
面接のコツってみなさんご存知ですか?
面接が苦手という方はこの「コツ」をつかみきれていない方がほとんど。
面接は採用を決めるうえで、
大きなウエイトを占めていますので簡単なものではありませんが・・・
「通りやすくなるコツ」が面接には存在します。
ここでは、みなさんが内定を勝ち取るための面接のコツを3つご紹介します。
3つとも準備が非常に大切です。
その方法についてもお伝えしていきます。
3つのコツさえ押さえていただければ面接についてはバッチリ!
という内容に仕上げていますので是非参考にしてみてください。

1.面接は第一印象が8割
まず、1つ目のコツについてお伝えしていきます。
1つ目のコツはズバリ第一印象です。
面接官に良い印象を持ってもらえるだけで、
採用させる確率をUPさせることができるのです。
企業の採用担当者も面接で第一印象をかなり重視しています。
1-1採用担当者が面接で重視するポイント
採用担当者が面接で、
「どこを重視しているのか」
非常に気になるポイントですよね。
転職サイトDODAが中途採用担当者に面接で重視するポイントについて、
アンケートを取っていましたのでそちらの結果を載せておきます。
面接で重視するポイント
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | |
営業系 | 第一印象 | 受け答えの仕方 | 誠実さ・素直さ | 熱意・積極性 | 身だしなみ |
企画・管理系 | 第一印象 | 受け答えの仕方 | 経験 | 論理的思考力 | 誠実さ・素直さ |
IT・通信系 | 第一印象 | スキル | 経験 | 受け答えの仕方 | 熱意・積極性 |
建築・土木系 | 第一印象 | 誠実さ・素直さ | 受け答えの仕方 | 経験 | 熱意・積極性 |
化学・食品系 | 受け答えの仕方 | 第一印象 | 誠実さ・素直さ | 経験 | 論理的思考力 |
電気・機械系 | 第一印象 | スキル | 受け答えの仕方 | 熱意・積極性 | 誠実さ・素直さ |
販売・サービス系 | 第一印象 | 受け答えの仕方 | 身だしなみ | 誠実さ・素直さ | 熱意・積極性 |
金融系 | 第一印象 | スキル | 熱意・積極性 | 受け答えの仕方 | 仕事の成果 |
クリエイティブ系 | 第一印象 | スキル | 誠実さ・素直さ | 受け答えの仕方 | 熱意・積極性 |
参考元URL:https://doda.jp/guide/saiyo/008.html
ほぼ、全ての職種で第一印象が1位になっています。
この結果から、いかに第一印象が重視されているか分かっていただけたのではないでしょうか。
ここで注意していただきたいのは何も話の内容が全く、
意味がないということではありません。
あくまで第一印象。
面接では当然質問に対する応答やあなたの人柄が重視されます。
しかし、良い第一印象を持ってもらえれば、
一歩リードした状態で面接に臨めると言っても過言ではありません。
次の項目では、
良い第一印象を持ってもらうために意識しておくべき点をご紹介していきます。
1-2メラビアンの法則から考える
どこを意識すればいい第一印象を持ってもらえるかについてですが、
それを裏付ける有名な法則があります。
それが、「メラビアンの法則」
「メラビアンの法則」とは簡単に言うと、
相手に与える自分の印象についての研究結果です。
そこでは、相手に与える自分の印象について
55%の視覚情報(表情、仕草、見た目、視線などの外見)
38%の聴覚情報(声質、声の抑揚、声の大きさ)
7%の言語情報(言葉づかい、話の内容)
によって決まるとされています。
つまり、表情と身だしなみを意識すれば相手に良い第一印象を与えることができます。
表情に関しては明るく、
相手の目線を見て話すことを心がけていただければ基本的には大丈夫です。
相手の目線を見て話すことは大変重要です。
自信を持って話をしていると面接官に思ってもらうことができます。
聴覚情報(声)も意識しましょう。
入室の際など面接の場での第一声は特に重要です。
大きな声で元気よくはきはきと話しましょう。
語尾がぼそぼそとならないように注意してください。
自信がなく暗い印象を与えてしまいます。
語尾までハッキリと話すことが一つのポイント。
そして身だしなみについて。
男性、女性とも清潔感やフレッシュさを演出することが大切です。
服装はスーツがメインだと思いますので、
綺麗にアイロンを当て、
シワや汚れが目立たないように注意してください。
サイズ感も大切。
自分のサイズにぴったりのスーツをチョイスしましょう。
サイズが大きくぶかぶかだとそれだけで印象が少し悪くなってしまいます。
服装以外の点について、男性、女性別に簡単にご説明していきます。
身だしなみ・男性編
<髪型>
寝癖は当然NGです。髪の長さは短く整えましょう。
おでこを出した方が清潔感を演出できます。
つけすぎは良くありませんが、
ワックスやジェルなどでしっかりとセットした方が良い印象をもってもらえます。
<顔>
ヒゲは必ずしっかりと剃りましょう。
目やにや鼻毛が出ていないか細かいところまでチェックしてください。
耳の穴も綺麗に掃除しておくようにしましょう。
身だしなみ・女性編
<髪型>
女性も男性と同様、おでこを出した方が好印象です。
髪が長い場合はしっかりと後ろに束ねるようにしてください。
<顔>
化粧は社会人のマナーとして大切です。
しかし、派手になることのないように注意してください。
アイシャドウや口紅のつけすぎはNG。
シンプルなメイクを心がけましょう。
上記の内容に注意していただければ、
ある程度の清潔感を演出できるはずです。
表情や視線も意識し、
面接を一歩リードした状態でスタートできるようにしておきましょう。

2.準備が大切~自己分析~
面接は準備が大切です。
その準備の中でも自己分析を行うことが最も重要なのではないでしょうか。
自己分析とは簡単に言うと自分を把握するために行うためのものです。
なぜ、重要なのか、少し掘り下げて次の項目でみていきます。
2-1自己分析がなぜ重要なのか
自己分析を行い自分の強みや弱み、
将来のビジョンを把握できれば、
自己PRや志望動機をより明確で具体性のある内容に仕上げることもできます。
面接の場とは自分をアピールするための場。
自分の強みを把握し、
具体的な自己PRを作成できれば採用担当者を唸らせることができるでしょう。
それだけでなく、
自分は何が得意なのか、
好きなことは、
自分の嫌いなことや苦手なことは、
今までどういう過ごし方をしてきたのか、
どういう決断を下してきたのか、
把握できれば面接で急な質問が来た時でも対応できるようになります。
それ以外にも、
自己分析を行うことによって今後自分が何をしたいのか、
どんな仕事に魅力を感じるのか、
自分の人生設計が見えてくるようになります。
面接に合格し内定をもらうことがゴールではありません。
内定をもらうのは一つのスタートラインに立つことを意味するものです。
今後の自分の可能性を狭くしないためにも、
自己分析をしっかりと行い、
本当に自分が就きたい職種は何なのか、
自分の夢や目標を叶えるためにはどの業界、
業種を選ぶのがベストなのか、
を考えるべきです。
無事内定をもらっても・・・
入社してからすぐ辞めてしまうことになってしまうと、
せっかく費やした時間が無駄になってしまうかもしれません。
自己分析は少し時間がかかるものですが、
面接を通過するため、
今後の人生のため、
と考えると決して無駄な時間ではありません。
次の項目で比較的簡単にできる自己分析の方法をご紹介していきます。
2-2簡単にできる自己分析の方法
自己分析の方法についてですが、
順序立ててやっていく方法がベストだと思います。
この時に大事なのは、決して手を抜かないことです。
時間が多少かかってもじっくりと行うようにしましょう。
順番にご説明していきます。
・自分の歴史を振り返る
まずは、中学校〜高校、もしくは大学までに起きた出来事を振り返ります。
この時に紙とペンを用意して年表のように書き出していきましょう。
忘れてしまっていることを無理に思い出す必要はありません。
覚えている出来事のみで大丈夫です。
卒業アルバムなどを参考にしてみるのがいいかもしれません。
書き出す内容は、
どの部活に所属していたのか、
どこに旅行にいったか、
誰と交際していたか、などで構いません。
振り返っていく過程で、中学校、高校、大学と
・得意なこと、苦手なこと
・取得した資格
・熱中していたこと
・印象に残っていること
・努力していたこと
なども併せて書き出していきましょう。
この段階である程度、自分の強みや弱み、どういう人生を歩んできたのかが分かってきます。
上記にプラス、今までの業務経験の中で
・今までどんな仕事をしてきたか
・仕事ではどんな成果を上げてきたのか
・結果を出すために工夫したことはどんなことか
・経験によって得られたことはどんなことか
・仕事でうれしかった体験は何なのか
・夢中になって取り組んだ仕事はどんな仕事か
・仕事を行う上で役立っている長所はなにか
・仕事上のポリシーや大切にしているポイントは?
・周りから仕事面でどういう評価をされているか
・今までで大変だった仕事はどんな仕事か
・持っている資格はどんなものがあるか
・資格は業務にどう直結してきたか
という内容も振り返っていきましょう。
・決断の理由を思い出す
次は振り返って書き出した出来事に対して、
「その時なぜ、そうしようと思ったのか?」を考えてみることが、次のステップです。
・なぜ、その部活にしたのか
・どうしてその高校、大学を選んだのか
・高校でなぜ、その科目を選んだのか
・大学でなぜその学部を選んだのか
・サークルに入った理由
・なぜそのアルバイトを選んだのか
・なぜ、その資格を取得しようと思ったのか
・就活でその企業に応募した理由は?
・なぜ、転職を決断したのか
など時間をかけて思い返してみましょう。
上記はほんの一例。
様々なところで多くの決断を今までしてきているはずです。
この作業を行うことで自分の価値観は何なのかが見えてきます。
選択するとき、何を重視しているのかということです。
価値観は年月が経ち、経験していくことで当然変わっていきます。
振り返ることで、自分のどんな環境や経験が、
自分のどんな価値観を形成してきたのかを知ることができます。
これは、志望動機などを答える際にも役に立ちます。
・自分の未来について考える
自分の特徴や価値観を把握できたら、
次は自分の未来やどうなりかいのかについて考えていきます。
1年後、3年後、5年後、10年後など段階ごとにイメージしましょう。
しっかりとイメージができれば、
志望する業界や業種などを見つける大きなヒントになると思います。
自分の描く未来を実現するためには、
必要なスキル、
経験は何なのか、
そのスキルを身につけるためにはどの業界に行くべきなのか、
その経験を積むためにはどの業種を選ぶべきなのか、
見えてくるかと思います。
以上が簡単に行える自己分析の方法になります。
自分を理解、把握できていれば自信を持って面接の本番に臨むことができると思います。
また、急な質問がきても対処しやすくなるというメリットがあります。
面接を通過するため、
自分の今後の人生のためにも、
是非一度時間をかけて取り組んでみてください。

3.面接突破のための逆質問テクニック!
ここでは、逆に質問する手法についてお伝えしていきます。
最後に聞かれる「なにか質問はありますか?」で何も答えないのはもったいないです。
企業への興味や関心をアピールできるチャンスだからです。
質問する際の注意点やアピールできる逆質問の方法をご紹介していきます。
3-1質問する際の注意点
まずは、質問する際の注意点についてみていきます。
せっかく質問をして、
逆にマイナスなイメージを与えてしまうのでは全く意味がありません。
質問をする意味は面接での合格率を少しでも上げるためです。
具体的に以下でご説明していきます。
・待遇面に対する質問
待遇面に関する質問には注意しましょう。
残業や、休日、給与、有給など気になるのは当然です。
しかし、聞き方によっては仕事に対する姿勢を疑われてしまう可能性があります。
業務内容よりも待遇面を重視していると見られてしまうからです。
質問する際は、仕事内容など入社意欲を示す質問をした上で行うようにしましょう。
・簡単な質問を避ける
面接官がひとことで答えられるような質問は避けて方がいいです。
興味や関心をアピールするための逆質問です。
「はい」「いいえ」
だけで答えられるような質問をするのは、
コミュニケーションのうえでもあまりよろしくありません。
例えば、「将来的にはこういった業務に就きたいのですが可能ですか?」
で終わらせるのではなく、
「将来的にこういった業務に就きたいと考えています。
御社でそういった業務に就くためにはどういったスキルを身に付けておく必要がありますか?」
など一歩踏み込んだ内容で質問するようにしましょう。
3-2逆質問でいざアピール
ここでは具体的にアピールできる逆質問の方法をお伝えしていきます。
いくつか例文を載せておきますので、
ご自身に合った質問を選んで実際の面接の場で使ってみてください。
・ぜひ○○の経験(資格)を活かしたいと考えているのですが、何かお役に立てそうな分野はありますか?
・御社で活躍するために最も重要な資質は何であると考えられていますか?
・入社までに準備・勉強しておくべきことがあればぜひ教えていただきたいです。
・この業務に従事する上で心得ておくべきことはありますか?
・実績に対してどのような評価基準を設けていらっしゃるのですか?
・御社の社員として強く意識しておくべきことや心がけは何かございますか?
逆質問では、前向きさや資質、意欲を見せるような質問を心がけましょう。
ただし、露骨なアピールばかりにならないよう注意してください。
また、万が一いじわるな面接官に
「逆にどう考えていますか?」と逆逆質問をされた場合に備えて、
質問内容に対してある程度の答えを準備しておく方がいいかと思います。
4.まとめ
面接に自信がない方、
今まであまり面接で結果を残せなかった方、
この3つの面接のコツを実践していただければ採用される確率を大きく上げることができるはずです。
第一印象、自己分析、逆質問、どれも準備が大切です。
準備をしっかり行うことは自信を持って面接に臨むことにも繋がるはずです。
手を抜くことなく、準備はしっかりと行いましょう。