹介するサービスです。

また、あなたの転職成功のために専任の担当者が面接のセッティング、
給与交渉など転職に必要なサポートをしてくれます。なぜ無料かというと、
転職エージェントはあなたの転職先が決まり、
入社すると企業から謝礼(紹介料)として年収の30%前後に当たる額を受け取っているからです。

<転職エージェントが行ってくれること>

・キャリア相談
・求人紹介
・履歴書や職務経歴書の添削
・面接対策
・面接のセッティング
・給与交渉

主にこの6つです。

転職活動で面倒なことは全て自分の代わりに行ってくれるので、
本番面接以外で企業と直接やりとりするおとはほぼありません。

企業から求人を預かるのも転職エージェントの役割のひとつです。
転職を希望するあなたと企業側をつなぐ架け橋として
双方の利益のために存在するのが転職エージェントです。

転職に成功するための1つ手段として、
転職サイトだけではなく、転職エージェントにも登録することで幅が広くなるでしょう。

転職エージェントを利用する際のポイントとなるのが、
担当としてついてくれるキャリアアドバイザーの力量です。
転職したい業界に精通しているかどうかで成功するかが変わってくるほど重要な点です。

非公開求人数の多い転職エージェントを選ぶのもひとつのポイントです。
企業にとって競合他社には見られたくない
高待遇で専門性の高い職種の求人を出したいときに非公開求人が利用されます。
そのため、非公開求人数や公開求人との比率をチェックして見極めるようにしましょう。

転職エージェントのデメリットは、学歴や社歴などで応募できる企業の幅が決まってしまうことです。
エージェントは採用させなければ利益はないので
どう頑張っても受からない企業は紹介してくれません。

また、エージェント側の都合を押し付けられる場合があります。
1円でもあなたの年収をあげようとしてくるので、
「年収が安いけどあなたに合った企業」と
「年収が高いけどあなたに合わない企業」の2社から内定をもらっていた場合、
高い確率で年収が高い方をすすめてくるでしょう。

そのため内定後は、担当の方の話を聞きつつ
自分にとってどこに入社するのが最適かしっかりと見極めることが必要です。

転職エージェントを利用する
メリットとデメリットをしっかりと理解した上で、利用するようにしてください。
そうすれば転職活動にうまく活用していただけます。

4-1. おすすめの転職エージェント

30歳からの転職におすすめの転職エージェントをご紹介します。

【リクルートエージェント】

リクルートエージェントは転職成功実績、売上高№1の転職エージェントです。
業界最大の非公開求人数を誇っているので30代向けの求人も豊富です。
また、
プロの転職コンサルタントによるサポート体制も充実しており、転職希望者に人気の高いサイトです。

アドバイザーによる書類添削や面接対策など
全て無料でしっかりサポートしてくれるのでとても安心です。
得意な職種は、営業・技術職・販売・サービス・事務です。
豊富な求人情報量、優秀な社員、便利なサービスが揃った
リクルートエージェントはまずは一番に登録すべき転職エージェントとしておすすめします。

【JACリクルートメント】

転職業界大手の中では、JACリクルートメントだけが転職支援サービスに特化しています。
転職支援だけに集中している分、スキル・知識共に高いレベルが求められる
プロフェッショナル型のキャリアコンサルタント業務に徹しているエージェントです。

得意な職種は、営業・管理・技術開発系・商品開発・秘書・アシスタントです。
また、30代・40代を対象とした求人を中心に扱っているため
若年層を豊富に扱っている他者に比べると対象となる求人数が多く、
30代~40代で今後のキャリアを考えながら転職活動をしたい!
といった方におすすめのエージェントです。

【パソナキャリア】

パソナキャリアは人材業界最大級の転職エージェントです。
業界トップクラスとなる取引企業を誇り、独占・非公開求人が80%を占めます。
年収アップをはじめとする条件交渉にも強いため30代~40代の転職に向いています。

また、女性の転職支援にも積極的で、
キャリア志向が高い方から
ワークライフバランスを重視する方の転職まで、女性ならではの要望・希望を熟知し、
女性の転職を多角的に幅広くサポートする転職エージェントです。

得意な職種は、
営業・電気・電子・機械・科学エンジニア・IT・Webエンジニア・企画・人事・総務・経理・事務です。
専任のキャリアアドバイザーが企業にあわせた
書類作成・面接アドバイスまでしてくれるので登録しておきたい転職エージェントです。

【DODA】

転職エージェントのDODAは、リクルートエージェントに次ぐ業界2位の売上高と求人情報があり、
非公開求人も多く寄せられています。

非公開求人は、
スカウトサービスやハンティング登録サービスを利用することによって閲覧が可能になります。

また、
検索機能の他、無料の転職支援サービスや年収査定サービス、キャリアタイプ診断も揃っています。

得意な職種は、
営業・企画・管理系・事務・技術系です。
また、DODAは転職サイトと転職エージェントの2つのサービスが併存しています。
転職を機にキャリアの見直しをしたいという方には特におすすめです。

転職エージェントだけではなく、
転職サイトの登録も行うことでより求人情報は豊富になり、
あなたの求める企業を見つけることができます。

5. まとめ

実際、30歳からの転職はこれからの人生に大きく影響してきます。
よっぽどの変化がない限り1つの会社で長く働きたいですよね。
最後の転職にするためにも、自分の目的を見極めることが大切です。

今の会社の何が不満なのか。その不満は今の会社ではどんな努力をしても取り除くことはできないのか。
では、その不満が完全に解消されるような会社に入社するにはどうしたらいいか。
という点について調べることが大切です。
その手段として、ここでは転職エージェントをご紹介させていただきました。
自分に合った手段を、うまく活用してより良い転職活動を行ってください。

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