「人と接する仕事」に就いている方であれば、
接客マナーを向上させたいと考えている方が非常に多いのではないでしょうか？

しかし、どうやって身に付ければいいのかなかなか分かりにくいモノ。
そこで今回は接客マナーを今よりも向上させるための方法を漏れなくご紹介。

実は転職や就職の場でも重視されている接客マナー。
一度身に付けておくことで仕事以外にも様々な場面で役に立ってくれるでしょう。

人と接する仕事に就いており、
自分を高めたいと考えている方は是非参考にしてください。

1.接客マナーに明確な答えはない

マナー（礼儀作法）というのは、ルール（規則）と違って明確な基準がありません。
こうすれば絶対に相手に、
喜んでもらえる、快適に過ごしてもらえる、というのがないからです。
感じ方は人によって違いますよね。

例えばあなたがどこかのお店を利用した時に、
この人は良い接客をするな。
と感じるポイントは周りの人とは違うはずです。

しかし悪い接客というのはある程度多くの人に共通しています。
例えばコンビニでレジの店員がボサボサの頭髪で、
言葉遣いが丁寧でなければ「悪い接客だな」と感じますよね。

これが飲食店だと二度と利用したくないと思いませんか？

マナーはルールとは違うとお伝えしましたが、
接客マナーにもルールと同じように最低限必ず守らなければならないものはあります。
それは、先ほどの例に挙げたような挨拶や立ち振る舞い、身だしなみ。
恐らく仕事場にてマニュアル化されているものがあるでしょう。

それらの最低限の基準を守れていない場合は多くの人からして、
悪い接客マナーだと評価されます。
それはどんな職場でもどんな職種でも共通です。

稀にマニュアルを守ることが良い接客だと勘違いしている人がいますが、
マニュアルを守るというのは最低限のレベルです。

人と接するという礼儀作法において明確な答えはありません。
相手の立場に立ってその人に合ったその場所に合った接客。
それが良い接客マナーです。

そんな良い接客を受けるとまた利用したいと思いますよね？

悪い接客と良い接客はそれほどまでに大きな違いが出てきます。

 2.飲食業界やホテル業界以外でも重要視されている接客マナー

もしかしたら接客マナーと聞くと、
飲食業界やホテル業界、サービス業界で必要なスキルだと思っていませんか？

実はそんなことは全くありません。
「人と接する仕事」に従事している全ての方に必要なスキルなのです。

相手を思いやり、
相手を気遣える、相手に良い印象を与える。
↑これってどんな仕事でも大切なことですよね。
接客マナーを身に付けていればクレーム対応だって怖くなくなるでしょう。

接客マナーは、
一度身に付けておけば自転車の乗り方と同じで忘れることは決してありません。

間違いなく自分の今後のためになる接客マナーを向上させる方法として、

・接客マナーが向上するオススメの本
・接客マナーが向上する研修・講座
↑この2つを中心にご紹介。

そして、折角身に付けた接客マナーをアピールするべく、
・接客マナーをアピールするための資格・検定
まで接客マナーについて漏れなく解説していきます。

 3.接客マナーが向上する！おすすめの本3選！！

接客マナーを向上させてくれるおすすめの本は、
1.心をつかむ接客マナー
2.正しい接客マナー（仕事の基本）
3.世界一のサービス
↑この3冊！

解説付きでご紹介していきます。

 3-1.心をつかむ接客マナー

＜著　者＞
高岡　よしみ
＜出版社＞
PHP研究所
リンク先：Amazon

接客マナーを向上させるためのノウハウはもちろんのこと。
敬語や名刺交換、電話応対など、
基本的なビジネスマナーについてまで丁寧に解説してくれています。

接客についての考え方だけでなく、
実践的な内容が網羅されているので非常に読みやすかったです。
この本に書いてあるマナーを身に付けることが出来れば、
様々なビジネスシーンで活用できること間違いなし。
販売職やサービス業だけでなく営業職の方にもおすすめできる1冊。

 2-2.正しい接客マナー（仕事の基本）

＜著　者＞
インソース
＜編　集＞
船橋　孝之
リンク先：Amazon

接客業初心者の方から管理職の方まで幅広い層にオススメなのがこの「正しい接客マナー」
販売員、飲食業界向けに書かれている内容が多いですが、
あいさつ・クッション言葉から基本的な文章の書き方やクレーム対応の方法まで。

余すところなく網羅されているので、
「人と接する仕事」に就いている方であれば誰が読んでもタメになるはず！
イラストが多く分かりやすく、すぐに役立つ内容が多いので読書が苦手な方でもストレスなく読んでいただけるでしょう！

2-3.世界一のサービス　十年前のお客様を忘れない

＜著　者＞
下野　隆祥
＜出版社＞
PHP研究所
リンク先：Amazon

まっすぐなタイトル。そして興味をそそるサブタイトル。
そこに惹かれて思わず読んだ本ですが、
「そりゃそのタイトル付けられるよね」
と思わず納得するくらい素晴らしい内容でした。
普段自分が自信を持って行っている接客マナーが崩れるかもしれません。

本当の接客とは？本当のサービスとは？
様々な仕事に役立つノウハウが満載ですが、
特にサービス業に従事している人には必ず読んで欲しい一冊です。

 4.接客マナーを向上させる！接客マナー研修！！

「接客のプロから直接指導してほしい」
と考えている意識の高い方も多いはず。

接客マナーの研修は少しハードルが高いように感じがちですが、
法人向けだけでなく、個人向けに実施している研修も多く気軽に受けることができます。

実際に研修を受けた方からの評価が高かった研修をピックアップしましたので、
興味のある方は是非参加してみてください。

 4-1.NPO法人日本サービスマナー協会

リンク先：NPO法人日本サービスマナー協会

名前から信頼性が伝わってくるレベル。
接遇研修や電話応対、クレーム応対から敬語や話し方講座まで、
実施している研修の幅の広さは随一です。

接客マナー全体としてではなく、
自分が高めたいスキルを狙って受講できるのがありがたい点。
階層別や業種別に必要な研修をまとめてくれているので、
今の自分には何が足りないのか。
サイトを訪問しただけである程度見えてくるかもしれません。

料金は決して安いものではありませんが、
多くの有名企業が取り入れた研修を受講することで確実にスキルアップが望めるでしょう。
本気で接客マナーを学びたい方は是非とも利用してみてください。

 4-2.株式会社インソース

リンク先：株式会社インソース

社員研修・教育研修に定評のある株式会社インソースが実施している研修です。
非常に実績が豊富であり、
接客マナー研修だけでなく、様々な研修において受講者からの評価が非常に高い。

接客マナー研修では、
マニュアル重視ではなく現場において重要な「機転のきく接客」など。
実際の現場で役立つ内容が多く翌日から早速取り入れることができるでしょう。

札幌・仙台・東京・名古屋・京都・大阪・広島・福岡と各地で開催されている他、
eラーニングで受講することも可能であり全ての人が参加できる研修となっています。
信頼と実績に裏打ちされた研修は必ずや自分の糧となるでしょう。
接客業務に携わっている方は是非受講してみてください！

 5.身に付けた接客マナーをアピール！検定を取得しよう！

実は最近この接客マナーの検定が結構注目されてきています。
例え社外の人と関わりの少ない仕事であっても社内の人と円滑に業務をするには、
「人と接するスキル」が必要不可欠だからです。

検定を持っておくことで今後もし転職する場合などに役立つこと間違いなし。
仮に転職しなくても頑張って培ってきたものが「形」になることで、
一つの達成感を得ることができるでしょう。
余裕のある方はご紹介する検定取得を目指して頑張ってみてください。

 5-1.接客サービスマナー検定

リンク先：NPO法人日本サービスマナー協会

先ほどご紹介した日本サービスマナー協会が主催している検定試験。
3級・2級・準1級・1級と4つのレベルで構成されています。
2級のレベルでも航空業界やホテル業界で求められる基準と、
難易度は少し高いかもしれませんが取得しておくことで、
様々な状況に対応できる能力を持っているとアピールすることができるでしょう。

検定の勉強をするだけでも基本的な接客能力を学ぶことができるので、
自分の力を試してみたい方は是非チャレンジしてみてください。

 4-2.サービス接遇検定

リンク先：公益財団法人　実務技能検定協会

公益財団法人・実務技能検定協会が主催している検定試験。
先ほど同様、3級・2級・準1級・1級と4つのレベルで構成されており、
難易度で言えばこちらの方が少し易しいかと。

接客サービスマナー検定と少し違う部分は、
サービス業に対する心構えや対人心理の理解といった内面について重きを置かれている点。

検定を取得することができれば、
本当の接客マインドを持っていることを証明することができるでしょう。
専門的な内容を身に付けることができるため、
一歩踏み込んだ接客を身に付けたい方におすすめの検定試験です。

 6.まとめ

接客マナーの持つ範囲は非常に広く、
業務の中で学ぶのはなかなか難しいもの。

ご紹介したようなノウハウが詰まった本から学ぶ。
直接プロから学べる研修。
といった方法で自分の接客マナーを向上させていきましょう。
頑張って身に付けたスキルは、
検定でアピールすることもできます。
余裕のある方はそちらもチャレンジしてみてください。