給与・所得

様々な平均年収から導いた30代の本当の年収と年収上げる3つの方法!

この記事は約10分で読めます。

「周りの人はどれくらい貰っているのだろう…」
「もしかしたら今の年収は少ない方なのでは…」
など、30代の方で平均年収を気にしている方は多いのではないでしょうか。

勤めている会社によって、昇進や昇給の機会に差があるため、
20代とは違い30代は同年代との間に年収の差がハッキリと出てくるタイミング。

将来のことなども考えると平均年収が気になる気持ちは分かります。
しかし、正直平均年収はあまり参考になりません。
その理由を様々な平均年収のデータを見ながらご説明し、
年収を上げる方法まで30代の気になる年収について詳しく解説していきます。

1.30代の平均年収

さっそく、気になる30代の平均年収について、国税庁のデータを基に見ていきます。
出典元URL:国税庁「民間給与実態調査」令和2年度

<30代の平均年収>

今のご自身の年収と照らし合わせてみてどうでしょうか?
「お!平均より貰えている!」
「周りの人はそんなに貰えているのか…」
など、様々な反応があるでしょう。

個人的には男性のデータだけ見ると思っていたよりも高い水準かなと。

1-1.30歳年収ランキング(会社別)

冒頭で少しお伝えしたように勤めている会社によって年収の差はえげつないです。
少し参考までに30歳の年収ランキングTOP10をご紹介。
出典元:東洋経済ONLINE

やはり誰もが知っている超大手企業や外資系の企業は違いますね・・・
年収1,000万やら2,000万円なんて本当に夢のよう。
単純にすごく羨ましいです。

このデータにあるように有名企業の本社はその多くが首都東京に。
それが全ての理由ではないとは思いますが、地域によっても年収に大きな差があります。

1-2.都道府県別30代の平均年収

年収の高い都道府県トップ3と低い都道府県ワースト3をそれぞれご紹介。
出典元:DODA

都道府県別トップ3

都道府県別ワースト3

東京と徳島では100万円以上の差が・・・
物価の違いなどはあるものの、それにしても格差が大きいですね。

勤めている会社によっても、
そして住んでいる都道府県によってもこれほどまでに差のある平均年収のデータ。
周りの人と比べることを考え時に本当に参考になるものなのでしょうか。

答えは当然「あてにならない」が正解です。
この平均年収というデータは周りの方と年収を比べる時には参考になりません。

では、逆に周りの人たちとの年収を比べる時に参考になるデータは何なのか?
次の項目でご説明していきます。

2. 比較対象にするべきデータは年収の中央値!

周りの方と年収を比べる時に参考になるデータ。

それは、ズバリ!
年収の中央値と呼ばれるデータです

先ほどご紹介した平均年収は結局のところただの平均値でしかありません。
現実的な比較対象となるデータは平均値ではなく中央値です。

平均年収というデータは、大手企業や勢いのあるベンチャー企業などによって、
引き上げられているためあまり良い比較対象とは言えません。

年収は多い人と少ない人との差が非常に大きく出てくるもの。
平均値を出したところで、一般的な感覚から少し遠いものだと言えるでしょう。

例えば、極端な話。

年収3,000万円のAさん
年収1,000万円のBさん
年収500万円のCさん
年収300万円のDさん
年収200万円のEさん

この5人だけで平均年収について計算する場合、
(2,000+1,500+500+300+200)÷5=1,000
となりますので、平均年収は1,000万円ということになります。

少し現実とはかけ離れている感じがしますよね?

反対に中央値というのは、
対象となるデータの中央付近にある数値を指します。

データが100個あれば、
上からでも下からでもだいたい50番目や51番目にある真ん中にある数値のことです。

先ほどの、

年収3,000万円のAさん
年収1,000万円のBさん
年収500万円のCさん
年収300万円のDさん
年収200万円のEさん

この5人で考えると、年収の中央値はCさんの年収500万円。
平均値よりも中央値の方が現実的なデータとして参考にしやすいはずです。

そこで、30代の方の年収の中央値をご紹介します。

2-1. 30代の年収【中央値】

比較対象となりやすいデータである、年収の中央値を載せておきます。
参考元URL: http://uguisu.skr.jp/tax/salary_differences.html

<30代の年収・中央値>

年収の中央値のデータが男性のものしかなく、少しデータとしては弱いかもしれません。
それでも先ほど見ていただいた平均年収のデータと比べると、
約50万円以上も差が。

周りの方と自分の年収を比較する際には、
この年収の中央値のデータを参考にしてみてください。

中央値と比較してみて、
その数字よりも貰えている方、残念ながら下回っている方。

どちらにせよ、年収について気にしている方は
「今よりも年収をあげたい」
そう感じているのではないでしょうか。

結婚をして、所帯をお持ちの方も多いでしょう。
家族を養うにはそれなりにお金が必要になってきます。

将来のことを考えて、今のままの年収では少し足りない気がする・・・
と感じている方もいらっしゃるでしょう。

そういった方のために、
年収を上げる方法を次の項目でご紹介していきます。

3.年収を上げるためには3つの方法しかない

年収を上げる方法。
方法自体は至ってシンプルです

【方法1】出世する
【方法2】副業で稼ぐ
【方法3】転職する

元も子もないような気がしますが・・・
事実、年収を上げるための方法はこの3つの方法しかありません。

以下で順に詳しく解説していきます。

3-1.年収を上げるために出世する

まず、ご紹介させていただく方法は「出世」です。
出世するために心がけておくべきことを3つご紹介していきます。

「出世」は場合によって、少し現実的ではないかもしれません。
今、お勤めの会社によって絶対とは言えませんが、30代の場合。

いわゆる出世コースに乗っている方と、
そうでない方に割とハッキリ分かれているかもしれません。

また、所属している部署によっても年収の格差は大きく出ているでしょう。

いきなり出世するというのは少し難しいかも知れませんが、
出世する人の特徴を真似することで今後の可能性が大きく広がっていくでしょう。

3-1-1.常にどうすればいいのかを考え続ける

 出世する方の特徴として、「要領の良さ」が挙げられます。
要領良く仕事をこなせる=仕事ができる、というワケです。

日々のルーティンワークでさえも、
「どうすれば要領よくできるか」
「どうすれば、今よりも早く終わらせれるか」
「どうすれば今よりも良くなるのか」
考えて業務に臨むようにしましょう。

考え続けることで、

何かトラブルがあった時にも改善策を見つけやすくなります。

取り組み続けることで必ず周りの方の見る目が必ず変わってきます。

それが、今後のチャンスの拡大につながっていくことでしょう。

センスのありなしは関係ありません。
毎日頭を働かせ続けることで仕事のスキル、対応能力が自然と磨かれていきます。

3-1-2.いくつになっても素直であり続ける

出世する、成功する人の特徴として、「素直である」ということが挙げられます。
残念ながら経験と年齢を重ねていくことで、素直でなくなってしまう方が多くなってきます。

上司や先輩だけでなく時には、
後輩や部下の意見を素直に聞き入れる懐の広さを持つようにしましょう。

Yesマンであれ、ということではありません。
一度、相手の意見を聞き入れて自分の中に落とし込みその上で自分の意見を伝える。

上司や先輩からすれば、重宝されるでしょうし、
部下や後輩からすれば頭ごなしに否定せず、
しっかりと意見を聞いてくれるあなたを必ず信頼するでしょう。

わからないことを素直に聞く姿勢も大事です。
謙虚な姿勢は社会人として必要なスキルです。

周りの方から信頼される、
その結果として出世という道が広がっていくのです。

少し考え方を変えるだけですぐに実践できます。
素直に謙虚に日々の業務に取り組んでいきましょう。

3-1-3.付き合う人を選ぶ

出世を目指すのであれば、
失礼かもしれませんが付き合う人は選んだ方がいいでしょう。

人間は流されやすく、また環境に非常に影響させやすいです。
仕事に本気で取り組んでいる人と普段から交流を持てていれば、
出世したいというモチベーションを維持することができます。

様々な価値観を知ることは大切です。

しかし、

「出世したくない」
「プライベートを充実させたい」と考えている方と過ごす時間が多くなれば、
あなたの「出世したい!」という想いが弱まっていくかもしれません。

例えば、飲みの席でよく愚痴をこぼす同僚や上司がおそらく一人はいるはずです。
その人と時間を過ごしても吸収できるものはほとんどないでしょう。

限られた時間を誰と過ごすべきなのか。
一度じっくり考えてみてください。

ちなみに・・・

普段よく過ごす人たち。
同僚、上司、友人。

その人たちの年収の平均が自分の年収だと言われています。

誰と貴重な時間を過ごすか。
それが年収に直結しているのかもしれませんね。

年収を上げるための出世を目指す方は、
これら3つのことを心がけてみてください。

3-2.年収を上げるために副業を行う

続いて、ご紹介させていただく方法は副業です。

会社によっては、禁止されている場合もあるかもしれません。
しかし、実は意外と副業に取り組んでいる方は結構いらっしゃいます。

副業をされる方にとって、
役に立つおすすめのサイトをピックアップしましたので順番にご紹介していきます。

3-2.【副業リスト!200種類以上の平均収入と労働時間を掲載】

URL: fukupon

サイト名の通り、非常に多くの副業について紹介してくれているサイトです。

・副業としての評価
・どれくらい稼げるか
・副業に費やすのに必要な時間

といった情報だけでなく、
その副業の実態や始めるための手順についても詳しく紹介してくれています。

また、実際にその副業を行った方の体験談まで載せてくれていますので、
副業に対するイメージをより具体的に持つことができるでしょう。

その他、「節約と貯金のコツ」など、役立つコラムが多く掲載されています。
「自分に合う副業はどれなのか」
と模索中の方は特に必見のサイトと言えるでしょう。

3-3.年収を上げるために転職する

最後にご紹介する方法は転職です。
家庭をお持ちの方などは、なかなかこの決断を下すのは難しいでしょう。

成功するのが大前提ですが、
この転職するということが年収を上げるための一番の近道です。

日経キャリアNETの調査によると、
30代の方で転職後に年収が増えたという方は、半数の50%もいたそうです。
出典元URL: https://career.nikkei.co.jp/contents/enquete/15/

少し励みになる数字ですよね。

先ほどご紹介した副業の時と同様。
役に立つサイトをいくつかピックアップしてご紹介していきます。

3-3-1.【転職で年収アップするのはこんな人|年収アップ成功者に見る傾向と対策】

URL:DODA

大手転職サイトのDODAが掲載してくれているコラムです。
内容はさすが大手の転職サイトと言えるほどクオリティが非常に高いです。

実際に転職で年収アップを実現した方が細かく分析されており、
そのデータを基に「どうすれば転職で年収をあげられるのか」

ということが詳細に解説されています。
また、サイト内には自分の適正年収を診断してくれる

「年収査定」というものがあります。
少し怖いような気もしますが、
これが結構よくできていますので是非試しにやってみてください。

3-3-2.【30代転職で年収アップ|転職活動の基本的進め方】

URL:リスタ!

結構なボリュームで書かれていますが、
その分まさにタイトルの通りと言える内容になっています。

・そもそも転職すべきなのか(転職する前に考えておかなければならないこと)
・年収を上げるための具体的な転職活動の仕方
・面接の受け方
・内定後の退職手順

といったようにほぼ全ての情報が網羅されています。
このサイトを見れば完璧!
とは言えないかもしれませんが、
本気で年収アップさせるために転職を考えている方は絶対に目を通してください。

3-3-3.前向きに転職を考えている方へ

年収を上げるために少し転職を考えてみようかな。
そんな方は是非こちらの記事も参考にしてください。
転職先の探し方や、
年収UPに一役買ってくれるおすすめの転職エージェントをご紹介しています。
【2021年最新版】利用者から評判が良い転職サイト6選!!
そしてこちらの記事では転職エージェントの活用方法を!
元社員が語る転職業界の全裏事情と絶対に損しない為の活用法

転職は全ての方が取れる選択肢では無いですが、
上手く成功すれば年収を上げることが出来るチャンス!

当然失敗することもありますのでご注意を。

4.まとめ

周りの方と比べる時に参考になるのデータは中央値です。
平均値のカラクリにあまり惑わされないようにしてください。
比べた結果、
「今よりも年収をあげたい・・・」
その想いが強くなった方は記事の中でご紹介している
「年収を上げるための3つの方法」を是非参考にしてください。

就職・転職をお考えの方へ


プロのエージェントがあなたに合う仕事を一緒に見つけます

もしあなたが

  • 今すぐに仕事を探したい
  • 自分に合った仕事が何かわからない
  • 今の仕事が自分に合っていないような気がする

そうお考えであれば、ぜひプロのエージェントにご相談ください。
必ずあなたに合う仕事を一緒は何かを一緒に考えます。

弊社にも求人はありますが、必ずしも弊社の求人を紹介するわけではありません。

ご相談いただいたあなたに、もっと合う仕事があると判断した場合は、他社の求人をご紹介することもあります。

安心してご相談に来てくださいね。

タイトルとURLをコピーしました