就職・転職

40代でも転職できる!40代のための転職活動を徹底解説!

この記事は約12分で読めます。

「40代だけど、転職できるのか・・・」、「転職したいけど年齢制限が・・・」
など年齢と転職の関係に悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
確かに20代の転職に比べるとハードルが上がってしまうのは事実です。

だからと言って不可能ではありません。
結論から言えば40代からでも転職することは可能です。
大切なのは「どのように転職活動を行うか」
ここでは、データを基に40代の転職について見ていきながらベストな転職活動について解説していきます。

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1.40代の転職について

1-1 40代の転職理由

40代で転職を考えている方は多くいらっしゃいます。
そこには様々な理由が存在します。

まずは、40代の方の転職理由について見ていただきたいと思います。
転職サイトDODAが取っていたアンケートを載せておきます。
参考元URL:https://doda.jp/guide/reason/2018/004.html

<40代の転職理由>

順位転職理由割合
1位会社の将来性が不安21.4%
2位ほかにやりたい仕事がある15.8%
3位給与に不満がある8.5%
4位倒産/リストラ/契約期間の満了6.4%
5位残業が多い/休日が少ない4.8%
6位U・Iターンしたい4.1%
7位専門知識・技術力を習得したい3.8%
8位会社の評価方法に不満がある3.4%
9位業界の先行きが不安3.3%
10位幅広い経験・知識を積みたい2.8%

40代ともなると、それなりのポジションで業務に就き、
会社の内情を把握することで将来性に不安を感じてしまう方が多いようです。

倒産やリストラなど不本意な転職活動を強いられている方も多くいらっしゃいます。
現状への不満・不安ばかりでなく、
「ほかにやりたい仕事がある」
「専門知識・技術力を習得したい」
など前向きに考えている方も多くなっています。
あなたもこの転職理由のどれかに当てはまるのではないでしょうか。

ちなみに、おそらく多くの方が気になる転職後の年収についてですが、
(転職理由でも3位にランクインしています。)
一般的に35歳を超えると転職によって年収が下がると言われています。

転職のハードルが高いことを考えると、
「年収UP」だけを目指しての転職はやめておいた方がいいかもしれません。
希望の転職先を見つけるまでに多くのエネルギーと時間を消費してしまう可能性があります。

1-2  40代転職のリアル

冒頭で、40代の転職については可能です!
とお伝えしましたが厳しい現状があるのが正直なところです。
「簡単にできるものではない」
という認識は持っていただいた方がいいでしょう。

どうしても年齢は大きな障壁となってしまいます。
年齢が高くなるにつれ、求人数は少なくなってしまいます。

それだけでなく、年齢が高いことによりそれ相応の経験やスキルを求められてしまいます。
20代などの若手とは違い、
即戦力であることをかなり求められてしまうでしょう。

前職の経験を活かし、
同業種へ転職する場合や、
専門的なスキルを活かせる場合は別ですが・・・
全く経験のない異業種への転職は簡単にはいきません。

これらの理由から以前は、
35歳転職限界説」というフレーズがよく言われていました。
しかし、今はその「説」が崩壊してきています。
完全に崩壊していると言っても過言ではないかもしれません。

つまり、年収UP以外で転職を目指す場合であれば、
40代の方の転職チャンスはかなり増えてきています
その理由を次の項目でデータを基にお伝えしていきます。

1-3データから40代の転職について考える

40代からの転職が不可能ではないということについてデータを基に証明していきます。
大手転職サイトDODAが実施した調査を基に解説していきます。
出典元URL:https://doda.jp/guide/age/2019first/

上記のグラフを見ていただければ、
転職成功者の平均年齢は年々増加傾向にあることが分かります。
先ほどお伝えしたように一昔前であれば、
転職するには35歳までが限界と言われていました。
時代の流れとともに状況が大きく変わっていき、
今では「決してそんなことはない」というのが分かっていただけるのではないでしょうか。

出典元URL:https://doda.jp/guide/age/2019first/

また、上記のグラフを見ると非常に勇気付けられるかと思います。
たった、3年で40代以上の方の転職成功者の割合が2倍以上に増えています。

これらの結果から冒頭でもお伝えしたように、
40代の転職は決して不可能なものではなく、
むしろ40代の転職チャンスが広がっていると解釈できるのではないでしょうか。

リーマンショックに起因する求人需要の低下も改善されており、
今後ますます求人ニーズは高まっていくことが予想されます。
それに伴って40代以上の転職成功者の割合は確実に増えていくでしょう。
年齢だけを理由として、
転職を踏みとどめてしまっている方は「もったいない」と言えるかもしれません。

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2.「職種・業種」を絞ることで転職成功率を上げる

データを見ていただき、今の時代「転職に年齢は関係ない
ということが分かっていただけたかと思います。
ここでは、実際の転職活動のことを考え、
「職種・業種」を絞ることで転職成功率を上げる方法をご紹介していきます。

出典元URL:https://doda.jp/guide/age/2019first/

上記のデータを見ると、
技術系や営業系、販売・サービス系の職種で転職成功者の平均年齢が上がっていることが分かります。
なぜ、これらの職種で平均年齢が上がっているのか、
についてですがその理由はいたってシンプルです。

企業が経営幹部候補や店長・副店長など、
マネジメントや管理職経験がある人材を求めているからです。

景気が上向きになっていることにより、
新規事業の開始や新規出店が増えていることが背景となっています。
40代で転職する強みはここにあります。

40代で転職を考えている方の多くは今までの経験の中で、
「新人研修」
「管理職」
「人材育成」
などのマネジメントを経験された方が多いはずです。

その経験が転職活動において大きな強みとなります。
例え、未経験の業種であっても活かせるでしょう。

自分の強みを理解するために一度これまでの経験を振り返ってみるのがいいかもしれません。
これまでの経験の中で必ず、「活かせる強み」があるはずです。

根拠を強くするため、別のデータも載せておきます。
en転職が行った中途採用コンサルタントに対して行った
「ミドル人材(35歳以上)の求人動向」についてのアンケート。
参考元URL :https://mid-tenshoku.com/enquete_consultant/report_60/

<35歳以上のミドル人材を対象とした求人募集が増えると見込まれる「職種」>

順位職種割合
1位営業系53%
2位技術系(機械・メカトロ・自動車)41%
3位技術系(IT・Web・通信系)40%
4位技術系(建築・設備・土木・プラント)39%
5位経理・財務・会計系32%
6位経営企画・事業企画系28%
7位人事・総務系28%
8位マーケティング系25%
9位法務・コンプライアンス・知財系24%
10位経営者・COO・経営幹部20%

<35歳以上のミドル人材を対象とした求人募集が増えると見込まれる「業種」>

順位業種割合
1位IT・インターネット53%
2位メーカー49%
3位建設・不動産47%
4位流通・小売・サービス36%
5位コンサルティング18%
6位メディカル15%
7位商社15%
8位金融11%
9位インフラ・教育・官公庁6%
10位広告・マスコミ6%

20代など若手の方で転職活動をされている方では応募できない求人が必ずあるはずです。
しかし、いざ求人を見ると年齢制限が設けられているケースが多いでしょう。
一般的な求人サイトではどうしても年齢が高くなるにつれて、求人数は減少してしまう傾向にあります。
次の項目ではそんな問題を解決してくれる有効な手段についてご紹介していきます。

3.「転職エージェント」で転職成功率を上げる

ここでは、転職成功率を上げる方法として、
転職エージェントを利用する方法をご紹介していきます。
「求人数が少ない」という問題はこの転職エージェントが解決してくれます。

転職エージェントは転職サイトと同様に、
無料で利用できるため個人的にはかなりオススメ。

転職サイトを利用する場合は当然、
自分1人で転職活動を行わなければなりません。
転職エージェントを利用すると、
プロの転職アドバイザーの手助けを得て転職活動を行うことができます。
そこに、転職サイトと転職エージェントの大きな違いがあります。

転職の成功確率を上げるという意味では、
1人でやるよりもプロの手を借りて行う方がいいと思います。
これだけ聞くと「転職エージェントを利用しない手はない!」
となりがちですが、当然デメリットもあります。
詳しい転職エージェントのメリットとデメリットを次の項目でご説明していきます。

3-1転職エージェントを利用するメリット・デメリット

<転職エージェントを利用するメリット>

・非公開求人に応募できる

先ほど少しお伝えした問題を解決してくれるのがこの点になります。
一般的な求人媒体やハローワークなどに掲載される公開求人だけでなく、
転職エージェントは少数の人を採用したい場合などに使われる非公開求人を所有しています。
この非公開求人があなたの希望している職種とマッチする可能性があります。
単純に求人数が多いということは転職エージェントを利用する一つの大きなメリットと言えるでしょう。

・企業とのスケジュールを調整してくれる

企業と直接やり取りするのって結構しんどいと思います。
転職活動は仕事をしながら行うケースが多いでしょう。
そのため、応募先企業との調整が結構面倒なポイントです。
そんなときにスケジュール調整を担当がやってくれるのでとても助かります。
リスケしないといけない場合なども、
その旨と担当に伝えるだけでOKですので比較的気軽に調整が行えます。

・担当者が適格なアドバイスをしてくれる

転職エージェントを利用する大きなメリットと言えます。
転職活動は割と孤独です。
すぐに転職先が決まるケースは稀で途中、心が折れそうになることもあると思います。
そんな転職活動中に悩みを相談できたり、
プロの話を聞けたりするのは非常に助かると思います。

実際に転職することが可能なのか、
あなたの経験やスキルからどういう業界や職種を狙っていけばいいのか、
など的確なアドバイスをしてくれます。

面接の対策や転職のノウハウについて熟知しているため、
転職を成功させる確率を大幅に上げることが可能になります。

以上がメリットになります。
転職活動の際に大きな壁となる職務経歴書の書き方についてもあなたの経験を基に丁寧に指導してくれます。
求人を1件、1件探す手間を省くことができるのも大きな魅力かと思います。

次は反対にデメリットについてみていきます。

<転職エージェントを利用するデメリット>

・選択肢を狭くされることがある

転職エージェントはあなたが採用されることで企業からお金をもらいます。
どう頑張っても受からない企業は選択肢から外されてしまいがちです。
あなたの経験やスキルを基に合格できそうな企業ばかり紹介される可能性があります。

ちなみに転職エージェントを利用するからといって、
現状よりも大きく年収アップができるという訳ではないのです。
あなたの学歴、職歴、スキルを基準に転職先を紹介してくれるのが転職エージェントだと認識してください。

・転職エージェント側の都合

エージェント側は少しでもあなたの年収をあげようとします。
なぜかと言うとあなたの年収の約30%がその転職エージェントの会社に売上として入るからです。

「双方にとってメリットがあるじゃないか!」と感じますが、
例えば、年収は今とあまり変わらないがあなたの性格に合う企業
年収が高くなるが、あなたの性格に合わない企業

の2社から内定があった場合、担当者はほぼ間違いなく後者を勧めてきます。
担当者にもノルマがあるからです。

・企業側の都合

転職エージェントを介して応募してきた人と、
通常の窓口から応募してきた人、
どちらかを採用するとなった場合にあなたが企業の担当者ならどうしますか?
おそらく、通常の窓口から応募してきた人を採用するのではないでしょうか。
理由は簡単で転職エージェントからの応募者を採用する場合は採用コストが発生するからです。

以上が転職エージェントを利用するデメリットです。

メリットとデメリットをお伝えさせていただきましたが、
個人的には一度転職エージェントを利用するのをオススメします。
転職成功率を上げるという意味だけでなく、
一度プロの個人的には成功率を上げるという意味では転職エージェントを利用する方がいいでしょう。
特に非公開求人に応募できるという点が魅力です。

次ではおすすめの転職エージェントをご紹介していきたいと思います。

3-2おすすめの転職エージェント

<DODA>

DODAは他社に比べて非公開求人が非常に多いのが特徴。
希少求人もありますので、
選択肢を広げたいと思っている方にはオススメです。
また、仕事スタイルを診断してくれますので、
自分を客観的に知ることができ、転職活動をスムーズに進めることができるというメリットがあります。

職務経歴書などの書類作成サポート、面接の対応方法などについて、
担当者の対応が誠実で好印象という評判が多いです。
転職に関する様々な情報を載せてくれています。
これが結構参考に。
手厚いサポートを受けたい方はDODAを選ぶのがオススメです。

<リクルートエージェント>

業界最大手。
公開・非公開求人問わず求人数は圧倒的にナンバーワンです。
中小から大手、業種を問わず幅広く対応しています。
それに伴い当然転職成功数の実績は非常に高いです。
転職に関するノウハウを多く持っていると言えるでしょう。

そのため、担当者のスキルの高さは他の転職エージェントに比べて高いです。
どこの転職エージェントにするか迷った場合は、
リクルートエージェントを選ばれるのがいいかもしれません。

<マイナビエージェント>

求人数については他に比べると少し少ないです。
しかし、出版、広告、営業系には強いという特徴があります。
担当は距離が近く親身になって相談に乗ってくれるという評判が多いです。
希望している職種が、
出版、
広告、
営業系のどれかに決まっている場合はマイナビエージェントを利用するのがいいでしょう。

以上がおすすめの転職エージェントになります。
それぞれの特徴を参考に自分にはどの転職エージェントが合うのか考えてみてください。

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4.転職後について・・・

最後に少し転職後についてお話しさせていただきます。

少し古い記事ですが、
週刊SPA!2014/3/11 「40代で会社を辞めた人のリアル」によると、
転職者の6割が転職後に年収が減ったと答えたそうです。
(40代サラリーマン2000人へのアンケート結果)

目次1でお伝えしたように転職後に年収が上がるのはあまり期待できないようです。
しかし、同じ記事の中で転職後に「幸福度」が上がったと答えた方はなんと8割以上いたそうです。
つまり、8割以上の方が転職して良かったと感じているということでしょう。

転職活動は簡単にはいかないものです。
ただ、チャレンジする価値は大いにあるはずです。
転職で悩んでいる方は勇気を出して一歩踏みだしてみるがいいかもしれません。

5.まとめ

40代の転職についてハードルが高いのは事実です。
しかし、以前に比べ転職のチャンスはかなり広がってきています。
「職種・業種」を絞る、
「転職エージェント」を活用するなど工夫することで転職成功率は大幅に上がるでしょう。
「転職したいけど年齢制限が・・・」とネガティブになることなく、
是非チャレンジしていただければと思います。

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