
同じ働くのであれば、少しでも高条件のバイトで働きたいですよね?
アルバイトを探す際に時給が高い、シフトに融通が利く、
などみなさん個々に重視されている条件があるでしょう。
条件の良いバイトとは何なのか、条件以外で良いバイトとは何なのかに注目し、
これからアルバイトを探される方にとって少しでも役立つ情報を載せていきます。

1.条件の良いバイトとは
いざ、アルバイトをしてみると、
始める前には気づかなかった自分の求める条件が出てくるケースが多いはず。
例えば、時給が高いということで選んだバイトだったのに、
交通費が全額支給されず少し割が悪くなってしまったなど・・・
そこで、まずは調査結果を基に、
みなさんがバイトをする上で重視する条件をランキング形式でご紹介していきます。
1-1みんなが重視している条件
求人サイトのマイナビが学生を対象に行ったアンケート結果になります。
・アルバイト ゆずれない条件 ランキング
1位 | 時給 | 38.7% |
2位 | 立地(家の近く、駅チカなど) | 18.3% |
3位 | 業種(飲食か、塾かなど) | 14.0% |
4位 | 働く時間帯(土日勤務なしなど) | 10.8% |
5位 | シフトの決め方(月ごと、1週間ごとなど) | 9.7% |
出典元URL:https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/46371
やはり、圧倒的にトップなのが時給・給料の金額面です。
続いて、エリアや通勤・アクセスなど家や学校などの立地、
活動エリアからすぐ職場に行ける点を重視している方が多いようです。
ランキングの内容はアルバイトの求人を見ればある程度把握できる内容です。
これらの情報を基に自分にとってどの条件が大事なのか一度考えてみてください。
続いては逆に条件面以外で、
重視する点についてのアンケート結果もありますのでそちらを載せていきます。
1-2条件がよくなくても働きたいと思える職場とは
・「はたらきたくなる」職場ランキング(自社調べ)
1位 | 職場の雰囲気 | 52.8% |
2位 | スタッフの雰囲気 | 47.6% |
3位 | 店長・上司の人柄 | 47.5% |
4位 | 職場の環境(内外) | 18.1% |
5位 | 同じシフトの人との相性 | 15.4% |
6位 | 勘 | 13.0% |
7位 | なんとなく | 7.2% |
8位 | スタッフの男女比 | 5.9% |
9位 | そのほか | 1.8% |
目に見えて分かる金額面や立地面以外では職場の雰囲気など、
人間関係に付随する点を重視される方が多いようです。
確かに、実際いかに時給が高くても職場がギスギスしていたり、
上司からの圧が強かったりするような環境だと長続きしづらくなってしまいます。
これらの内容は実際に働くまでなかなか把握することが難しいです。
飲食店など働く前にある程度の雰囲気を感じとれる場所で働く予定の方は、
面接に行く前に一度お店に足を運び、雰囲気が自分に合っているのか、
事前に確かめる方法を取るのが一番いいかもしれません。

2.条件の高いアルバイトについて
先ほどのゆずれない条件ランキングに基づいて、
条件の高いアルバイトについて少しご説明していきたいと思います。
2-1時給の条件が良い職種とは
まずは、ゆずれない条件ランキングにて、
圧倒的№1あった時給の条件が良い職種について見ていきたいと思います。
情報元はジョブズリサーチセンターの平均賃金レポートより2019年の6月の三大都市圏募集時平均時給データから。
1 | キャンペーンスタッフ | 1,289円 |
2 | テレフォンアポインター | 1,287円 |
3 | コールセンタースタッフ | 1,284円 |
4 | 営業 | 1,261円 |
5 | ホールスタッフ(パチンコ・遊技場) | 1,241円 |
6 | チラシ・パンフレット配布 | 1,189円 |
7 | 塾講師 | 1,177円 |
8 | イベントスタッフ(設営・運営等) | 1,170円 |
9 | データ入力 | 1,161円 |
10 | ホテルフロント | 1,107円 |
出典元URL:https://jbrc.recruit.co.jp/data/data20190711_1181.html
時給を一番の条件に考えられている方は、
ある程度職種を絞ってからの方がアルバイトを見つけやすくなります。
時給と職種については密接に関わる内容ですので、
職種を決めた上で勤務エリア→勤務日数という風に条件を増やして探すのが効率的。
そういった意味でこちらの情報を是非、参考にしてみてください。
ただし、時給の高い職種にはそれなりのリスクや注意しておくべき点あります。
例えば、塾講師などの職種は学力、教えるスキルが求められますし、
授業の時間外に次の授業の用意をしないといけません。
プライベートの時間が多少削られてしまうのは覚悟しておく必要があります。
テレフォンアポインターやコールセンターはお客様からのクレーム対応があった場合、
精神的に疲れる面が・・・
営業系は売れ行きが悪い時にノルマを課せられる可能性が考えられます。
パチンコ店はたばこのにおいの強さや騒音が激しく、健康面に少し悪影響。
お伝えさせていただいた内容はあくまで一例。
リスクを回避するために興味のある職種が見つかった場合は、
一度どんな仕事内容なのかを調べてから応募するのがいいかと思います。
2-2人気の高い条件に多く該当する仕事はあるのか
ここでは少し踏み込んで、条件の良いアルバイトに就くためには、
どういったアルバイトを選ぶ必要があるのかについてお話していきます。
結論から言うと融通が利きやすく時給が高いという点を考えると単発バイトがオススメです。
※単発バイトについて時給+勤務曜日+勤務期間の条件にマッチ
単発バイトの魅力はなんといっても短期間で稼げること。
時給が高く1日のみや、2~3日の期間で働けるため忙しい学生の方にはピッタリです。
単発のバイトを複数組み合わせて、
月に10万以上稼いでいる学生の方も数多くいます。
代表的な単発バイトでいうと、
・試験監督
・キャンペーンスタッフ
・イベントスタッフ
・交通量調査
など。
・試験監督
試験監督は、様々な会場で実施される資格試験などの試験官を担当するアルバイト。
仕事内容としては、試験前のテストについての説明、
試験用紙の配布及び回収、試験中の監視などです。
資格試験は、日曜日に実施されるケースが多く、
通常は1日のみ長くとも2日程度の単発の仕事になります。
・キャンペーンスタッフ
新商品などをPRするアルバイト。
基本的にはサンプリングやティッシュ配りなどを行うケースが多いです。
キャンペーンを行う期間によって、
バイトの日数は異なりますが最短で1日のみ、長くても1週間程度の仕事になります。
時給・日給は比較的高めであり、給与形態は日払いや週払いが中心です。
・イベントスタッフ
スポーツの試合会場やコンサート会場の運営をサポートする仕事。
イベントの仕事ということもあって、勤務日は土日・祝日がメイン。
仕事内容としては、会場の設営、受付スタッフ、誘導員など幅が広く好きな仕事を選べます。
時給についてはキャンペーンスタッフ同様比較的高く、
日払いや週払いを選べるケースが多いです。
・交通量調査
歩道などの道路脇で歩行者や車の交通量をカウントするアルバイト。
簡単に言うと椅子に座って、ポチポチとカウントする作業です。
基本的には短期間で1~3日程度の期間で実施するケースが多いです。
意外と人気の仕事であり、探すのは少し難しい仕事かもしれません。
単発バイトはその都度自分で探さなければならないというデメリットがあります。
そのため、効率良く探すためには派遣会社に登録するのが効果的です。
登録さえしておけば、
単発の仕事を派遣会社から紹介してもらえるため手間を省くことができます。
派遣会社の仕事は比較的時給が高い内容が多いため、
試しに一度登録だけしてみるのもいいかもしれません。(登録にはもちろん無料。)

3.最近話題のブラックバイトについて
アルバイトを探されている方に少し頭に入れていただいきたい内容があります。
それは今学生の間で話題になっているブラックバイトについて。
ここ最近、ブラックバイトとして、
取り扱われる問題が非常に多く発生しており社会問題とまで言われています。
そのため、この項目ではブラックバイトの被害に遭わないために!
ブラックバイトがどういったものなのか、
ブラックバイトの特徴及び簡単な見分け方等を順にご説明していきたいと思います。
3-1ブラックバイトの特徴、見分け方
ブラックバイトとは、
簡単に言うと学生が学生らしい生活を送れなくしてしまうアルバイトのことです。
・ブラックバイトの特徴
ブラックバイトの特徴としては、
・希望していないシフトを入れられる
・実際の労働条件が、募集時の条件と明らかに異なる
・社員並みのノルマを課せられる
・片づけの時間などに時給が発生しない(早めにタイムカードを切るのを要求される)
・ミスをすると罰金を支払わされる
・扱っている商品の買い取りを要求される
・長時間労働しても休憩がもらえない
・遅刻などに対して罰金を科してくる
・辞めたいと言ってもなかなか聞いてもらえない
以上のようなものが挙げられます。
悪質なケースでは勝手にシフトを入れられたにもかかわらず、
拒否すると罰金を支払わされたりするケースもあるようです。
・ブラックバイトの見分け方
次にブラックバイトの見分け方についてお話していきたいと思います。
実際に働いてみないと全ての状況を把握するのは難しいですが、
ある程度ブラックバイトには共通している点があります。
・常に募集している
ブラック企業と似ている点になりますが、
常に募集している=定着率が非常に悪い可能性が高いです。
新店オープンなど業務拡大に付随する内容であればいいのですが、そういったケースは稀。
何かしら問題のあるケースが多いと思いますので、
バイトの候補から外したほうが賢明かもしれません。
・面接が適当
辞めていく人が多く、面接する回数が多いため、
面接担当の人が流れ作業になってしまっているケースが考えられます。
面接時の雰囲気は特に注意して観察しておいた方がいいでしょう。
適当という以外でも面接官の言葉遣いが上から目線や高圧的な対応の場合は、
働いてからも圧が強く、パワハラの被害に遭う確率が高くなる可能性があります。
3-2もし、ブラックバイトの被害に遭ってしまったら・・・
運が悪くブラックバイトの被害に遭ってしまった場合は当然ですが、
無理して続けることなくバイト先を変えることを検討してください。
仮に時給がよくても学生の本分である学業に支障をきたすような内容であれば本末転倒。
ブラックバイトの厄介なところがなかなか簡単にやめさせてくれないという点です。
そういった場合は外部に働きかける解決策をとってください。
・労働基準監督署に相談する
アルバイトであっても労働基準監督署に相談すれば問題の解決に動いてくれます。
証拠が少ない場合は少し厳しいですが、
「いつ・どこで・だれに・どのような」ことを言われたのか、
されたのかということを証明できればしっかりと動いてくれます。
・ブラックバイトユニオンに相談する
ブラックバイトに関する問題を専門的に扱う団体。
相談専用の窓口があり、
比較的簡単な内容から相談しやすいのが特徴です。
サイトには証拠の集め方や実際の解決事例などが載せられており、
「今の環境がブラックバイトかな?」
と少し感じられたタイミングで一度サイトを訪問してみるのがいいでしょう。

4.就活を見据えて・・・
アルバイトは単純にお金を稼ぐという以外にも非常に大きな役割を担っています。
結論から言うと、就活の際のアピールポイントとして使えます。
どのアルバイトにしようか迷われている方は、
先を見据えてアルバイトを選んでみるのも1つかもしれません。
なぜかと言うと、
企業の面接では学生時代のアルバイトについて聞かれることが非常に多いからです。
「社会に出る前にどのように働いていたのか」
というのは面接官にとっては気になるポイントになるのでしょう。
どういった内容が面接官に対し、アピールになるのかを簡単にご説明していきます。
・継続力アピール
1つの職場で働き続けることは真面目であり、
働き続ける常識を持っていると解釈されやすく、それだけでアピールポイントとなります。
その点を考えると長く続け安いコンビニや飲食店のアルバイトを選択するのも1つの方法。
・経験の多さをアピール
先ほどとは完全に逆の発想になりますが、
経験の多さは非常に高い評価材料になります。
様々な職場を経験し、それぞれの環境で適応できる人は社会に出てからも重宝されます。
それらを考えると短期や単発のアルバイトをこなすため、
派遣会社に登録するのが一番良い方法かもしれません。
・変わったバイトでアピール
地域によってはアルバイトを探すのが難しいかもしれませんが、
ゴルフのキャディは面接での受けがピカイチ。
コミュニケーション能力、マナー面での評価が高く、
加えて会社の上層部の方との会話経験もあるだろう、
というとても高い評価がされることもあります。
給与など条件面以外での付加価値として、
アルバイトを探される際に参考にしてみてください。
5.まとめ
アルバイトを探す際には、
非常に多くの条件の中から選択していかなくてはなりません。
自分にとって有意義なアルバイトにするために、
自分にとっての高条件とは何なのかをしっかりと考えていくことが大切でしょう。