
日常生活の様々な場面で「仕事を辞めたい・・・」
と感じる【仕事辞めたい病】に侵されている方は非常に多いのではないでしょうか。
その頻度が低ければある程度問題はないのですが、、、
その状態を放っておき頻度が高くなっていけば【本当の病】を発症してしまう可能性も…
そういったことにならないように、
今回は【仕事辞めたい病】を克服する方法をご紹介していきます。

1.【仕事辞めたい病】を放っておくと本当の病気になる
「仕事を辞めたい・・・」と悩んでいるのはあなただけではありません。
冒頭でお伝えしたように実際、
【仕事辞めたい病】に侵されている方は非常に多いです。

出典元:PR TIMES
調査会社が行ったアンケートによると、
約9割近い方が「会社=仕事」を辞めたいと思ったことがあるようです。
日常的に仕事を辞めたいと思う。
これが、いわゆる【仕事辞めたい病】
「仕事を辞めたい・・・辞めたい」
と、もんもんとした状態で続けるのは精神衛生上かなりよくありません。
本当の病気になる危険性があるからです。
仕事を辞めたいと感じるのは何かしらのストレスが原因のはず。
人間関係なのか。
給与など待遇への不満なのか。
過酷な労働環境なのか。
そもそも働く意欲が持てていないのか。
そういった仕事のストレスと病気の関係は非常に密接。
実際、近年大きな問題になってきている「うつ病」
その原因は仕事が大きな要因となっています。
<うつ病になった主な原因は?(複数回答)>

出典元:株式会社ユーツープラス 「うつ病当事者への500人アンケート調査」
見ていただければ分かるように原因の上位3位は全て仕事関係。
仕事を辞めたいと感じている今の状況。
それをそのままにしておくのがいかに危険か分かっていただけたのではないでしょうか。
「うつ病ってそんな極端過ぎでしょ・・・」
と思っている方もいるとは思いますが・・・
ストレスは何か改善する行動を起こさなければ蓄積していくもの。
そして仕事をしている時間は生活の大半を占めます。
仕事が原因のストレスを放っておくと、そのストレスがいつ爆発するか分かりません。
つまり、その状態を克服するために行動を起こさなければいけないのです。
その方法を以下でご説明していきます。

2.【仕事辞めたい病】レベル別の克服法をご紹介!
ここでは勝手に仕事辞めたい病を、
5つのレベルに分けてそれぞれの克服法をご紹介していきます。
レベル1の方法でも解消されなければレベル2。
レベル2の方法でも解消されなければレベル3。
みたいな感じで是非試してみてください。
レベル5は本当に最終手段。

レベル順にご説明してきます!
2-1.【仕事辞めたい病レベル1の克服法】果てしなく気分転換
「え?そんなこと??」
と思う方もいるかもしれませんが、
結構耳にする機会が多いこの「気分転換」
これをしっかりと行えている方って結構少ないような気がします。
「気分転換」がしっかりと行えているかどうかは、
頭の中が空っぽになっているかどうかで判断しましょう。
例えば、
趣味に没頭しているのに不意に…
「明日は仕事か…嫌だな…」
みたいな気持ちが芽生えてくる場合、上手く気分転換ができていません。
とりあえず、
仕事のことは1回完全に忘れましょう。
個人的な経験で言うと、
<休みの日に一人でノープラン旅行>
行きたいところに自由に行き、普段見ない景色をゆっくりと眺める。
心が安らぎ気持ちがリフレッシュします。<お風呂にゆっくり浸かる>
普段シャワーだけの方には特に銭湯がおすすめ。
何も考えずお風呂に浸かっているだけで、気持ちが落ち着きます。<浴びるほどお酒を飲む>
ダメな大人の典型的なパターンですが、嫌なことがあった時。
お酒を飲んで寝ると次の日には、嫌な気分をすっかり忘れられています。
こんな感じです。
その他にも、周りの方に意見を聞いてみると…
・趣味に没頭する(ゲームや釣りなど)
・ひたすらカラオケで大熱唱
・ひたすら寝る
・体を動かす
・日光浴
(セロトニンという心のバランスを整えるモノが分泌されネガティブな感情を抑制してくれるらしいです!!)
といったような意見がありました。
結論、仕事=会社のことを考えずに、
頭を空っぽにして好きなことができていればOK!
この気分転換のみで悩みから解放されることも多いです。
「気分転換」以外にも、
転職サイトのマイナビに「悩みを克服した対処法」があったので参考までに。
抜粋して載せておきます。
参考元URL: https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/yametai
<経験者のリアル対処法>
・宝くじが当たるのを待っている
・自己啓発本を読みあさって考え方を変えた
・憧れていた職業の求人を見まくった
・座禅に参加した
・社内恋愛したら楽しくなった
・ネットで同じ境遇の人を探した
是非、これらも参考にしてみてください。
気分転換で無理だった場合はレベル2。
2-2.【仕事辞めたい病レベル2の克服法】辞めたい理由と向き合い考え方を変えてみる
気分転換でも辞めたい気持ちが収まらない方は次の克服法。
レベル2の克服法としてまずは、
辞めたいと思う理由と冷静に向き合いましょう。
これが、簡単なようで簡単ではありません。
中には、漠然と「仕事が嫌だ・・・」と思っている人もいるはずです。
「人間関係がしんどい・・・」と少し具体的に原因が判明している人もいるでしょう。
問題を解決するためには、それだけでは不十分。
理由と向き合うというのは例えば、
「上司に対する報告業務がしんどい」
「○○さんに嫌われていような気がするため会話する時にすごく気を遣う」
「残業時間が多く体力的にしんどい」
など、できる限り具体的な理由を掘り出していくことです。
そしてその原因に対する考え方を変える努力をしてみましょう。
仕事を辞めたいレベルが深刻でない方だと意外とこれで解決することが多いです。
考え方を変えるというのに正解はなく、
今より少しでもストレスが軽減できればOKです。
例えば過度に批判してくる上司がいる場合。
「この人は不治の病にかかり余命が少なくなってしまいその行き場のない怒りを自分に投げかけているのだ。」
と考えれば少し気持ちが楽になりませんか?
どんな極端な考え方であってもそれで気持ちが楽になればOK。
心の中がのぞかれることはないですからね。
考え方を変える発想が思い浮かばないという方は「本」の力を借りるのが効果的です。
本屋さんに行けばストレスを軽減するための本が非常にたくさんあります。
例えばこれ↓
<寝る前に読むだけでイヤな気持ちが消える心の法則26>

明日の仕事が嫌すぎて眠れない・・・という方には特におすすめの一冊。
辞めたい理由と向き合って考え方を変えようとしてみても無理。
本の力を借りても解消できない・・・
その場合はレベル3・・・
2-3.【仕事辞めたい病レベル3の克服法】誰かに相談して解決策を探る
続いてはレベル3.
勤務先の上司や先輩、同僚。
仲の良い友人や家族など信頼できる身近な人に相談してみましょう。
1人で悩んでいるとどうしてもネガティブな発想に陥り徐々に深刻化してしまいがち。
誰かに相談することでストレスが軽減されたり、
悩みを解決する糸口が見つかる可能性が大いにあり得ます。
身近な人の中で同じ悩みを持っておりそれを克服した人がいるかもしれません。
その人から聞けるアドバイスほど参考になるものはないはずです。
例えば過度な仕事量が原因の場合。
「異動願いを出すっていう方法はどう?」
と明確なアドバイスが貰えるかもしれません。
相談する時には1つ注意点が。
相談する時にありがちなのですが・・・
愚痴をだらだらと伝えるのだけは止めましょう。
それで気持ちが楽になるのであれば良いのですが、
大抵はその場しのぎだけになる場合がほとんどかと。
それに愚痴をだらだら聞くのは相手にとっても良いものではありません。
相談する相手のことも考えた上で、
「どうすれば良いと思う?」というスタンスで臨みましょう。
相談する相手がいないもしくは言えるような内容で無い場合は、
ネット上で相談するのも有効です。
代表的なものはヤフー知恵袋。
全く知らない相手の方が言いやすいという方もいるはず。
中には意地悪な回答をしてくる人がいるかも知れませんが、
不特定多数の人に相談できるため同じ境遇だった人から良いアドバイスが貰える可能性大。
ここの段階で病を克服できればいいのですが・・・
それでも収まらない方もいるでしょう。
その場合は、レベル4・・・
2-4. 【仕事辞めたい病レベル4の克服法】根本的な解決策を講じてみる
最終手段一歩手前のレベル4。
克服法は根本的な解決策を講じること。
レベル5でお伝えする「辞める」「転職する」というのは本当に最終手段。
頑張れるのであれば、今の会社で頑張った方が絶対いいです。
(労働環境が過酷でない場合。※ブラック会社の場合はすぐやめよう!)
残念ながら、今の日本では、転職回数が多いと次の選考に不利になりがちです。
転職するたびに生涯賃金は下がるとも言われています。
前向きに仕事をしている人との差のつき方もハンパないです。
(仕事のスキル・経験値・年収など、挙げればキリがない!!)
辞めて、転職して後悔している方はたくさんいます。
そのためまずは今の環境で出来る限りの手を尽くしてみましょう。
根本的な問題の解決はそれぞれの状況によって違うためあくまで一例ですが、
先ほど少しお伝えした「異動願い」を提出してみるといった感じです。
部署内の人間関係が嫌すぎる、業務量が多すぎるなど。
別の部署に異動することで根本的な解決が望めそうなのであれば非常に有効的です。
小さな企業では難しいかも知れませんが、
企業によっては、
自己申告制度や社内公募制度を設けている企業があります。
今勤めている企業で異動が可能なのか、
可能な場合どういう制度を設けているのか一度調べてみましょう。
簡単に上記2つの制度をご説明します。
2-4-1.自己申告制度について
自己申告制度はその名の通り、部署に限らず勤務地など社員の異動希望を自己申告させる制度。
当然ながら希望が必ず通る訳ではなく会社がプラスになると判断した場合のみ辞令が発令されます。
実施している企業であれば定期的に自己申告させる場合がほとんどのはず。
人事部や上司と面談して最終決定する場合が多いようです。
2-4-2.社内公募制度について
社内公募制度は部署側から人材を募集する形式。
部署で人員の募集があった場合は社員に告知され、
試験や面接などを経てその部門の採用者が決定します。
自己申告制度と比べるとこの制度を設けている企業は少ないです。
異動願いを出しても対応してくれない、
そもそもそんな制度を設けていない、
などなど、今の環境で出来る努力をしても解決の見込みがない場合は最終手段です・・・
2-5. 【仕事辞めたい病レベル5の克服法】辞めるリスクを把握した上で転職活動を行う
ここまで手を尽くしても症状が改善されなければ最終手段。
前向きに辞める方向で考えていきましょう。
ただし、辞めるリスクをしっかりと把握した上で。
当然仕事を辞める。
そこにはいくつかのリスクが存在します。
レベル5の克服法として、
辞めるリスクをご紹介し、転職活動の方法をご紹介していきます。
2-5-1.代表的な4つの辞めるリスク
辞めるリスクの代表的なものは、
1.生活に不安が生じる
2.手続きが非常に面倒
3.社会的信用が低下する
4.最悪のケースが考えられる
この4つ。
2-5-1-1.リスク1<生活に不安が生じる>
当然ですが、転職先を探していない状態で辞める場合は貯蓄を切り崩しながら生活しなくてはなりません。
貯蓄があまり無い場合は、先の見えない生活に対して不安や焦りの気持ちが出てきます。
仕事を辞めたにもかかわらずそれが大きなストレスとなるでしょう。
ちなみに、自己都合で退職の場合、失業保険が貰えるのは3カ月以上先。
2-5-1-2.リスク2<手続きが非常に面倒>
手続き面にも注意が必要。
退職してから次の転職先までブランク期間がある場合は、
社会保障の切り替えや納付を自分でしなければなりません。
これが非常に面倒です。
言葉では説明しにくいですが一度経験すれば二度としたくないと感じるはず。
2-5-1-3.リスク3<社会的信用が低下する>
転職後に住宅や車のローンなどを組もうとした時に、
審査に通りにくくなる可能性があります。
それだけでなく、一概には言えないかもしれませんが企業の多くは転職回数の多い人をあまり好みません。
そのため、転職回数が増えてしまうことにより次の転職先が見つけにくくなってしまいます。
今後の選択肢を狭くしてしまう原因となるかも・・・
2-5-1-4.リスク4<最悪のケースも考えられる>
前半でお伝えした内容と被りますがこの点が1番やっかい。
「上司から毎日厳しく指導されるのが嫌で転職した場合。
転職先で同じことにならないという保証はどこにもありません。
余計に悪化するケースだって十分考えられます。」
↑これです。
最悪のケースを考え、「それでも構わない!」
と思えない場合は一度じっくり考え直した方がいいかもしれません。
あなたの今の生活を冷静に考えて、辞めるリスクはすみずみまで想像しましょう。
今後の人生のビジョンを描くことも大切です。
・仕事で実現したいことは何か。
・仕事をする上で大切なこと、ゆずれないこと。
・理想とする生活を実現するためには何が必要か。
・3年後、5年後、10年後にどうなっていたいのか。
・そのためには何をしないといけないのか。
など。
「仕事を辞めようとしたこと」をきっかけに一度時間を掛けていろいろと考えてみるのがいいでしょう。
そのうえで、仕事を辞める決断を下す場合は、リスクを把握し覚悟が持てている状態です。
その場合は、何も恐れることはないでしょう。
2-5-2.なぜ、辞める前に転職活動を行う必要があるのか
リスクを把握し覚悟を決め、それでも辞める決断をされた方の多くは転職活動を始めるかと思います。
転職活動は必ず在職中に行うようにしましょう。
辞めてから転職活動を行うのはあまりオススメできません。
生活に余裕がなくなるため転職先をじっくり選ぶことができにくくなります。
今の状況ではブランク期間がある転職者を避ける企業が結構多いです。
理由なく働かないことに慣れてしまうと、
いざ復帰しようと思った時になかなか行動に移せなくなってしまいます。
そのため、先の展望がイメージできてはじめて会社を辞める選択をするのが賢明です。
今の状況が例え辛くとも心身共にある程度健康な状態なのであれば、
給料を貰いながらじっくりと転職先を探すのがいいでしょう。
少しでも妥協して転職してしまうと、同じ失敗を繰り返してしまう可能性が高くなってしまいます。
注意点としては、転職活動していることが会社の人にバレないようにすること。
バレずに転職活動を行うのは少し難しいかもしれませんが、
会社の人にバレてしまうと辞める際にどうしても角が立ちやすくなってしまいます。
会社側から考えるとあまりよろしくないかもしれませんが、
転職先を探しながら仕事を続けることで少し心に余裕が生まれるというメリットもあります。
精神的に気持ちが前向きになるからです。
在職しながら転職活動を行う場合、だいたい転職先がみつかるまでに2~3カ月はかかってきます。
会社に所属していると2~3カ月の間に様々なことが起きるでしょう。
心に少し余裕が生まれている状態だと、
仕事を辞めたいと思っていた問題が解決する可能性も無いとは言い切れません。
そう言った意味でも必ず転職先は在職中に見つけるようにしましょう。
転職先の探し方は下記の記事でご紹介していますので参考にしてみてください。
転職先を探すには、
上記の記事でもご紹介している「転職エージェント」というものを使うのも効果的です。
転職エージェントの活用方法を解説しているこちらの記事も是非併せてご参考に。
3.まとめ
仕事辞めたい病の方にとって1番ダメなのは何もせず耐え続けること。
過度な我慢は毒でしかありません。
ご紹介したような方法を是非実践してください。
最悪病気になってしまう可能性があることを考えると、
耐え続けるより転職する選択を選ぶ方がはるかに賢い選択のはずです。