マナー・接客面接

一度読めば完璧!集団面接の入室から退室までのマナーを徹底解説!

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集団面接を受けられる方、
正しいマナーってご存知ですか?
集団面接は個人面接と違い、どうしても他の学生と比べられてしまいます。
そのため、面接マナーができていないとそれだけで周りの学生に差を付けられてしまうかも知れません。
つまり、できていないだけで印象が悪くなってしまいます。

ここでは、周りの学生に差をつけられないために
「集団面接におけるマナー」について解説していきます。
また、集団面接で他の応募者と差をつけるためのコツや、
ポイントについてもご紹介していますので、集団面接に臨む前に是非確認してみてください。

1.集団面接におけるマナーについて

冒頭でもお伝えしたように集団面接は個人面接とは勝手が違うため、
マナーが出来ていないと他の学生と差がつきます。
出だしからつまずかないためにも「正しいマナー」をここでしっかり身につけておきましょう。

集団面接は面接室に入る順番によって行うべきマナーが変わります。
どの順番になっても正しいマナーができるように全てに目を通しておいてください。

1-1.入室時のマナー(1番目)

入室を促されたらドアを軽く3回ノックし、
「どうぞ」と言われてから「失礼します」と応えドアを静かに開けます。
入室しつつドアノブを次の人へ譲り目礼する。

ポイント!

「ドアの開け方」「声」「後ろの学生への配慮」の3つに気をつける

次の人がドアノブを引き継いだことを確認したら入室します。
面接官に向かい直立してもう一度元気よく「失礼します」と言って、一礼しましょう。

1-2.入室時のマナー(2番目以降)

前の人からのドアノブの引継ぎをし、
(引いて開けるタイプのドアか、押すタイプのドアかによって異なってくる)
そのあとは、最初の人と同様に入室します。元気よく「失礼します」と言って、一礼します。

ポイント!

前の人の動きをしっかり見ながら対応し、前の人からドアノブを引き継ぐ

最後の人は「失礼します」と言ったあと、
面接官の方にお尻を向けないよう斜めに立ちドアをゆっくり静かに閉めたら、振り返って、改めて礼をします。

1-3.入室後の流れ

入室したら、先頭の人から順に奥の席に行きます。
自分の席に行ったらすぐには座らず、
立ち位置は入口に近い方の席の横に立って、全員が入室するのを待ちましょう。
このとき荷物などは床に置き手に何も持っていない状態で姿勢よく待機します。

全員が入室したら、
面接官の「座ってください」等の声かけを待ってから静かに着席しましょう。

<面接中>

他の学生が話しているときも気を抜かず姿勢を正しておきしょう。
面接官は話していない学生もしっかり見ています。
全員の話しを真剣に聞いて、自分のアピールをしっかりとしていきましょう。

1-4.退室時のマナー

面接官から「以上です」「終わりです」等終了の合図があったら、
椅子の横に立って全員で「ありがとうございました」と挨拶をします。

基本的にはドアに近い人から退出するので、
奥から順に座っていれば、最後に入室した人から退出することになります。
もし、入室した順に退出し始めたら、周りの流れに乗って、退出しましょう。

最初に退出する人は、ドアが閉まった状態で面接官の方を向いて「失礼します」と挨拶し、
振り向いてドアを開け、退室する際にもう一度振り向いて礼をしてから、退出します。
ドアが勝手に閉まってしまう場合は、次の人が挨拶し終わるまでドアを開けて待っていてあげましょう。

2番目以降の人は「失礼します」と挨拶をしてから礼をして退出します。
次の人への配慮は忘れないようにしましょう。

最後の人は挨拶をして礼をして退出した後、静かにドアを閉めます。
このときもドアを閉める際、面接官にお尻を向けないように注意しましょう。

<退室後>

退室した後は指示に従って行動しましょう。
緊張から解放されて、つい同じ面接を受けていた人たちと話してしまいがちですが、
面接が終わったからと言って気を緩めてはいけません。
会社を出るまでは私語がないように気をつけましょう。

~知っておこう!~

<お辞儀の角度>
一礼もお辞儀の角度で異なってきます。
15度会釈、30度敬礼、45度最敬礼と言われています。
面接が始まるときの礼は30度で終わりは、45度です。

<座り方>
椅子の3分の2くらいに腰掛けます。
手の置く場所は男性の場合、
着席したら左右の手を軽く握り、左右の膝と太ももの間にそれぞれ置きます。
女性の場合は、両手を重ね、膝と太ももの間に置きます。
足幅は、男性は肩幅程度に開き、女性は膝と太ももをくっつけるようにしましょう。

2.「身だしなみ」で他の応募者と差をつける!

「他の応募者と差を付ける」もっと言うと、
「面接で合格する」には「身だしなみ=第一印象」が非常に重要になってきます。
面接は第一印象が8割と言われているくらいです。
良い第一印象を与えることができれば、
他の応募者に差をつけることが可能になります。

ちなみに、人の第一印象は最初の10秒間で決まると言われています。
その10秒間で良い印象を与えるためには、
身だしなみで「清潔感やフレッシュさ」の演出及び、「表情」が大切になってきます。

表情に関しては、明るく、相手の目線を見て話すことを心がけていただければ基本的には大丈夫です。
第一印象を決める大きなポイントである身だしなみについてご説明していきます。

男性、女性とも清潔感やフレッシュさを演出することが大切です。

男性、女性別に簡単にご説明していきます。

<見た目:男性>

・髪色は黒髪が基本であり、長髪は絶対にNG。
重要なのが横髪と前髪です。
横髪は、耳にかからないくらいがすっきりとした清潔感のある印象を与えます。
前髪は、眉上くらいなら問題ありません。
サイドにしっかり流すとおでこに光が当たり明るい印象になり、さわやかに見える効果があります。

・ヒゲは必ず剃り、眉毛もしっかり整える。
細すぎる眉は良い印象を与えないので注意しましょう。

<見た目:女性>

・髪色は男性と同様、黒髪が基本です。
ロングの人はアップにしてスッキリとした印象を持たせましょう。
また、より女性らしさを感じさせるハーフアップもいいです。

※ゴムやピンは黒や茶色で目立たせないようにして下さい。

ショートの人は頬やおでこに光を集められるよう髪を耳にかけて、ピンで止めるといいです。
前髪はピンで止めて崩れないようにするか、横にわけてスプレーで固めるといいでしょう。
面接中に髪が気になって触ってしまうことがないように気をつけましょう。

・メイクはナチュラルで清楚なメイクを意識してください。
眉毛は顔の印象を7割決めると言われています。
髪色に近い色でナチュラルな太めの眉が理想です。

<スーツ>

自分の体型に合ったものを着用し、
黒、紺(濃紺)、ダークグレーで無地のスーツにしましょう。
(派手すぎる色や、柄のあるものはNG)
シワやほつれ、汚れはないか必ずチェックしておくようにして下さい。
男性のネクタイは派手ではないシンプルなものを選びましょう。

<カバン>

スーツに合った色で、A4サイズの書類を折らずに入れられる大きさのものにしましょう。
また、床に置くことが多いため床においたときに立つものにすると便利です。

『清潔感・健康的・機能的』この3つに気をつけてしっかりと事前に準備をしておきましょう。

3.集団面接と個人面接4つの違い

当然ですが、集団面接と個人面接では大きな違いがあります。

その「違い」を理解できているかどうかが面接当日に大きな「差」となって表れてきます。
ここでは、集団面接と個人面接における違いにどう対応していけばいいのかについてお伝えしていきます。

①持ち時間が短い

集団面接も個人面接も面接の時間は20分~30分です。
集団面接はだいたい4~6人で受けることが多いです。
30分で6人だとすると1人の持ち時間は単純計算で5分です。
プラス質疑の時間や、入退室、面接官のコメントの時間を考慮するとさらに少なくなります。

そのため、質問に対する返答はより、
コンパクト要点を絞って答えなくてはなりません。

「個人面接と同じ内容で答えればいいや」という考えは絶対に捨てておいてください。

②1度の失敗が命取り

持ち時間が少ないため、深堀りされることはあまりないでしょう。
ホッとするかもしれませんが、深堀りされないということはチャンスが1度きりということです。
個人面接は1人なので1度や2度のミスは挽回のチャンスがあります。
しかし、集団面接はそういう訳にはいきません。
面接官の質問を一言一句聞き逃さず、ベストな答えをする必要があります。

③他の学生のアピールが耳に入る

例えば、「インカレでベスト4に入りました」など、
実績の凄さに気圧され、平常心でアピールできなくなる人がいます。

他の学生の発言が気になって気持ちが揺れたり、焦ったり…してしまう方も多いと思います。
個人面接であっても他の学生の中には「話が上手い学生」や「凄い実績の持ち主」はたくさんいます。

そういった学生と同じ場で面接を受けられることをラッキーだと思いましょう。
しっかりとその学生の話を聞いていれば参考になる点はかなり多いはずです。
話しているときの「間」や「抑揚」はその面接の場でも取り入れることができるはずです。

④他の学生について意見を求められる

これはグループ面接独特の質問ですが、
たまに「あなたの右隣りの方のアピールに対して、
印象に残った点と、改善するべき点を教えてください」
と他の学生のアピールに対して意見を求められることがあります。

ここで厄介なのが、1つは他の学生のアピール内容を覚えておかなければいけません。
もう1つは、どのタイミングでどの学生について言われるか分かりません。
また、人数が多ければ多いほど困難です。全員の概略だけでも覚えておく必要があります。

以上の4つが集団面接と個人面接の大きな違いです。
個人面接に慣れている方は特に同じ気持ちで挑まないように気をつけて下さい。

3-1.集団面接における心構え

【仲間意識を持つ】

どうしても他の学生が気になってしまうのが集団面接です。
だからといって、ライバル意識をしたり、敵対視する必要はありません。
精神論になってしまいますが、
ライバル意識ではなく、仲間意識を持つようにしましょう。
そうすることで、
他の学生が良い答え方をした場合でも余裕を持って聞くことができるようになります。

また、自分が話している時間より、人の話を聞いている時間の方が長いです。
その間の自分の態度の意識は忘れないで下さい。
どんな姿勢で、どんな表情で聞いているかも面接官は見ています。

【話す内容が被ったとき】

「他の学生と話が被ったらどうしよう」と思いますよね。
実際4割の人がその経験をしています。
だからといって、焦る必要もなければ、わざわざ話の内容を変える必要はありません。

前の人よりも自信を持って、同じことを堂々と話せば問題ないです。
自分なりの表現で伝えれば面接官には伝わります。
同じような内容にも関わらず自信を持って話すことで面接官から
「この子は芯のぶれない子なんだな」と思ってもらえることもあるはずです。

4.面接官はここを見ている!

面接中に面接官がどこを気にしながら見ているのかって、結構気になりますよね?
マイナビが新卒採用実績のある2,240社にアンケートを取ってくれていましたので、そちらを載せておきます。

・面接官が注視しているところ(上位3つを選択)

明るさ・笑顔、人当たりの良さ57.8%
入社したいという熱意50.5%
素直さや伸びしろ等の成長可能性40.5%
職場の雰囲気に合うか34.1%
まじめさ・誠実さ22.7%
臨機応変に対応できるか14.9%
バランスの良さ14.7%
地頭の良さ12.6%
言葉遣い・態度11.6%
自己紹介、自己PRの内容11.5%
企業・業界理解の深さ8.9%
技術的・専門的な知識7.3%
個性的な人材かどうか2.7%
その他1.5%

出典元URL:https://shinsotsu.mynavi-agent.jp/knowhow/article/checkpoint-of-interview-manner.html

目次2でご説明した内容と被る点もありますが、
非常に簡単にまとめると、明るく笑顔で元気よく、
志望動機に熱意を込めて伝えれればかなりの好印象を持ってもらえます。

基本的に面接官は、

・明るさ、笑顔、人当たりの良さ

・言葉遣い、態度、身だしなみ

・目線

・声のトーン、大きさ

以上の項目を中心に見ているようです。
アンケート結果やこれらの項目を意識することで、
印象をアップできる=採用確率を上げることができるはずです。
必ず、意識して面接に臨むようにしましょう。

5.まとめ

「集団面接におけるマナー」を守り、他の学生に差をつけられないようにしましょう。
また、集団面接を受ける上での心構えはしっかり持っておいてください。
事前準備をしっかりしていれば大丈夫です。
短い時間で自分の魅力をしっかりとアピールし、
少しでも不安要素を取り除いて、集団面接に挑みましょう!

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