
履歴書の学歴欄に戸惑っている就活生は意外と多いのでは?
「年号って西暦?和暦?」
「学歴はどこから?中学?高校?」
「浪人した場合や留学した場合の書き方は?」
などなど。
簡単に書けるイメージのある学歴欄ですが、
いざ書き始めると結構疑問点が出てくるはず。
今回はそんな就活生の疑問を解消するべく学歴の正しい書き方を中心にご説明していきます。

1.就活生が意外と知らない学歴の正しい書き方
今後二度と学歴の欄で戸惑うことがないように!
基本的な書き方から少しイレギュラーな場合の書き方まで。
学歴の正しい書き方をご説明していきます。
1-1.学歴・職歴欄の正しい書き方
基本的な学歴・職歴欄の書き方
年 | 月 | 学歴・職歴 |
学 歴 | ||
平成20 | 3 | 市立 ○○中学校 卒業 |
平成20 | 4 | 県立 ○○高等学校 ●●科 入学 |
平成23 | 3 | 県立 ○○高等学校 ●●科 卒業 |
平成23 | 4 | △△大学 ▲▲学部 □□科 入学 |
平成27 | 3 | △△大学 ▲▲学部 □□科 卒業見込 |
職 歴 | ||
なし | ||
以上 |
学歴・職歴欄の基本的な書き方はこの通り。
1-1-1.学歴の年号は西暦でも和暦でもどちらでもOK!
学歴の年号については、西暦でも和暦でもどちらでも問題ありません。
ただし!
当然ですが、履歴書全体で年号を統一するようにしましょう。
ちなみに、
どちらかと言えば和暦を使用されている方が多いような気がします。
※年、月と項目がありますので、平成18の後に年を入れる必要はありません!
1-1-2.学歴はどこから書けばいいのか?学科やコースは?
意外と迷うポイントなのが「学歴をどこから書くのか」という点。
就活生の場合は中学校の卒業からで大丈夫です!
高校以降は入学と卒業年度、併せて学科や学部についても詳細に記載しましょう。
その他の注意点としては、
・学歴欄の一行目には「学 歴」と書く。
欄の中央に「学」と「歴」の間に1文字分スペースを空けておくとバランスよく見えます。
・学校名は省略せずに正式名称で。
県立 ○○高等学校 ●●科 卒業
△△大学 ▲▲学部 □□科 入学
↑こんな感じに学部、学科名までしっかりと書きます。
※就活生の場合、職歴欄にアルバイトを記入する必要はなし!
専用の項目がある場合は「なし」と記入しておきましょう。
最後に行を改め右側に「以上」と記載。
1-2.少しイレギュラーなケースの学歴欄の正しい書き方
先ほどご説明した学歴の書き方では「説明が不十分!」
という方も多いはず。
具体的には、
・浪人、留年した経験がある方
・留学した経験がある方
・中途退学、休学した経験がある方
・転校した経験がある方
↑これらの経験をされた方。
それぞれに正しい書き方がありますので、以下でご説明していきます。
1-2-1.浪人・留年した経験がある場合の書き方
ご丁寧にその事実を履歴書に書く必要はありません。
「平成〇〇年△月 浪人」
などと書くとどうしても強調されてしまい少し見栄えが悪くなります。
人事担当は年度さえ正確に書いていればその事実を勝手に把握してくれますので、
「何で浪人したこと書いてないの?」
となることは100%ありません。
暗黙の了解ってやつですね。
浪人・留年した場合でもその事実は書かず、年度だけ正確に記載しましょう。
1-2-2.留学した経験がある場合の書き方
恐らく知らない方がほとんどでしょう。
実は「学歴」として認められるのは留学期間が1年以上の場合。
そのため、1年未満の短期留学やホームステイは記載しなくてOK!
というか記載してはダメです。
留学した経験をアピールする場合は自己PRなどで存分に!!
留学期間が1年以上の場合は、
しっかりと「留学期間、国、学校名」を記載しましょう。
「〇〇年△月~〇〇年△月 フランス××大学へ留学」
書き方は上記の書き方でOKです!
1-2-3.中途退学・休学した経験がある場合の書き方
中途退学した場合は、
「○○高等学校 中途退学」
「○○大学△△学部□□学科 中途退学」
休学をした場合は、
「○○高等学校 休学」
「○○大学△△学部□□学科 休学」
どちらも学校名の後ろに「中途退学」「休学」と付け加えれば大丈夫です。
1-2-4.転校した経験がある場合の書き方
転校した経験のある方は、
「〇〇高等学校 入学」
「××高等学校 転入学」
上記のように転校前の高校の一行下に、
転校後の高校を記載し「転入学」と付け加えましょう。

2.再確認!学歴以外の正しい書き方
学歴の書き方についてはバッチリですよね?
ここでは、念のため学歴以外の正しい書き方についてご説明していきます。
2-1.氏名・住所など基本情報の正しい書き方
<氏名>
名字と名前の間は一文字空けます。例 就活 太郎
ふりがなは平仮名でフリガナは片仮名です。名前の上にバランスよく記載しましょう。
<住所>
住所は省略せずに都道府県から記載。
2-2-1などのように「-」を使用せず、に2丁目2番地1号と正式に。
<日付>
写真の左横に記入する日付欄には、郵送の場合はポストへの投函日。
面接に持参する場合はその日を記載しましょう。
先ほどもお伝えしたように元号は必ず統一。
<メールアドレス>
社会人として恥ずかしくないようなメールアドレスを・・・
愛称や英単語を使用しるのは避けた方がいいかもしれません。
氏名と数字の組み合わせが1番無難です。
アドレスを持っていないという方はGoogleのGmailを取得しましょう。
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2-2.資格欄の正しい書き方
資格は正式名称で。
例えば、「英検」ではなく「実用英語技能検定」と記載します。
ちなみに、何も書く資格がないからと言って・・・
漢検4級など評価されない資格を書くと逆効果に。
資格がないからといってマイナス評価を受けることはないのでご安心を!

3.履歴書全体の注意点と見やすくするコツ
学歴の書き方についてしっかり調べようとした方であれば大丈夫だとは思いますが・・・
たかが履歴書と侮ってはいけませんよ。
正しく丁寧に作成することで、
書類選考を突破する確率を上げることができます。
人事の立場に立てばその理由はすぐに分かるかと。
人事担当者は多数の応募者から送られてくる履歴書に目を通さなないといけませんよね。
そんな中で、雑な履歴書を送ってきた応募者に会ってみたいと思うでしょうか?
間違った作成方法になっていないか。
丁寧かどうか見やすいかどうかは結構大きなポイントです。
作成に取り掛かる前に今一度確認しておいてください。
3-1.履歴書全体の注意点
<履歴書の作成は黒のボールペン>
就活の履歴書は基本的に手書き。
最近はPCでの作成も多いようですが・・・
手書きの場合は、書きやすい黒のボールペンを使用しましょう。
おすすめはジェットストリーム。
なめらかに書くことができるため、非常に書きやすいです。
正式な書類ですので「消せるボールペン」は絶対にNG。
<修正液・修正ペンは絶対に使用しない>
少し面倒ですが、少しでも書き間違えたら最初から書き直すのが基本。
正式な書類ですからね。
修正ペンや修正液を使うのはNGです。
書き間違いを防ぐためには下書きを作成してから書き始めるのがいいかもしれません。
<空欄は見栄えが悪い。書くことがなくても「特になし」と記載>
履歴書に空欄の箇所があると、どうしても見栄えが悪くなってしまいます。
資格などの欄に記入する内容がない場合でも「特になし」と記入しましょう。
資格の欄については現在、勉強中のものを記載してもOK!!
<提出する前には必ず見直しを>
よくあるのが、日付の記入漏れや誤字脱字がそのままになっているケース。
郵送などで提出する前には必ず全てに目を通して最終確認しましょう。
<郵送の場合は封筒に注意!>
履歴書を郵送する場合、A4サイズの封筒に入れるのが一般的。
小さいサイズの封筒に履歴書を折って入れると開けた時に読みにくくなってしまいます。
封筒の色は茶色ではなく白色を選ぶのが無難。
3-2.履歴書を見やすくするコツ
「見やすい履歴書」を意識することで確実に採用担当者の目に留まりやすくなります!
<文字は丁寧に>
当然と言えば当然です。字の丁寧さは見やすさに直結します。
字が得意でないという方も時間をかけて書くことで劇的に変わります。
正しい姿勢で、文字の大きさのバランスを意識するのがポイントです。
<字が苦手な人は細めのボールペンを>
細めのペンを使う方が見やすくなります。
太いペンを使うとどんなに字が綺麗でも、
履歴書全体に圧迫感が出てしまい読みにくい印象を与えてしまいます。
0.5mmのボールペンを使用するのがいいでしょう。
4.まとめ
履歴書を書く上で大切なのは正しい書き方で作成するという点。
間違った書き方をして、
「そんなことも知らないの?」
と思われてしまうのは非常にもったいないですからね。
たかが履歴書と侮らず正しい書き方と丁寧に作成することを徹底しましょう!