
「仕事を辞めたいけど言えない・・・」
その悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
ズバッと「辞めます!」なんてなかなか言えないですよね。
慢性的に辞めたいと思っており、長い間言い出せずに悩んでいる方もいるはずです。
仕事を辞めたいと思っているのに、
なぜ、「辞めます!」と言えないのでしょうか。
【仕事を辞めたいと言えない理由】を考えていきながら、
あなたの悩みを解消する解決策について解説していきます

1.仕事を辞めたいけど、言えない本当の理由
「毎週、月曜日になると必ず憂鬱になる」
「休日に楽しく過ごせていても、次の日の仕事が頭をよぎると急にブルーに…」
「通勤途中に胸が苦しくなる…」
このように仕事を辞めたいと思いながらも言えない状況で苦しんでいるのは、
あなただけではありません。
仕事を辞めたいのに言えない。
そんな状況で苦しんでいる方は非常に多いです。

出典元:PR TIMES
このアンケートによると、
約9割近い方が「会社=仕事」を辞めたいと思ったことがあるようです。
そして辞めたいと思いながらも言えずに悩んでいる方もほぼ同じ割合。
先ほどのアンケートは、結局辞めたいと思いながらも続けている人たちだからです。
辞めたいと思っていても「辞めます!」と言えていないということに。
多くの方が、辞めたいと思ってもその気持ちを伝えることができていません。
仕事を辞めたいと思い続けているのに、
なぜ、言えないのか。
「上司が怖くてなかなか言えない…」
「自分が抜けると周りの人に迷惑を掛けてしまう…」
「家族、親をガッカリさせてしまう…」
「社内の人と気まずくなるのが…」
といった理由もあるでしょう。
しかし、多くの方が言えない本当の理由は上記の理由以外にあります。
1-1.仕事を辞めたいと言えない理由は現状を変える勇気がないから
「仕事を辞めたい」と思いながらも、
言えない、踏み出せない理由は・・・
現状を変える勇気がないからです。
簡単に言うと、辞めた後の未来を鮮明にイメージできていないのです。
辞めた後、どうすればいいのか?という先の展望が描けない状態であれば、
その先の生活が不安で一歩踏み出せないでしょう。
辞めたい、辛いと思いながらも現状なんとか生活できてしまっている。
そのため、「辞めたい」となかなか言い出せないのです。
「仕事を辞めたい!」その気持ち以上に、
現状の変化を望まない、もしくは受け入れられないということでしょう。
「仕事を辞めたい!」けど、言えない…という人は、
現在>未来
という結果に落ち着いてしまっているのです。
少し尖った言い方になっていたかもしれませんが、
今を重要視するのは決して悪いことではありません。
むしろ、真っ当な判断と言えるでしょう。
だからと言って、言えないまま悩み続けるのが正解なのでしょうか?
私はそうは思いません。
最近、仕事に関する悩みが原因で病気を患ってしまう方が増えています。
(うつ病など。)
辞めたいと思いながらも言えないままで我慢していたら…
最悪のケース、ストレスが蓄積し病気を患ってしまうかもしれません。
仕事のストレスと病気の関係は想像以上に密接です。
<うつ病になった主な原因は?>

出典元:株式会社ユーツープラス 「うつ病当事者への500人アンケート調査」
見ていただければ分かるように原因の上位3位は全て仕事関係。
蓄積していったストレスが限界を超えれば・・・
本当の病気になってしまうかも。
それだけは絶対に避けたいところ。
仕事は健全に生活するための1つの手段ですからね。
つまり、現在の
「仕事を辞めたい!」という悩み、
「辞めたいけど、言えない!」という悩みを放っておくわけにはいかないのです。
(悩みが深刻な方は特に!)

2.「仕事辞めます!」と言えない方必見!たった2つの解決策
言えない状況を解消するための解決策はたったの2つです。
順番にご紹介していきます。
2-1.【解決策その1】転職先を見つけてしまう!
先ほど言えない理由を、
辞めた後、どうすればいいのか?という不安な気持ちから踏み出せない。
とお伝えしました。
逆に言うと、言えるようになるためには、
辞めても後悔しないような準備ができていればOKなのです。
つまり、転職先を見つけてしまえば問題ありません。
転職先さえ決まれば、
・生活に対する不安
・周囲(家族や親)からの心配。
がなくなりますし、辞める覚悟がかなりつきます。
しかもかなり言いやすくなります。
「転職先が決まったので辞めます!」というような感じです。
今の状況が例え辛くとも心身共にある程度健康な状態なのであれば、
給料を貰いながらじっくりと転職先を探しましょう。
注意点としては、転職活動していることが会社の人にバレないようにすること。
バレずに転職活動を行うのは少し難しいかもしれませんが、
会社の人にバレてしまうと辞める際にどうしても角が立ちやすくなってしまいます。
会社側から考えるとあまりよろしくないかもしれませんが、
転職先を探しながら仕事を続けることで少し「心に余裕が生まれる」というメリットも。
精神的に気持ちが前向きになります。
これは、私の実体験です。
少し先の未来のために行動することで徐々に気持ちに余裕が生まれます。
騙されたと思って転職先を探してみてください。
その他にも、「状況が変わる可能性がある」というメリットもあります。
だいたい転職先がみつかるまでに2~3カ月。
会社に所属していると2~3カ月の間に様々なことが起きるでしょう。
もしかしたら、心に少し余裕が生まれている状態だと。
あなたが仕事を辞めたいと思っていた問題が解決する可能性も無いとは言い切れません。
転職先の探し方については、
下記の記事でご説明していますので参考にしていただければと思います。
<【2021年最新版】利用者から評判が良い転職サイト6選!!>
転職先を探すには、
上記の記事でもご紹介している「転職エージェント」というものを使うのも効果的です。
転職エージェントの活用方法を解説しているこちらの記事も是非併せてご参考に。
<元社員が語る転職業界の全裏事情と絶対に損しない為の活用法>
2-2. 【解決策その2】辞めたいと思う理由に向きあう!
辞めたいと思いながらも、
言えない方はもしかしたら、
「辞める、辞めたいと思う理由が明確でない」可能性があります。
漠然と、
「仕事がいや」
「周りに気を遣うのがしんどい」
という状態だと、
辞める決意がブレてしまいがちです。
そもそもなぜ、仕事を辞めたいと思うのか?
・人間関係なのか
・仕事内容なのか
・勤務条件なのか
・労働環境なのか
人それぞれ理由は様々でしょう。
その理由をより明確にすることで、
「なぜ、自分はこの会社を辞めるのか」
ということが見えてきます。
理由を明確にするためには、
より深く理由と向き合い追究していかなくてはなりません。
「仕事がいや」
「周りに気を遣うのがしんどい」
ではなく、
「上司に対する報告業務がしんどい」
「○○さんに嫌われていような気がするため会話する時にすごく気を遣う」
「残業時間が多く体力的にしんどい」
など、できる限り具体的な理由を掘り出していくことです。
紙とペンを用意して、
できる限り書き出していくのが効果的です。
悪口でもなんでも。
あなたの不満をぶちまけていきましょう。
これをやると、結構頭と気持ちがスッキリします。
「自分は何に悩んでいるのか」
「何が不満で会社を辞めたいと思っているのか」
が鮮明に見えてきます。
その作業をしていく中で、
「この会社をやめて自分はどうしていきたいのか」
「どういった働き方をしたいのか」
が見えてくるでしょう。
不満や、悩みを解消するための解決策が見えてくるかもしれません。
もしかしたら、辞めたいと思う気持ちが弱くなっているかもしれません。
明確な理由を把握できることで、
・誰かに相談する時により明確なアドバイスが貰える
・原因を把握できることで、気持ちに余裕が生まれる可能性がある
と言ったように、問題を解決する糸口が見つかるかもしれません。
ちなみに、「辞めずに続けましょうね」ということを伝えたいわけではないです。
明確な理由が分かれば、
逆に…
ステップ1「あ、自分はこういう理由で辞めたいのか」
ステップ2「これは、絶対に辞めた方がいいな」
ステップ3「よし、辞める意思を伝えよう」
と、いったように決意を固めることができるようになります。
辞める理由を追究する前に比べて、
圧倒的に「辞めます!」と言える状態になっているでしょう。

3.次の環境で満足するためには?
最後に、
「仕事を辞めます!」と伝え転職される方のために。
「転職して満足するために、どうすればいいのか」という内容をお伝えしていきます。
転職経験者1,200人を対象にしたアンケートを載せておきます。
出典元:マイナビNEXT

転職して満足だと感じている方は6割以上となかなか高い数値。
個人的に、
「意外と多くの人が転職して成功しているという事実」
に驚いています。
当然その一方でやはり、転職して不満を感じている方が中にはいらっしゃいます。
この違いは何なのか!?
アンケートの結果によると、
「転職先を選んだ理由」にその違いがあるようです。
給与、休日、休暇など待遇や条件面を重視した層は、
転職先で満足度が低いと感じる割合が高いようです。
反対に、会社の業績や会社の安定性、興味のある業界や仕事内容など、
自分の希望を重視した層は満足が高いと感じる割合が高いようです。
月並みかもしれませんが、
・やりがいを持てる
・前向きに取り組める
・将来性を感じられる
などの気持ちを持てる環境が仕事をするうえで一番大切なのでしょう。
そう思えるためには何が自分にとって、
一番なのかじっくり考えて転職先を探すのがいいのかもしれません。
やはり何事においても、
今後の人生のビジョンを描くことが大切なのでしょう。
待遇面も当然大切です。
しかし、目先のことにこだわりすぎていては同じ過ちを繰り返してしまうかもしれません。
みなさんが満足のいく環境で働けることを願っています。
4.まとめ
「辞めたい!」と言えない苦しみ。
そこから解放されるためには、
・転職先を探す
・辞める理由に向き合う
この2点が大きなカギとなってきます。
転職先を探される方は転職して後悔しないためにも、
今後、どうなっていきたいかを踏まえて考えることをお忘れなく。