
初めての転職活動で「どんな服装で行けばいいのか・・・?」
と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
面接において服装などの身だしなみは非常に重要なポイント。
清潔感がありビシッと決めた服装とそうでないのとでは面接官の印象が大きく変わってくるからです。
面接の短い時間の中で良い印象を与え、
合格する確率を少しでも上げるために!
面接官に良い印象を与える服装を男性編と女性編に分けてご紹介していきます。
稀にある私服面接の場合の服装についても触れていますので是非参考にしてみてください。

1.面接において服装が重要な理由とは?
面接において服装が重要な理由は、
自分が面接官の立場に立てばすぐに理解できるはずです。
清潔感のある服装の人とだらしない服装の人。
どちらにやる気を感じますか?
どちらに良い印象を抱きますか?
※イメージ図

出典元URL: https://www.hitachi-solutions.co.jp/column/manner/vol1/index03.html
答えは当然、清潔感のある人ですよね。
ちなみに、服装がしっかりしていれば、
面接官に良い印象を与えることができ面接を有利に進めることが可能に。
「服装だけで?本当に??」
と思う方がいるかもしれませんが心理学がそれを証明してくれています。
心理学には初頭効果というものがあります。
簡単に言うと、
最初に与えた印象がその後も継続して続いていくということ。
つまり、しっかりした服装で清潔感があり、
第一印象が良ければ面接中もその良い印象が継続して続いていくのです。
要するに勝手に良いイメージを持ち続けてくれるというワケ。
短時間で行われる面接においてこれを有効活用しない手はないですよね。
以下で面接において良い印象を与える服装、身だしなみをご紹介していきます。

2.【男女別】面接で良い印象を与える服装・スーツ編
当然ですが、面接に行く服装は基本的にはスーツ。
私服でお越しくださいなど指定がある場合は別ですが、
特に何も指定が無い場合は必ずスーツで行くようにしましょう!
ちなみに・・・
アパレル業界や広告業界などの場合は、
少しおしゃれをした方がいいかもしれませんが、基本的には無難に清潔感を出すのがベスト!
男性編と女性編に分けて、ご紹介していきます。
2-1.<スーツ>男性編
【スーツ】
スーツの色は黒や紺、もしくはグレー。
特に金融業界や、ホテル業界、接客業では、
シックな服装が好まれますのでスーツの色は黒を選ぶのが無難かもしれません。
アパレル業界などではない限り、淡すぎる色や柄物は好まれません。
多少であれば問題ないですが主張の激しいストライプは避けた方がいいでしょう。
サイズにも注意!サイズが大きすぎすると印象がよくありません。
自分の体型にピッタリのスーツを選んでください。
体型に合うスーツを着るだけで印象がガラリと変わります。
当然ですが、しわが目立つことのないよう前日にはアイロンをあてることをオススメします。
【ワイシャツ】
やはり、白色が基本。そして圧倒的におすすめ。
もしくは薄い青色など派手過ぎない淡色系を選択しましょう。
金融業界の場合は必ず白色で。
ワイシャツの袖は汚れが目立ちやすいのでしっかりと洗濯しておきましょう。
これまた当然ですが、アイロンをあてるのもお忘れなく。
ちなみに。
ワイシャツの袖はスーツから1㎝はみ出るのが理想。
長くはみ出ているとだらしなく見えるので注意が必要です。
【インナー】
シャツの下には必ずインナーを着用しましょう。
肌が透けて見えるのは不潔な印象を与えてしまいます。
インナーの色は白色が一般的。
少し細かいかもしれませんが、丸首ではなくVネックのインナーが好ましい。
【ネクタイ】
唯一のおしゃれポイント。
派手過ぎるものは当然NGですが、明るい色であっても基本的には大丈夫です。
青や紺などの色であれば爽やかさを演出することができるでしょう。
青は相手に信頼感を与える色ですのでそこを狙ってみるのもいいかもしれません。
柄についてはストライプや無地などシンプルなものを選択しましょう。
【ベルト】
ベルトはシンプルなものを選ぶようにしましょう。
大きいバックルがついているベルトは当然ながらNG。
カジュアル系を避け、ビジネス用を選択してください。
ちなみに、ベルトの色と靴の色は同じ色で揃えるのがビジネスの場では一般的。
面接の際は黒か焦げ茶で統一するようにしましょう。
形だけではなく、色についても注意してみてください。
【靴】
先ほどお伝えしたように色は黒か焦げ茶。
汚れが目立つものは当然NGですので、面接前日に一度しっかりと磨いておきましょう。
歩き方に癖のある方でかかとや靴底が変にすり減っている場合は、靴を新調しておくのが無難。
靴は意外と見られる部分ですので注意が必要。
【靴下】
色はスーツと同様、黒や紺など濃い色を選びましょう。
柄が入っているものは避けた方が無難です。
極稀にいらっしゃるのですが、絶対にくるぶしソックスはやめましょう!
【時計】
最近ではサラリーマンでも時計をしない方が多いですが、腕時計の着用はビジネスマナー。
デザインについてはサイズが大き過ぎずシンプルなものにしましょう。
時計のベルトは黒か茶色、シルバーが無難です。
【カバン】
サイズは大き過ぎずA4が入る程度であれば大丈夫です。
最近、流行っていますがリュックタイプのものは避けましょう。
基本的には手に持つタイプのカバンを選びましょう。
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※ちなみに、20代の後半からはリクルートスーツを着用しない方がいいようです。
リクルートスーツは大人の社会人には見えにくく、仕事ができるイメージをもたせにくくなるようです。
2-2.<スーツ>女性編
【トップス】
色については黒や紺、グレー。
特に清潔感あるデザインを選択しましょう。
ちなみに濃い色を選択する方が、顔映えがよくなるようです。
金融業界、ホテル業界、接客業では黒もしくは紺を選ぶのが無難です。
【ボトムス】
大きなスリットが入ったもの、カジュアル志向の強いものは避けましょう。
一般的にはパンツスーツよりもスカートの方がいいようです。
営業職を希望されている方はパンツスーツでも問題ないでしょう。
色に関しては、トップスの色と合わせた方がいいかもしれません。
【シャツ・カットソー】
基本的にはどちらでもかまいません。
ただし、フリルやレースが付いている少し派手なものはNG。
色はやはり、白色が基本。
下着が透けることのないようシャツやカットソーの下に同色のキャミソールを着用するのがいいでしょう。
【ベルト 】
基本的にはつけなくてOK!
【靴】
女性の場合、色は黒色を選びましょう。
黒色でシンプルなパンプスがベスト。
ヒールの長さは5㎝程度で分厚いタイプが無難です。
細いタイプだと、安定感に欠け少し見栄えが悪くなってしまうからです。
当然ですが、汚れなどには注意しましょう。しっかりと磨き準備しておいてください。
【時計】
男性と同じように腕時計の着用はマナー。
派手な色は避け、シンプルなものを選択しましょう。
スマートに見せたい方は小さめの腕時計がおすすめ!
【カバン】
手に持てるタイプでA4が入るサイズを選びましょう。
高級ブランドのカバンは面接時にはあまりいい印象を持たれにくいので避けた方が無難かと。
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スーツ編については以上となります。
各項目をチェックし、遅くても面接の前日までには準備しておくようにしましょう。
少し、古くなっているものなどは新しく購入しておいた方がいいかもしれません。
今後も使用するものですので、無駄になることはないはずです!

3.【男女別】面接で良い印象を与える服装・私服編
新卒の就活でも最近では、「私服でお越しください」と私服を指示されるケースがあるようです。
その場合、スーツの場合よりもかなり迷うはず・・・
大前提として、私服で行ってもOK=普段着ている服で面接に行ってもOKという訳ではありません。
スーツの場合と同じように清潔感を意識しましょう。
これもまた、スーツの場合と同じ内容になりますが、アパレル業界の場合などは注意してください。
面接官はあなたのセンスを見ています。
一般的にウケがいい服装を男性編と女性編に分けてご紹介していきます。
3-1.<私服>男性編
【アウター】
季節にもよりますが、基本的にはジャケットを着用。
夏の暑い時期はジャケットなどの上着を着用しなくても問題なし。
色は黒色や紺色など暗めの色を選ぶのが無難です。
パーカーなどカジュアル過ぎるものはNGですのでご注意を。
【シャツ】
シャツが鉄板。
デザインは無地のものを選びましょう。
色は白色や、グレー、もしくは薄い青色など淡色系が無難でスマートにみえます。
派手なTシャツや柄物のデザインだと清潔感が演出できないので避けましょう。
【パンツ】
スラックスやチノパンにしておくのが無難です。
ジーパンは場合によっては問題ありませんが、基本的には外しましょう。
短パン、七分丈はNGです。
色はアウターと同じ色にするのだけは避けましょう。
ベージュやライトグレーといった明るめのものを選ぶと清潔感が出てスマートに見えます。
それ以外では黒、紺などがいいかと。
【靴】
黒や焦げ茶、紺など暗めの色の革靴を選びましょう。
最悪、シンプルなデザインのスニーカーでもギリギリセーフ。
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「こんな服装普段着ないよ!」という方、ご心配なさらず。
簡単に服を揃えられる場所があります。それはみなさんご存知、「ユニクロ」
マネキンが来ている服通りに購入するだけで結構、清潔感を演出できます。問題ないケースがあります。
全部購入したとしてもだいたい1万円ぐらいで済むはず。
持っていない服がある方は是非、ユニクロに行ってみてください!
3-2.<私服>女性編
【アウター】
ジャケットがベター。
もしくは、カーディガンでも問題ないでしょう。
紺、ライトグレーなど少し落ち着いた色を選ぶと清潔感を演出できます。
【インナー】
インナーは白、もしくは淡色のシャツかブラウスにしましょう。
デザインは無地のものを!
【パンツ】
膝丈ぐらいのスカートが一番無難です。
色はアウターと同じ色だけは避けてください。
ベージュや紺など落ち着いた色を選ばれるのがいいかと思います。
【靴】
黒のパンプスがベストです。
革の素材であれば、よりスマートに見せることができます。
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男性編と同様、「こんな服装普段着ないよ!」という方、ご心配なさらず。
「ユニクロ」へ行きましょう!
こちらも、同様に全部購入したとしてもだいたい1万円ぐらいで済みます。
持っていない服がある方は是非、ユニクロに行ってみてください!

4.さらに印象をUPさせる!清潔感のある身だしなみを目指せ!
服装だけでなく、
髪型や女性であれば化粧なども非常に重要なポイント!
是非、下記の内容も服装と併せてチェックしておいてください!
4-1.チェックポイント・男性編
【髪型】
寝癖は当然NG。
髪の長さは短く整えましょう。
おでこを出した方が清潔感を演出できます。
つけすぎは良くありませんが、
ワックスやジェルなどでしっかりとセットした方が良い印象をもってもらえます。
【顔】
ヒゲは必ずしっかりと剃りましょう。
目やにや鼻毛が出ていないか細かいところまでチェックしてください。
耳の穴も綺麗に掃除しておくようにしましょう。
4-2.チェックポイント・女性編
【髪型】
女性も男性と同様、おでこを出した方が好印象です。
髪が長い場合はしっかりと後ろに束ねるようにしてください。
【顔】
化粧は社会人のマナー。
しかし、派手になることのないように注意してください。
派手な化粧は悪い印象を与えがちだからです。
アイシャドウや口紅のつけすぎはNG。
シンプルなメイクを心がけましょう。

5.面接当日の注意点
最後に面接当日の注意点についてみていきます。
丁寧な言葉を使う、ハキハキと喋る、話す内容を事前に練習しておく、などは当然。
少し、見落としがちで実際によく起こる注意点についてお伝えしていきます。
<絶対に遅刻をしない>
5分前には面接場所に到着しておきましょう。早すぎるのはNGです。
電車で行く場合は遅延する可能性を考え、1本もしくは2本早い電車に乗っておくことをオススメします。
大幅な遅延であれば致し方ないですが、
多少の遅れで「遅刻しました」ではいきなり悪い印象を与えてしまいます。
万が一、やむをえず遅れてしまう場合は必ず事前に連絡するようにしましょう。
<相手の目をしっかりと見る>
話の内容が立派であったとしても、
視線をそらしたり、少し下を向いていたりすると消極的な性格だと思われてしまいます。
面接官にしっかりと視線を向け、難しい質問が来たとしても堂々とした態度で回答しましょう。
<クセに注意する>
自分のクセは自覚していないケースが多いと思います。
周りの人に聞いて確認しておきましょう。
よくあるパターンで言うと、
髪をかきあげる、鼻をさわる、などがあります。
あまり、良い印象は与えないためクセには注意しましょう。
以上が見落としがちな注意点。
細かい内容もありますが、いきなり本番の面接では注意し過ぎて損することはありません。
是非、参考にしていただければと思います。
6.まとめ
服装をしっかりとし、良い第一印象を持ってもらえればそれだけで合格する可能性は上がります。
ビシッと服装を決めるだけで自然と気合が入り、良い状態で面接に臨むことができるでしょう。
是非、ここに書いてあることを実践してみてください。