
エントリーシートの必須項目、自己PR。
「どんなことを書けばいいのか思いつかない」
「何をアピールすればいいのか?」
「アピールできる内容がない・・・」
など、多くの就活生を悩ましているはずです。
そんな悩みを解決し、書類選考で落とされないために!
人事担当に「是非、会ってみたい!」
と思わせる魅力的な自己PRの書き方をご紹介していきます。

1.魅力的な自己PRにするためにまずは自己分析
まず、書き始める前に必ず自己分析を行ってください。
「自己分析やったけど、書けないぜ」
なんて方はしっかり自己分析が出来ていないのでやり直しましょう。
自己分析がしっかり出来ていれば、
エントリーシートに記載する自己PRの中身で困ることはありません。
アピールするべき自分の長所。
その根拠となるエピソード。
この2つがあれば後は少しのテクニックで十分魅力的な自己PRが書けます。
これ、ホント。
ただし、ネットでサクッとできる自己分析では意味がありません。
自分の長所は把握できても根拠となるエピソードの把握が的確に行えないからです。
自己分析の中でも自分の歴史を振り返るタイプの自己分析を行ってください。
<就活生に知ってほしい自己分析を行う本当の理由>
↑この記事の目次3でその方法を解説しています。
是非、トライしてください!
就活がはじまって最初につまずくエントリーシート。
自己PRだけに限らず、
精度の高いエントリーシートを作成するために必ず自己分析に取り組んでおきましょう。
1-1.自己PRでアピールする長所は何でもOK!
自己分析を行い、長所を把握すると次の悩みが出てきます。
「どの長所をアピールすればいいのか・・・」
結論から言えば、ぶっちゃけ何でもOK。
大事なのは自己PRとしての内容だからです。
どんな長所であっても、
文章の書き方、言い回し、少しのテクニックで魅力的な自己PRに仕上げることができます。
企業や業界として求められる長所をアピールするのに越したことはありませんが、
それって結構難しいですよね。
協調性?行動力?リーダーシップ?
「ありきたりな長所だと、良い評価が貰えないのでは・・・?」
と不安になる人もいるでしょうが、別にそんなの気にしなくて大丈夫です。
変わった長所がある人の方が圧倒的に少数派。
「この応募者、自己PRが協調性だから面接しなーい」
なんて担当者は絶対にいません。
いかに独創的な長所でも、
その中身が伝わりにくい文章であれば書類選考で落とされます。
自分を売り込むための自己PR。
無駄な心配は一切せず、
自分の長所に自信を持って堂々と勝負しましょう!
1-2.根拠となるエピソードは長所を証明するための証拠
もしかしたら、
「自己分析をしっかりやってもエピソードがない・・・」
「どのエピソードにすれば?」
という方がいるかもしれません。
エピソードも長所と同じで基本的にどんなものでもOKです。
自分の長所としっかり関連性のあるもの。
証拠となるエピソードを選択してください。
ただし、根拠となるエピソードは大学生活のものを。
高校や中学の時の内容を伝えても、
「え?古くない??大学で何をやっていたの?」
となる可能性100%。
継続力をアピールする場合の中学~大学まで的な場合は問題ありません。
大学生活が被っていればOKです。
就活生にありがちなのが、
何か特別なエピソードがないとダメなのでは・・・という発想。
・留学経験
・インカレで優勝
みたいなやつですよね。
確かにそれが素晴らしいものであることは間違いありません。
人事の目に留まりやすいかもしれません。
しかし、その経験がある=魅力的な自己PRという方程式には絶対になりません。
大事なのは、長所としっかり関連付けられているか。
この1点です。
アルバイト経験・サークル活動・部活、
ありきたりと言われるようなエピソードでもOK。
しっかりと自分の長所がそのエピソードによって証明出来ていればいいのです。
日常生活の中にも必ず自分の長所を証明するエピソードはあります。
「大学生活何もやってねぇよ」
と焦る必要はありません。
少し見方を変えるだけでエピソードは結構出てきます。
良いエピソードというのは、特殊な珍しいものではありません。
関連性があり、長所を証明する証拠であること。
それが1番良いエピソードです。

2.人事を唸らせる!自己PRテクニック!!
自分の長所とその根拠となるエピソード。
この2つが揃えば後は結構簡単です。
1.PREP法を使った書き方
2.言い回しを少し変える
↑この2つのテクニックで魅力的な自己PRが完成します。
2-1.書き出しは結論から!PREP法!
「PREP法」とは簡単に説明すると、
結論から伝えていく書き方。
この「書き方」が1番重要です。
その理由は、
エントリーシートが相手に読んでもらう書類だからです。
つまり、読んでもらう人の印象に残れば勝ちなのです。
PREP法とは、
相手に自分の言いたいことを印象付けさせるのに向いている書き方。
「PREPって何?」
って方が大半だと思いますが、
PREPとは、
Point
Reason
Example
Point
の頭文字を並べたもので、その順番に沿って書いていく方法です。
具体的にどうやって書いていくかと言うと、
頭文字に合わせて4部構成で書いていけばOK!
<Point>
1番伝えたい「結論」から書き始めます。
長ったらしく書く必要はなく、要点や結論を分かりやすく書きましょう。
<Reason>
先ほど伝えた結論の「理由」をここで伝えます。
「なぜ、その結論なのか」論理性を意識してください。
<Example>
ここでは、「具体例」を書いていきます。
先ほどの「理由」に対して肉付けしていきます。
<Point>
そして最後に「結論」を再び伝えます。
この流れで書いていけば伝わりやすくそして印象に残りやすくなります。
言葉の説明だけでは、あれですので例文を。
<「PREP法」例文:自己PR>
「Point」 私の長所はどんな逆境であってもプラスに捉え努力することができる点です。 「Reason」 理由は学生時代を通して、挫折したり、くじけそうになったりした時に 「すべての経験が自分の糧となる」と考え、前向きに努力してきたからです。 「Example」 学生時代にテニス部に所属していたのですが、 2回生の夏に怪我をしてしまい復帰まで半年以上かかると診断されました。 一瞬、部活を辞める考えが頭をよぎりましたが、 この状態から復帰し結果を出せれば大きな自信になると考えリハビリに励みました。 「練習ができない今だから出来ることがある」とも考え、 自分の苦手を克服するためには、「どのように練習すればいいか」考え抜きました。 復帰し、苦手を克服するための練習メニューをこなしたことで、 3回生の夏の大会で準優勝することができました。 「Point」 このように、逆境でもプラスに捉え、努力できる姿勢が私の長所だと自負しております。 |
こんな感じです。
逆にPREP法を使っていないと・・・
私は、物事をプラス思考に捉えることができます。学生のとき、挫折したり、くじけそうになったりしかけた経験がありますが、 「すべての経験が自分の糧となる」と考え、 自分のモチベーションを維持向上させてきました。学生時代にテニス部に所属していたのですが、 2回生の夏に怪我をしてしまい復帰まで半年以上かかると診断されました。 部活を辞めようかと考えたことがありましたが、 この状態から復帰し結果を出せれば大きな自信になると考えリハビリに励みました。 復帰し、3回生の夏の大会で準優勝することができたのは、 私の中で大きな経験となっています。 |
どっちが印象に残りやすいのかは一目瞭然かと。
PREP法を使っていないと例え同じような内容でも、
「結局何が言いたいのか」が伝わりにくくなってしまうのです。
結果、読んだ人の印象に残らず、
「面接までなかなか進めない・・・」
という状況になりがち。
印象に残し、書類選考を突破するために、
自己PRは必ずPREP法で書くようにしましょう!
2-2.言い回しを工夫すれば、人事の目に留まりやすくなる!
2つ目のテクニックは言い回し。
少し工夫するだけでオリジナリティが圧倒的に向上します。
例えば、よくある協調性や柔軟性などのチームワーク力をアピールする場合。
私の長所は協調性です。
と書き始めるのと、
私は生粋の2番バッターです。
と書き始めるのとでは食いつきが大きく変わってきます。
↑チームの状況に応じて、
バントやエンドランなど柔軟に対応しチームを重視するという理由。
(野球をあまり知らない方すいません・・・)
このたった少しの工夫が大きな効果を生み出してくれます。
だから、自分の長所はありきたりなものでも何でもOKなのです。
別に何かに例えなくても言い回しはいくらでもあります。
先ほどの例文も少し言い回しを工夫しています。
私の長所は努力家なところです。
ではなく、
私の長所はどんな逆境であってもプラスに捉え努力することができる点です。
とより具体性を追加しています。
企業の広告やキャッチコピー感覚で考えると結構面白い。
マスターカードの「お金で買えない価値がある」って響きますよね。
自分を宣伝する感覚で言い回しを考えてみてください。
自分では、「よしっ!これは秀逸」
と思ってもナンセンスな場合が結構あるので、
友達や家族など周りの人に見てもらってください。
センスがなく、伝わりにくい言い回しだと完全に逆効果。
言い回しが全く思い浮かばない方は、
【長所 キャッチコピー】 と検索してみてください。
結構参考になるものが多いですよ。
自分の長所を効果的にアピールするために、
言い回しを工夫するようにしましょう。
確実に人事の目に留まるはずです。

3.自己PRの最適な文字数
エントリーシートに記載する自己PRは文字数が指定されているケースがほとんど。
しかし、企業によっては文字数の指定が無いこともあります。
その場合、300字程度で自己PRをまとめるようにしましょう。
自己PRは長すぎても短すぎてもダメ。
ちょうどいい文字数が300字程度です。
文字数の指定が無い場合、
「たくさん書かないといけないのでは?」
という発想になる就活生が多いですがそんなことは全くありません。
文字数が500字以上になってくると、
正直読んでいる側からすると疲れます。
大量のエントリーシートに目を通さないといけないですからね。
長いと感じさせてしまうと相手の読むモチベーションを下げかねません。
また、長すぎると、
「こいつまとめる能力ねぇな」
「だらだら文章書くなよ」
と文章能力が無いと判断されてしまう可能性があります。
逆に要点をまとめ過ぎて200字以下のコンパクトな自己PRでは、
「やる気あるのかな?」
と思われてしまいます。
恐らく、根拠となるエピソードを交えて書けば文字数が少なくなることはないはず。
ある程度文字数多めの自己PRを作っておきそれを基に修正していきましょう。
文字数を意識しながら不要な部分を削っていけば、
要点がまとまり完成度の高い自己PRが完成するはずです。
読む相手側のことを考え、
文字の指定が無い場合は必ず300字程度でまとめるようにしましょう!

4.アプリを使ったエントリーシート対策
最後に便利なツールをご紹介します!
今時の就活生はアプリを使いこなしてナンボ!
というワケで1つピックアップしました。
<ワンキャリア 就活対策アプリ>

URL:iTunes androidの方すいません・・・
エントリーシートの対策にうってつけのアプリです。
自己PRを作成する上で非常に参考になるはず。
ESを書く上でのテクニック、
質問ごとの対処法、
実際に選考を通過したESなどなど。
書類選考を通過するための極意がこのアプリに集約されています。
ESに対する悩みはこのアプリ1つで解決すること間違いなし!
電車の時間など少し空いた時間に是非このアプリを活用してください。

5.エントリーシートには読んで貰うための工夫が必要不可欠
実は意外と読んで貰うための工夫が1番大切かも。
自分が時間をかけて作成したES。
人事の人がちゃんと読んでくれると勘違いしていませんか?
全員と会う気がないからESみたいな書類選考があるのです。
多い企業だと、ESって何千枚と送られてきます。
いちいち全部ちゃんと目を通せるワケないですよね。
送られてくる枚数にもよりますが、
ES1枚にかける時間はだいたい数十秒から3分程度と言われています。
念のため知り合いの人事担当に確認しましたが大体それくらいでした。
テンプレに従って作成したESは特にサラッと流されてしまうそうです。
いかにESが素晴らしいものであったとしても、
ちゃんと読んで貰えないと落とされてしまうかもしれません。
そのため、読んで貰うための工夫が大切なのです!
テンプレがあったとしても、
伝えたい部分は文字のフォントを少し大きくしたり、
見出しをつけるなどレイアウトを工夫したり、
目に留まる工夫を必ず行ってください。
当然ですが、別に中身がどうでもいいというワケではありません。
素晴らしい工夫をして、
人事にちゃんと読んでもらえても中身が伴っていなければ余裕で落ちます。
脅すワケではありませんが、
書類選考で苦戦していると相当な負のスパイラルに陥ります。
みんなが面接の練習に取り掛かっているのに、
自分はまだ書類選考の対策中。
やっと面接までたどり着いた時には、
その他の就活生は面接の場数を結構踏んでいます。
相当な差が生まれちゃいますよね。
書類選考をしっかりパスできるかどうかは、
冗談抜きで就活を左右します。
しっかりパスできるように、
中身の内容はもちろんのことプラスαで読んで貰う工夫をお忘れなく。
6.まとめ
エントリーシートに記載する自己PRは実はそこまで難しいもではありません。
1.自己分析で長所とエピソードを把握し、
2.PREP法で印象に残る書き方に、
3.そして言い回しを変えてオリジナリティを出す。
この流れで作成すればかなり魅力的な自己PRになります。
アプリなども参考にして、より精度を高めていきましょう!