履歴書・経歴書

履歴書の正しい書き方!【職歴編】

この記事は約8分で読めます。

履歴書の職歴欄って意外と書き方に困りますよね?

転職回数が多い場合や、前職からのブランクがある場合など、
どういうふうに書いたらいいのか迷う部分があると思います。
履歴書は重要な書類です。

職歴欄に限らず正しい書き方を徹底し丁寧に仕上げることができれば面接に進む前に印象を上げることができるでしょう。
ここでは、職歴の書き方を中心に履歴書の欄で記入する際に注意しておくべき点について解説していきます。

具体的には、①履歴書全体として②職歴欄③資格欄の3つになります。

是非、履歴書を書く際の参考にしてください。

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1.履歴書を作成する上での注意点

まずは、履歴書全体として注意しておくべき点についてお伝えしていきます。
履歴書を基に選考を行う企業も少なくありません。

そのため、
企業に良い印象を持ってもらうための履歴書作成方法についてご紹介していきます。

1-1履歴書を記入する上での注意点

履歴書を記入する上での注意点についてまずはお伝えしていきます。
基本的な内容かもしれませんが、履歴書ではこの基本が大切。

是非、書く際の参考にしてみてください。

・記入する時は黒のボールペンを使用する

履歴書は基本的に手書き。
書きやすい黒のボールペンを使用しましょう。

おすすめはジェットストリーム。
なめらかに書くことができるため非常に書きやすいです。
文房具店には基本置いていますので、一度試してみてください。

・ていねいな字を心がける

当然ですが、字はていねいに読みやすさを心がけて書きましょう。
読みにくい履歴書だと目を通してくれない可能性もあります。
字に自信がないという人でも、
時間をかけて読みやすさを意識するだけで大きく改善されます。

・修正ペン、修正液は使用しない

少し面倒ですが、少しでも書き間違えたら最初から書き直すのが基本です。
正式な書類ですので、修正ペンや修正液を使うのはNG。
書き間違いを防ぐためには下書きを作成してから書き始めるのがいいかもしれません。

・記入欄に空欄はNG

履歴書に空欄の箇所があると、少し印象が悪くなってしまいます。
資格などの欄に記入する内容がない場合でも「特になし」と記入しましょう。
資格の欄については注意しておくべき点があります。
そちらに関しては後ほどご説明します。

・日付は正しく記入する

西暦、元号どちらでも構いませんが、表記はどちらかに統一しましょう。
基本的には元号で記入される方が多いです。

・提出する前には必ず見直しを!

よくあるのが、日付の記入漏れや誤字脱字がそのままになっているケースです。
郵送などで提出する前には必ず全てに目を通して最終確認しましょう。

以上のような内容が履歴書を書く時に注意しておくべき基本的な内容です。

1-2写真を意識する

履歴書を手にしてまず目に入るのが写真。

意識しているしないに関わらず、
人間の心理としてぱっと目に入ってくるでしょう。

履歴書に記入している内容よりもまず、
写真の表情や髪型、服装が見られる訳です。

逆に言えば、良い印象を持ってもらえる写真を履歴書に貼っておけばそれだけで一歩リード。

履歴書の写真は意外と手を抜いてしまいがちですが、
写真のクオリティには十分注意しておく必要があります。

ベストなのはスピード写真を利用するのではなく、
写真館などでプロの方に撮ってもらうのがいいでしょう。

しかし、当然写真館などで撮影する場合は手間も費用も余計にかかってしまいます。
スピード写真でも何点か意識しておけば良い印象を持ってもらえる写真に仕上げることができます。

その方法についてお伝えしていきます。

<意識しておくべき点>

・額を出す

男性、女性に関わらず、額を出すだけで清潔感を演出することができます。
そのため、髪型には注意しておきましょう。

男性の場合はワックスなどでしっかりとセットし、
女性で髪が長い場合は後ろで一つにまとめ額を出すことを意識してください。

・表情

表情は非常に重要なポイント。

写真での表情が暗いとそれだけで少し消極的な性格と勘違いされてしまうこともあります。
明るく、爽やかな表情で写真を撮影するように意識しましょう。

お伝えする方法が少し難しいですが、目を多少見開き、
口角を少し上げ多少の笑みが感じられるような表情が明るく爽やかな印象を持ってもらえます。

・服装

当然ですが、基本的にはスーツです。

ジャケットは黒や紺など濃い目の色を選んだ方が、顔が引き締まって見えるようです。
インナーは無難に白にしておいた方がいいでしょう。
清潔感を演出できるように意識してください。

・その他

正面のガラスが汚れている場合はティッシュなどでキレイにしておきましょう。
汚れているままだと少しぼやけてしまう恐れがあります。
また、膝の上に白い紙を乗せておけば光が反射し明るく映ってくれるようです。

次の項目では職歴欄の書き方についてご紹介していきます。

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2.職歴の書き方

冒頭でも少しお伝えしましたが、意外と悩む職歴の書き方について解説していきます。

<基本的な職歴の書き方>

①年学歴・職歴
②学歴
平成183県立 ○○高等学校 ●●科 卒業
平成184△△大学 ▲▲学部 □□科 入学
平成223△△大学 ▲▲学部 □□科 卒業
③職歴
平成224○○株式会社 入社
営業部に配属
平成258一身上の都合により退職
平成2510株式会社▲▲ 入社
商品開発部に配属
現在に至る
以上

①年月

・履歴書全体の書き方に言えることですが、年号は統一してください。

・和暦でも西暦でも構いませんが、和暦で統一されている方が多いです。

・年、月と項目がありますので、平成18の後に年を入れる必要はありません。

②学歴

・学歴に記入するのは基本的に高校以降でOK。

・大学の学歴がある方は高校の入学年度について記入する必要はありません。

・●●科、▲▲学部 □□科など学部、学科、コース名は詳細に記入するようにしましょう。

③職歴

・時系列に記入し、会社名は略さず正式名称で記入してください。

○○株式会社、●●有限会社など。

・業務内容は職務経歴書に記入しますので履歴書では詳しく記入する必要はありません。

どの部門に配属されたか程度は記入しておきましょう。

異動で部門が変わった場合は異動した月、異動先の部門も記入しましょう。

・現職の退職日が決まっている場合は「平成28年 3月 株式会社○○ 退職予定」と記入する

・退職理由は詳細に書く必要はありません。

自己都合の場合は「一身上の都合により退職」
倒産など会社都合の場合は「会社都合により退職」
契約社員などで契約期間満了の場合は「契約期間満了のため退職」と記入しましょう。

以上が基本的な職歴の書き方です。

しかし、このパターンに当てはまらないケースも多いと思います。

以下では、それらの内容について詳しくご説明していきます。

・途中で会社名が変更した場合

会社名が変わった場合は、
平成25 4 ●●株式会社 (現 ○○株式会社) 入社
前の会社名の後ろにかっこ書きで今の会社名を記入しましょう。

・離職後ブランクがある場合

離職後にブランクがある場合で資格取得など、
何かスキルアップのために費やしていた期間がある場合はその内容を記入しましょう。
特に無い場合や、
ブランクの期間が短い場合(3か月以内程度)は無理に記入する必要はありません。
その場合は基本通り、退職年月以降は現在に至る、以上のみ記入しましょう。

・転職回数が多い場合

転職回数が多い場合でも基本的には全職歴を記入しましょう。
経歴をごまかすと経歴詐称に・・・
書ききれない場合は、学歴・職歴欄が多い履歴書を利用します。
配属された部門などは省略し、職歴の最後に「詳細は職務経歴書にて記載」と記入。

・派遣社員の場合

派遣先の企業名は伏せておきましょう。
派遣会社に登録した日を入社日として記入します。
平成25 4 ○○株式会社に派遣スタッフとして登録
通信会社へ派遣 事務職
10 通信会社への派遣終了
など、派遣先でどの職種を経験したのかのみ記入しましょう。

・アルバイト経験のみの場合

アルバイトの経験のみの場合はアルバイトとして勤務と記入しましょう。
平成25 4 ○○有限会社 アルバイトとして勤務 ホールスタッフ
など、経験した業務を書いておいた方がいいでしょう。

職歴の書き方としては、以上の点を押さえていただければ問題ないと思います。

次の項目では、資格欄の注意点についてみていきます。

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3.資格欄の注意点

ここでは、よくありがちな資格欄に潜む注意点についてご紹介していきます。

結論から言うと、
資格欄に記入する資格は応募先の企業の業務に直結する資格のみを書いたほうが賢明。

アピールできる資格がないからと言って、
あまり関係のない資格を記入すると痛い目に合うかもしれません。
その内容を実例を用いてお伝えします。

参考:リクナビNEXT

ケース1

社長秘書の面接を受けた際のできごと。
何かのアピールにはなるだろうと考え、
資格の欄に救急救命士と自動二輪の資格を記入。

面接の場では、それらの資格を書いたせいで、
アクティブな人と勘違いされ無事合格したが希望とは全く別の営業部に配属された。

ケース2

前職が事務職で転職先も事務職を希望。
履歴書に書ける資格がなく10年ほど前に取得した色彩検定の資格を記入。
面接の際に色彩検定のことを突っ込まれ、これを活かした仕事は考えてないのですか?
との質問に上手く答えられず、たじろいでしまい面接の空気がきまずい雰囲気に。
結果、不合格。

少し特殊なケースだと思われる方が多いかもしれませんが、そんなことはありません。
割と起こり得るケースです。

自分勝手なアピールをするのではなく、
しっかりと相手が何を求めているのか何を評価するのかを考え資格を書くようにしましょう。

記入できるものがない場合は「特になし」と記入すれば問題ありません。

4.まとめ

書類選考の段階で差をつけるためにも履歴書は正しい書き方を意識し、丁寧に仕上げましょう。
重要な書類のため時間を掛けても損はありません。

細かいかもしれませんが、写真の写り方も意外と重要です。
髪型や表情は特に注意しておきましょう。

丁寧に作成したつもりでも見直すと誤字脱字が発見されるケースが大いにありえます。
作成後に再度見直しすることをお忘れなく。

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