
「転職の面接ではどんな質問をされるのか・・・?」
と不安に感じている方は多いのではないでしょうか?
不安に感じて大正解!
転職の面接は就活の時とは違いより答えにくい質問をされるケースが多いからです。
しっかりと準備しておかないと何も答えられずに、
残念ながら不採用、、、なんてことになりかねません。
そういったことにならないよう、
・頻出の質問一覧
・答えにくい質問の対策
・面接でアピールする方法
など、転職時の面接必勝法をご紹介していきます!
しっかりと対策を取り自信を持って本番に臨みましょう!

1.転職の面接と就活の面接の違い
まずは、転職の面接と就活の面接の違いについてサラッとご説明。
同じ面接ですが、意味合いは大きく変わってきます。
就活の時はやる気やポテンシャルなど将来性を重視して採用する傾向にありますが、
転職の場合はこれまでの実績や経験が重視されやすいです。
・コミュニケーション能力について
・仕事への適性があるか
・仕事への意欲
・向上心はあるのか
などに加え、
・ストレス耐性はどうなのか
・前職での経験やスキル
などがより見られると思ってください。
そのため、当然ですが面接時に聞かれる内容も変わってきます。

2.転職面接を攻略せよ!質問の傾向とその対策を徹底解説
先ほどお伝えしたように転職の面接は就活の時の面接とは大きく違います。
一度、仕事を経験していることによって仕事に関する質問が非常に多くなってきます。
それらよく聞かれる質問と、
退職理由など答えにくい質問についての対策を中心にこの項目ではご紹介していきます。
2-1.転職の面接でよく聞かれる質問一覧
まずは、転職の面接でよく聞かれる質問についてみていきます。
志望動機や自己PRなどの基本的な質問は省いていますのでそちらの点はご了承ください。
<仕事に関することついて>
・キャリアプランはありますか?
・今まで仕事をしてきて、あなたが大切にしていることはなんですか?
・今までの仕事に不満は持っていましたか?
・仕事で嬉しかったことや悔しかったことはなんですか?
・仕事で誇れる実績や成功体験はありますか?
・今までで最も厳しかった仕事はなんですか?
・業務での大きな失敗談とそれをどう仕事に活かすことができたか教てください。
・仕事でのやりがいはありますか?
<あなた自身のことについて>
・職務経歴を教えてください
・就活の際は希望通りの企業に入れましたか?
・仕事仲間からあなたはどういう風に映っていると思いますか?
・希望の年収はいくらですか?
・希望以外の部署への配置換えを命じられたらどうしますか?
・あなたの経験とスキルは当社でどのように活かせると考えていますか?
・今のあなたの課題はなんですか?
<応募先企業について>
・この業界は今後、どうなっていくと思いますか?
・当社についてどのようなイメージをお持ちですか?
・当社の強みと弱みはどこにあると思いますか?
以上のような内容がよく聞かれる質問になってきます。
特にこれまでの経験やあなたのスキルに関する質問が多くなってくると思いますので、
答える際には具体的な数字や仕事例を交えて答えるようにしましょう。
質問集を参考にどうやって答えるのか一度考えてみてください。
応募先の企業HPや業界について調べるのもお忘れなく。
次では、答えにくい質問とその対策についてみていきます。
2-2.答えにくい質問とその対策(回答例あり)
答えにくい質問の代表格と言えば、退職理由やブランク期間。
それぞれの内容について具体的な対策方法をご説明していきます。
2-2-1.前職の退職理由について(人間関係・リストラ・短期間での退職など)
転職の面接の場合、必ずと言っていいほど聞かれる質問。
この質問から、
・組織適応力
・ストレス耐性
・キャリアプラン
など諸々チェックされています。
例えば「人間関係がうまくいかず辞めた」
と素直に答えてしまうと、
企業側は自社でも同様の問題が起きる可能性を考えてしまいます。
ネガティブな理由で辞めた場合でも、
「そのことをきっかけに現在はポジティブに将来を考え転職活動を行っている」
など必ず前向きに答えるようにしてください。
嘘も方便ってやつですね。
前向きに答える方法としては、
「嫌だから辞めた」ではなく
「実現したいから辞めた」
というふうに将来のキャリアを考えての理由に持っていくのがいいでしょう。
2-2-2.前職からのブランク期間について
前職から少しでも期間が空いてしまっている場合はこちらも聞かれる可能性大。
ブランクの期間に「何もしていませんでした」
という答え方では、当然ですが転職意欲を疑われてしまいます。
ベストなのは、
応募職種と関連性のある自己啓発や資格取得のための勉強をしていたという回答。
「その期間を活かして〇〇の資格取得に励んでいました」
資格取得だけでなく、オフィス系の勉強など成果をアピールしにくいものでも可。
しかし、そのパターンに当てはまらない方も多いかと。
仮にブランク期間に何もしていない場合でも、
少し工夫するだけでその質問を乗り越えることができるようになります。
例えば、
「在職中はなかなか時間が取れず転職活動が行えなかったため、退職してから転職活動を開始しました。転職活動に時間がしっかり取れたことで転職情報の収集だけでなく、自分の将来についても改めて考えるキッカケとなり有意義に過ごすことができました。」
↑こんな感じですかね。
この回答をすることによって新たな質問を突っ込まれる可能性があるので、
それに対する対策を取る必要がありますが、基本的にはつじつま合わせでOKです。(笑)
自信を持って、
「二度とない機会なのでリフレッシュ期間に充てていました。そのおかげで働く意欲が湧き出ています。」
などでも問題ないかと。
ちなみに、療養していた場合はそれをそのまま伝えればOKです。
今は問題なく体調が万全です!という旨さえ伝えることができれば大丈夫でしょう。

3.合格をつかみとれ!逆質問テクニック!
ここでは、逆に質問する手法についてご紹介。
いわゆる逆質問!
実はこの逆質問はアピールするのにうってつけのテクニック。
そのため、最後に聞かれる「なにか質問はありますか?」
で何も答えないのは非常にもったいない。
使い方を間違えると逆にマイナスな印象を与える危険性があるため、
質問する際の注意点やアピールできる逆質問の方法をご紹介していきます。
3-1.間違った逆質問は逆効果!質問する際の注意点
質問する際の注意点についてみていきます。
質問をして逆に、
マイナスなイメージを与えてしまうのでは全く意味がありません。
逆質問はアピールし、
面接での合格率を少しでも上げるために行うものだと肝に銘じておきましょう!
3-1-1.残業や給料など待遇面に関する質問は避ける
待遇面に関する質問をしたところでアピールには全くなりません。
残業や給料、休日、有給などが気になる気持ちは分かりますが・・・
待遇面の質問をすることによって仕事に対する姿勢を疑われてしまう可能性があります。
業務内容よりも待遇面を重視していると見られてしまうワケですね。
どうしても質問する際は、
仕事内容など入社意欲を示す質問をした上で行うようにしましょう。
質問の仕方は以下のような感じで。
<残業>
「前職では週に○時間ほど残業をしていました。参考までに御社では平均どれくらいですか?」
<給料>
「私と同じくらいの経験の社員の方の場合、年収はどれくらいなのか参考までに教えていただけますでしょうか?」
<休日>
「年末年始の休み(お盆休み)は、どのような勤務になっていますか?」
3-1-2.簡単な質問はコミュニケーション的によろしくない
面接官がひとことで答えられるような簡単な質問は避けた方が無難。
興味や関心をアピールするための逆質問。
「はい」「いいえ」
のみで答えられるような質問をするのは、
コミュニケーションのうえでもあまりよろしくありません。
例えば、
「将来的にはこういった業務に就きたいのですが可能ですか?」
で終わらせるのではなく、
「将来的にこういった業務に就きたいと考えています。御社でそういった業務に就くためにはどういったスキルを身に付けておく必要がありますか?」
など一歩踏み込んだ内容で質問するようにしましょう。
3-2.逆質問でいざアピール
ここでは具体的にアピールできる逆質問の方法をお伝えしていきます。
いくつか例文を載せておきますので、
ご自身に合った質問を選んで実際の面接の場で使ってみてください。
・ぜひ○○の経験(資格)を活かしたいと考えているのですが、何かお役に立てそうな分野はありますか?
・御社で活躍するために最も重要な資質は何であると考えられていますか?
・入社までに準備・勉強しておくべきことがあればぜひ教えていただきたいです。
・この業務に従事する上で心得ておくべきことはありますか?
・実績に対してどのような評価基準を設けていらっしゃるのですか?
・御社の社員として強く意識しておくべきことや心がけは何かございますか?
逆質問では、前向きさや資質、意欲を見せるような質問を心がけましょう。
ただし、露骨なアピールばかりにならないよう注意してください。
また、万が一いじわるな面接官に「逆にどう考えていますか?」
と逆逆質問をされた場合に備えて、
質問内容に対してある程度の答えを準備しておく方がいいかと思います。
3-3.逆質問の際はメモを取ろう!!
逆質問をして相手が答えてくれた内容をメモに取ることで、
「この応募者は熱心だな」
とプラスの印象を与えることに繋がります。
小技的な内容ですが、これが意外と大きなアピールになることも。
新入社員の頃よく、「メモを取れ!」
なんて上司に言われませんでしたか?
メモを取るのは業務をする上で非常に大切。
重要な内容を忘れることを防ぐだけでなくミスの防止にも役立ちますからね。
メモを取る習慣が染みついているとアピールできるチャンスなワケです。
ただし注意点あり。
マナー的に面接の最中に勝手に何かを取り出すのはよろしくありません。
メモを取る際は必ず、
「メモを取らしていただいてもよろしいでしょうか?」
と一言確認してからにしましょう。
また、メモを取ることに必死になっていては本末転倒。
面接官の顔を見ながらメモを取る。
メモに時間を掛け過ぎない。
相手の立場に立ってスマートにメモを取るようにしましょう。

4.<参考>転職が成功するまでに、、、
最後にここでは転職が成功するまでにみなさんが何社受けたのかをご紹介していきます。
リクルートキャリアが転職成功者2274人を対象に行ったアンケート結果を載せておきます。
・内定をもらうまでに何社受けたか
応募先企業数 | 内訳 |
1~5社 | 27.2% |
6~10社 | 24.7% |
11~15社 | 7.8% |
16~20社 | 16.3% |
21社以上 | 24.1% |
参考元URL:https://www.recruit.co.jp/newsroom/recruitcareer/news/20170419.pdf
1社だけ受けて内定をもらえるケースはかなり少ないようです。
アンケート結果によると、わずか4%でした。
アンケートの結果だけを参考にすると、10社受けて成功率は50%といったところでしょうか。
その成功率を少しでも上げるために、
この記事で書いてある質問集などを是非、参考にしてください。
回答をしっかりと準備しておいたり、
逆質問で熱意をうまく伝えたりできれば内定をもらえる確率を上げることができでしょう。
5.まとめ
面接にはマニュアルはあっても正解はなくそこが非常に難しい部分です。
そのため、聞かれる内容などを想定して準備する作業が非常に大切になってきます。
前向きさ、あなたの資質、意欲をアピールできれば合格する確率を上げることができます。
是非、逆質問などを有効に活用してみてください。