
脱フリーターを目指し、正社員として就職したいと考えているものの、
「フリーターの自分が本当に就職できるのか」
「どんな方法で行動すればいいのか分からない」
など、なかなか一歩踏み出せていない方が大半なのでは?
中には一度行動に移して挫折してしまった方もいるでしょう。
しかし、結論から言えば真剣に取り組めば希望の就職を実現させることは十分可能。
自分に自信が持てない気持ちは分かりますが、
行動に移さない限り何も変わりません。
このままフリーターを続けたくないのであれば今すぐ行動に移しましょう。
フリーターの方が正社員としての就職を実現させる方法を解説していきます!

1.フリーターから正社員に就職するのは不可能ではない
「本当にフリーターの自分が就職できるのか?」
と半信半疑な方が多いとは思いますが、
冒頭でお伝えしたようにフリーターの方が就職するのは決して不可能ではありません。
むしろ、十分可能です。
【フリーターから正社員への転職状況・フリーター期間別】

このデータは正社員への就職率をフリーター期間別に表したもの。
当然、フリーターの期間が長くなればなるほど就職は厳しくなっていきますが・・・
それでも多くのフリーターの方が正社員としての就職を実現させています。
フリーターの期間が3年を超える方であっても就職率は半数近く。
このデータを
「半数近くの人が就職できないのか・・・」と見るのか、
「半数近くの人が就職できるのか!」と見るのかは人それぞれかもしれませんが、
正社員として就職するのは決して不可能でないことは分かっていただけるはず。
フリーターが1000人いればフリーター期間が3年を超えていても、
489人は正社員への就職を実現させているワケですからね。
自分の頑張り次第で十分就職できそうな気がしてきませんか?
だからと言って、
「可能性は十分あるしもう少し経ってから行動に移せばいいか」
となるのだけは絶対にNG。
データが示していたように早く行動に移した方がいいのは言うまでもありません。

2.フリーターが就職するための3ステップ
フリーターが就職を成功させるには様々な手段があります。
自力で就職活動を行う方法や就職支援サービスを利用する方法など。
「どの手段を使えばいいのか・・・?」
と悩む方も多いでしょう。
まずは以下の流れでチャレンジしてみましょう。

この順番で進めていけば恐らく就職できるはずです。
これでも無理なら諦めましょう。
ちなみに、この順番はハードルが高い順になっています。
この流れで就職活動を行っていけば例え上手くいかなかったとしても
「まだ、次の手段がある!!」
と前向きに就職活動を過ごしていけるはずです。
「え?最初から簡単な方法を選べばいいのでは?」
となる方もいるでしょう。
経験則でしかありませんが、
最初から楽な方法を選んでもロクなことはありません。
苦労して勝ち取った就職だから価値があるのです。
ましてや今までフリーターとして楽をしてきたのなら尚更。
少しくらい苦労しましょう。
一度自力で活動したダメだったかたも方法が間違っていただけかもしれませんので、
とりあえず上から順番にトライしてみてください。
以下で順番に解説していきます。

3.【手段その1】自力で就職活動する手順を解説
「早く行動に移した方がいいよ!」
とお伝えしましたが、
早く行動に移すというのは何もすぐに就職活動に取り掛かることではありません。
まずは準備に取り掛かりましょう。
学生時代に就活を経験した方ならイメージしやすいかと。
何も準備せず適当に作成したエントリーシート(履歴書)を企業に送っても、
面接までたどり着けるワケがないですよね?
運よく面接までこぎつけたとしても何も準備をしていなければ面接を突破することはできないはずです。
特に準備しなくても雇ってくれる受け入れ口の広い企業もありますけどね。
社員を社員と思わないブラック企業。
人の出入りが激しい過酷な職場環境。などなど良い企業はほとんど無いかと。
↑こんな企業に入りたくないですよね。
こんな企業に入るくらいならフリーターを続けていた方がいいかも・・・
疲弊してボロボロになってこき使われる環境に将来性なんてないです。
ある程度働き続けられる環境でなければ就職する価値はあまりありません。
今までを取り返すという意味でも、
「フリーターだからこそ良い企業に入ってやる!」くらいの気持ちの方が絶対にいいです。
そのために全力で準備に取り組む必要があるのです。
準備の仕方が間違っていれば準備していないのと同じ。
正しい準備に取り組みましょう。
将来のことを真剣に考える。
就職活動のための情報を集める。
履歴書や職務経歴書などの応募書類対策。
面接対策。などなど。
3-1.フリーターが就職するために必要な3つの準備
必要な準備は大きく分けると3つあります。
それが、
1.将来について真剣に考える
2.働く上での覚悟を持っておく
3.就職活動の対策
この3つ。
3-1-1.将来について真剣に考える
今が良い機会だと前向きに捉えて一度じっくり将来について考えましょう。
人生って1回だけしかないですからね。
自分は今後どんな仕事をしたいのか?
どんな仕事だとやりがいを持てるのか?
仕事でどんな成果をあげたいのか?
漠然と企業に入社すると後悔することになりかねません。
やりたい仕事に就けることは稀かも知れませんが仕事で何を成したいのか。
ぶれない信念があれば困難な状況になっても頑張り続けることができます。
そのために自分の仕事においての方向性を考えておきましょう。
それだけなく、
仕事をする上で1番重視することはなにか?
という点についてもじっくり考えてみてください。
給与なのか?
定時で帰れる環境なのか?
福利厚生が整っていることなのか?
など条件的な面。
これは妥協しないために考えておくべきことです。
自分が重要としている条件にマッチする会社に入ることが出来ればなおよし。
ただし、そんな会社に入ることが出来るのは稀なので、
最低限ここだけは譲れないというのを1つだけ決めておく程度にしておきましょう。
譲れない条件を叶えるために就活を頑張る!
というモチベーションにも繋がるので是非考えておきましょう。
最後に、
自分が今後どうなっていきたいのか?
考えておきましょう。
1年後、3年後、5年後、10年後。
どんな人生を歩んでいたいか。
どんなライフステージに立っていたいか。
結婚や子供などプライベートな内容も含めてです。
将来の目標が明確であればあるほどその目標を達成するための行動が具体的になります。
この年齢には給料をこれくらい貰っておきたいだとかそういったことでも構いません。
将来について考えることでまず内定を貰うことがスタートだと理解できるはずです。
そしてスキルを積み重ねキャリアアップしていかないといけないことに気付けるはずです。
そして、クソみたいな企業に就職しても意味がないということが分かるはずです。
3-1-2.働く上での覚悟を持っておく
正社員として働く上での覚悟と心構え。
この2つをしっかり持てていれば、
正社員になってから失敗するリスクを減らすことができます。
自分にとっての良い会社かどうかはある程度続けてみないと判断できません。
覚悟と心構えを持たず中途半端な気持ちで入社してしまうと、
せっかくいい会社に入れても慣れるまでに耐え切れず辞めてしまうなんてことも。
そのため、働き始めてからでは遅いのです。
正直、フリーターの仕事よりも正社員の仕事の方が簡単ということはありません。
ストレスも多く抱えるでしょう。
環境が変わるのは誰でもしんどいものですしね。
働く前から正社員として働く覚悟がしっかりと持てていれば、
そのリスクは大きく軽減されます。
3-1-2-1.<責任感を持って業務に取り組む>
一般社員、管理職など立場に関係なく給料をもらっている以上そこには責任感が伴います。
遅刻をしないなど、勤怠面を意識して仕事をするのは至極当然。
与えられて、指示されたことだけ取り組めばある程度大丈夫なアルバイトなどとは違い、
正社員の場合は自分から主体的に仕事に取り組む必要があります。
「責任感」を持つということが、
働き続けていく中で一番重要なポイントになってくるかと思います。
社畜チックかもしれませんが、
雇ってもらえているという気持ちを少しだけ持っておくといいかもしれません。
3-1-2-2.<向上心を持ち続ける>
採用する会社側から考えると、
入社時のスキルは当然意識しますがそれよりも今後の成長に期待して採用するケースも多いでしょう。
現状の自分に甘んじることなく常に向上心を持ち努力を重ねていくことが大切です。
・苦手な業務にもチャレンジする、
・不足している知識を補う、
・業務効率を上げるために工夫する、
など意識して取り組んでいれば、
自然とやりがいが生まれ充実した毎日を過ごしていけるはずです。
覚悟を持っておくと面接で伝える内容に熱を込めることもできます。
「この応募者は本気でうちの会社で働きたいのか」と思ってもらえるでしょう。
本気の言葉は必ず伝わります。
3-1-3.フリーターのための就職活動講座
就職活動は基本的にこの3本柱。
1.企業選び
2.履歴書・職務経歴書対策
3.面接対策
3-1-3-1.企業選びは転職サイトを活用する!
就職活動のスタートはまず応募する企業を選ぶところから。
企業選びには転職サイトを利用しましょう。
企業選びと聞いてハローワークを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、
ハローワークはあまりオススメできません。
企業からすればハローワークに求人を掲載するのは無料。
かたや転職サイトに求人を載せるには結構なお金が必要です。
一概には言えませんが、
人の入れ替わりが激しく転職サイトに毎回毎回載せていられない。
採用に費用をかけることができない経営状態。
というケースが考えられるからです。
実際、ハローワークはブラック企業が多いと言われています。
それに条件の良い求人が非常に少ないです。
そのため、転職サイトを使って企業選びをしていきましょう。
おすすめの転職サイトは下記の記事でご紹介していますので是非ご参考ください!
<【2021年最新版】利用者から評判が良い転職サイト6選!!>
3-1-3-2.フリーターのための履歴書・職務経歴書対策
応募する企業をいくつかピックアップできたら次は書類選考の対策です。
残念ながらフリーターの場合、
応募書類をしっかり作成できていないと
「書類選考に全然通らない・・・」なんてことになりかねません。
履歴書・職務経歴書はしっかりと作成しましょう。
応募書類の対策については下記の記事で解説しています。
<転職者必見!履歴書で採用確率をアップさせる3つのポイント>
3-1-3-3.フリーターのための面接対策
最後は面接対策。
面接は非常に簡単に言えば、
服装をビシッと決めて身だしなみを清潔に。
姿勢正しく、ハキハキと話す。
話す時は相手の目を見る。(目を見られない・・・という方は鼻先でも問題なし)
質問に対して的確に答える。
↑これが出来ていればだいたい受かります。
書類選考を通過する=企業は採用する意思がある。
ということだからです。
姿勢正しくハキハキと。
話す時に相手の目を見る。
この2点については特に解説しなくても大丈夫ですよね?
面接時の服装については、
<【男女別】面接で好印象な服装まとめ!私服面接のケースまで解説!>
上記の記事を。
面接において身だしなみは非常に重要なので必ずチェックしておきましょう。
身だしなみって面接において結構重要ですよ。
面接は第一印象が8割と言われているくらいですからね。
さて残るは質問に対する対策。
一般的な質問については是非下記の記事をご参考に。
<初めての転職でも安心!面接で頻出の質問一覧と評価を上げる逆質問!>
しかし、フリーターの場合はそれだけでは不十分。
「なぜ、フリーターになったのか。」
この質問がやってくるからです。
「なぜ、今まで就職してこなかったのか?」
「フリーターの期間は何をしていたのか?」
など、フリーター期間に関する質問が来る可能性は非常に高い。
それらの質問に対して即答できない。
もしくは、正直に
「就活に失敗したから」なんて答えれば間違いなく落ちます。
だからと言って、
「家庭の事情で・・・」
「家計を助けるために・・・」
など嘘はつかなくてOK!というか嘘はダメ。
フリーター期間という過去の事実は変えようがないので気にする必要はないのです。
大事なのはこれからの未来ですからね。
フリーターの期間を後悔しておりその期間で気づけたことがあった。
甘えていた自分を変えたくて正社員として必死に頑張っていきたい。
簡単に言えばこんな感じです。
正社員になりたいと思った気持ちを正直にぶつければいいのです。
もう少し具体的に言うと・・・
大学時代に就活していたのですが、
将来のことを真剣に考えておらずただ漠然と応募していただけでした。
当然どの企業からも内定が貰えず、もう一度就活する気力が持てなかったためフリーターに。
しかし徐々に今の状態に焦りを感じ、
このままでは駄目だと思い真剣に将来のことを考え始めもう一度就活を開始させました。
今まで甘えていた分を取り返すために必死で働いていきたいと考えています。
文章が拙くてすいません・・・
フリーターの期間があったから前向きに必死で頑張っている。
その思いを伝えましょう!!

4.【手段その2】就職支援サービスを活用する!
「自力で就職活動を頑張っても無理だった・・・」
そんな場合でも落ち込む必要はありません!
次はプロの力を借りましょう!
それが就職支援サービスを活用する手段!
当然、利用は無料ですのでご安心を。
就職支援サービスを活用することで、
就職成功率が非常にUPします!
就職支援サービスとは各サービスに特徴はあるものの、
基本的には以下のようなサービスを行ってくれます。
・プロのコンサルタントが就職活動のサポート
・就職するにあたっての悩みを相談できる
・適正や働く上での希望を考慮し会社をピックアップしてくれる
さらっと簡単に言うとこんな感じです。
まさに手取り足取り。
面倒な履歴書などの応募書類。
不安な面接。
これらについてもプロが丁寧に解説してくれます。
というワケで、
オススメのフリーター専門の就職支援サービスを3つピックアップしました!
各サービスの特徴をご説明していますので、
是非自分に合ったサービスを利用してみてください。
4-1.【全ての20代にオススメできる「JAIC」】

まず、ご紹介するのはJAIC(ジェイック)です。
オススメの理由はなんといってもその信頼性と実績です。
ジェイックは厚生労働省の審査に合格した有料事業者であり、
就職支援実績14000名以上と実績も申し分ありません。
(有料事業者は18000社以上ある内のわずか42社しか認定されていない。)
不安に感じがちなビジネスマナーや、
自分に合った会社の選び方などのセミナーが開催されており、
サービスの手厚さが素晴らしいです。
就職率80%以上はダテじゃありません。
東京・千葉・神奈川・埼玉・愛知・大阪・福岡・宮城
↑にて無料の説明会が実施されているので近隣の方は是非利用してみてください!
※利用できるのは20代限定。
リンク先:JAIC
4-2.【首都圏で働きたい方は「ハタラクティブ」】

続いてご紹介するのは、ハタラクティブ。
サービスアリアは、東京・神奈川・埼玉・千葉のみですが、
逆にこのエリアで就職を考えている方は利用しない手はないです。
エリアを絞っているにもかかわらず、
支援実績が40000人以上と実績が飛び抜けているからです。
しかもしっかりと、
5年、10年後を見据えた仕事選びの方法を教えてくれます。
また、ハタラクティブだけが抱えている非公開求人というものを保有しています。
一般の求人には載っていない求人であり、多くの会社の中から選ぶことができるのです。
首都圏にお住まいの方には1番オススメのサービスです。
※利用できるのは20代限定。
リンク先:ハタラクティブ
4-3.【ブラック企業遭遇率0%「ウズキャリ」】

最後にご紹介するのは、ウズキャリ。
このサービスの特徴はなんと言ってもブラック企業を排除している点。
スタッフが直接、会社へ足を運び
・離職率は高くないか
・社会保険は完備されているか
・入社した人から悪い評価を受けていないか
・その会社は若手の成長にふさわしい環境か
など厳しくチェックしています。
基準をクリアしていない企業は紹介しないというスタンスを徹底しています。
その結果が定着率93%以上という実績につながっているのでしょう。
就職先で長く頑張っていきたい方は是非!!
※利用できるのは20代限定
リンク先:UZUZ

5.【手段その3】最後の砦!派遣会社を活用する!
就職支援サービスを利用しても希望する就職を実現できなかった場合。
又は就職支援サービスを利用できる年齢でなかった場合。
安心してください!最後の砦がまだ残っています!
それが派遣会社を活用する方法。
5-1.派遣会社を活用する方法をレクチャー!
ただ闇雲に派遣社員になっても意味はありません。
結局は同じ非正規社員ですからね。
派遣社員として就業しながら力を蓄えていきましょう。
それは経験と武器です。
言葉は簡単ですがそれを手に入れるのは至難の業。
経験と武器を手に入れる方法は、
派遣社員として経験を蓄えながら資格を取得する。
これが1番効率的。
自分が将来就きたい仕事と関連性のある仕事に就くようにしましょう。
同じ非正規社員ですが、
派遣社員はフリーターだと中々就くことができない仕事に比較的簡単に就くことができます。
例えば事務職を目指していて頑張ったけど就職できなかった場合。
派遣社員として事務職を経験しその後正社員を目指せばいいのです。
派遣社員が比較的仕事に就きやすいのは派遣会社への登録がイージーだからです。
派遣会社からすれば、人材はそのまま派遣会社の売上に。
ある程度年齢が若ければ、
よほどのことが無い限り無下にされることはないでしょう。
でもそこはケースバイケース。
こちらが派遣会社を利用してやればいいだけのハナシです。
派遣社員として経験を積みながら業務に関連する資格取得に励みましょう。
事務職希望であれば日商や秘書検定など。
お伝えしてきたようにどんな仕事に就きたいかイメージできていれば、
業務に関連する資格がどういった資格なのか把握できているはずです。
業務に関連する資格を持っているだけでは資格はあまり効果を発揮しません。
一般的には実務経験ありきです。(難関な資格は当然別)
しかし、派遣社員として実務経験を持っていれば資格が強力な武器となるでしょう。
経験と武器が手に入れば選考において非常に有利になります。
その両方が手に入ったら、
派遣社員として働きながらもう一度正社員雇用を目指すために就職活動をしましょう。
志望企業から内定が貰えたタイミングで派遣会社から離れればOK.
派遣会社のちょっとした活用方法は、下記の記事で解説しています。
<元社員が語る転職業界の全裏事情と絶対に損しない為の活用法>
上記の記事では解説していませんが、紹介予定派遣という働き方もオススメ!
紹介予定派遣とは簡単に言うと、
派遣社員として働きながらゆくゆくはその派遣先で正社員として雇用される仕組み。
働きやすい職場環境であれば、そのままそこで正社員として働ける魅力的な仕組みです。
しんどい環境であれば別の派遣先に行けばいいというありがたい面も。
大抵の派遣会社は、
紹介予定派遣の仕事も抱えているので興味のある方は是非利用してみてください!
6.まとめ
理想を高く持ちすぎていない限り、
ここで解説した通りに実践すれば必ず正社員として就職できるはずです。
この3つの手段で無理なら就職するのは諦めましょう。
もしくはブラック企業に飛び込みましょう。