履歴書・経歴書

職歴の書き方が重要!書類選考を突破する履歴書!

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履歴書の職歴欄って意外と書き方に困りますよね?

転職回数が多い場合や、前職からのブランクがある場合など、
どういうふうに書いたらいいのか迷う部分があるはず。
履歴書は重要な書類。
職歴欄に限らず正しい書き方を徹底し、
丁寧に仕上げることができれば面接に進む前に印象を上げることができるでしょう。

ここでは、職歴の書き方を中心に書類選考を突破するための履歴書の作成方法についてご紹介していきます。
ポイントは①写真②志望動機の2つになります。
履歴書を作成する上での注意点についても見ていきますので是非参考にしてください。

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1.職歴はこう書く!

まずは、意外と悩む職歴の書き方についてみていきます。
ブランク期間がある場合や転職回数が多い場合の書き方についても解説していますので是非参考にしてください。

<基本的な職歴の書き方>

①年学歴・職歴
②学歴
平成183県立 ○○高等学校 ●●科 卒業
平成184△△大学 ▲▲学部 □□科 入学
平成223△△大学 ▲▲学部 □□科 卒業
③職歴
平成224○○株式会社 入社
営業部に配属
平成258一身上の都合により退職
平成2510株式会社▲▲ 入社
商品開発部に配属
現在に至る
以上

①年月

・履歴書全体の書き方に言えることですが、年号は統一してください。

・和暦でも西暦でも構いませんが、和暦で統一されている方が多いです。

・年、月と項目がありますので、令和1の後に年を入れる必要はありません。

②学歴

・学歴に記入するのは基本的に高校以降で大丈夫です。

・大学の学歴がある方は高校の入学年度について記入する必要はありません。

・●●科、▲▲学部 □□科など学部、学科、コース名は詳細に記入するようにしましょう。

③職歴

・時系列に記入し、会社名は略さず正式名称で記入してください。
○○株式会社、●●有限会社など。

・業務内容は職務経歴書に記入しますので履歴書では詳しく記入する必要はありません。
どの部門に配属されたか程度は記入しておきましょう。
異動で部門が変わった場合は異動した月、異動先の部門も記入しましょう。

・現職の退職日が決まっている場合は「令和2年 3月 株式会社○○ 退職予定」と記入する

・退職理由は詳細に書く必要はありません。
自己都合の場合は「一身上の都合により退職」
倒産など会社都合の場合は「会社都合により退職」
契約社員などで契約期間満了の場合は「契約期間満了のため退職」と記入しましょう。

以上が基本的な職歴の書き方です。
しかし、このパターンに当てはまらないケースも多いと思います。
以下では、それらの内容について詳しくご説明していきます。

・途中で会社名が変更した場合
会社名が変わった場合は、
平成25 4 ●●株式会社 (現 ○○株式会社) 入社
前の会社名の後ろにかっこ書きで今の会社名を記入しましょう。

・離職後ブランクがある場合
離職後にブランクがある場合で資格取得など、
何かスキルアップのために費やしていた期間がある場合はその内容を記入しましょう。
特に無い場合やブランクの期間が短い場合(3か月以内程度)は無理に記入する必要はありません。
その場合は基本通り、退職年月以降は現在に至る、以上のみ記入しましょう。

・転職回数が多い場合
転職回数が多い場合でも基本的には全職歴を記入しましょう。
経歴をごまかすと経歴詐称になってしまいます。
書ききれない場合は、学歴・職歴欄が多い履歴書を利用する。
配属された部門などは省略し、職歴の最後に「詳細は職務経歴書にて記載」と記入。

・派遣社員の場合
派遣先の企業名は伏せておきましょう。
派遣会社に登録した日を入社日として記入します。
平成30 4 ○○株式会社に派遣スタッフとして登録
通信会社へ派遣 事務職
10 通信会社への派遣終了

など、派遣先でどの職種を経験したのかのみ記入しましょう。

・アルバイト経験のみの場合
アルバイトの経験のみの場合はアルバイトとして勤務と記入しましょう。
平成30 4 ○○有限会社 アルバイトとして勤務 ホールスタッフ
など、経験した業務を書いておいた方がいいでしょう。

職歴の書き方としては、以上の点を押さえていただければ問題ないでしょう。

1-2「西暦・和暦」換算

「西暦・和暦」がすぐに換算できるサービスを紹介します。
実際に履歴書を作成される際の参考にしていただければと思います。

和暦(元号/年号) ⇔ 西暦 変換

西暦和暦変換・和暦西暦変換ツール[和暦(元号) ⇔ 西暦変換] - 履歴書作成に便利です。【みんなの知識 ちょっと便利帳】
西暦和暦変換・和暦西暦変換ツールです。和暦・元号と西暦の変換をします。届け出や、履歴書、経歴書などを書いたりする場合、西暦を使うことが多くなっています。和暦・元号では覚えているが西暦はという場合、逆に西暦を元号に直さなくてはならない場合など、個人でも会社の総務系などでも便利に使えます。『みんなの知識 ちょっと便利帳』の...
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2.写真には絶対手を抜かない

書類選考を突破するための1つ目のポイントが写真です。
「写真」は履歴書においてかなり重要です。
その理由は、履歴書を手にしてまず目に入るのが写真だからです。

意識しているしないに関わらず、
人間の心理としてぱっと目に入ってくるでしょう。
履歴書に記入している内容よりもまず、写真の表情や髪型、服装が見られる訳です。
逆に言えば、良い印象を持ってもらえる写真を履歴書に貼っておけばそれだけで一歩リードできます。

そのため、履歴書の写真は意外と手を抜いてしまいがちですが、
写真のクオリティには十分注意しておく必要があります。
ベストなのは、スピード写真を利用するのではなく、
写真館などでプロの方に撮ってもらうのがいいかと思います
しかし、当然写真館などで撮影する場合は手間も費用も余計にかかってしまいます。

スピード写真でも何点か意識しておけば良い印象を持ってもらえる写真に仕上げることができます。
その方法についてお伝えしていきます。

<意識しておくべき点>

・額を出す

男性、女性に関わらず、額を出すだけで清潔感を演出することができます。
そのため、髪型には注意しておきましょう。
男性の場合はワックスなどでしっかりとセットし、
女性で髪が長い場合は後ろで一つにまとめ額を出すことを意識してください。

・表情

表情は非常に重要なポイントです。
写真での表情が暗いとそれだけで少し消極的な性格と勘違いされてしまうこともあります。
明るく、爽やかな表情で写真を撮影するように意識しましょう。

お伝えする方法が少し難しいですが、
目を多少見開き、口角を少し上げ多少の笑みが感じられるような表情が明るく爽やかな印象を持ってもらえます。

・服装

当然ですが、基本的にはスーツです。
ジャケットは黒や紺など濃い目の色を選んだ方が、顔が引き締まって見えるようです。
インナーは無難に白にしておいた方がいいでしょう。
清潔感を演出できるように意識してください。

・その他

正面のガラスが汚れている場合はティッシュなどでキレイにしておきましょう。
汚れているままだと少しぼやけてしまう恐れがあります。
また、膝の上に白い紙を乗せておけば光が反射し明るく映ってくれるようです。

以上の点を意識して写真を撮ってみてください。
それだけで、写真の仕上がりは格段に上がります。

<写真良い例>

写真の良い例を載せておきます。下記を参考に撮影してみてください。

出典元URL: https://doda.jp/guide/rireki/photo.html

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<男性編>

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<女性編>

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3.志望動機に熱意を込める

ポイントの2つ目は「志望動機」です。
採用担当者は、
「なぜ、うちの会社でなければならないのか」
「なぜ、数ある会社の中からうちの会社を選んだのか」という点を非常に気にします。

そのため、完成度の高い志望動機を作成できれば採用確率をアップさせることができるでしょう。
志望動機は書く前の準備が必要不可欠です。
そのための準備として必要なのが企業研究です。
その方法と書く時のテクニックの2点を中心に解説していきます。

3-1準備が大切「企業研究」

「企業研究」と聞くとなんだか難しそうな気がしますが決してそんなことはありません。
「相手を知ること」それだけです。情報を入手する感覚で行いましょう。

企業のどこに惹かれたのか
その企業の強みはどこにあるのか(同業他社と比較して)
上記の2点を意識して行えば割と簡単に企業研究を行うことができます。
以下で、具体的にご説明していきます。

・企業HPから入手する

企業のHPから簡単に情報を入手することができます。
企業概要、企業理念、代表者メッセージ、事業内容など、
その企業を把握できる内容を見ることができますので必ず確認するようにしましょう。
企業理念からは、会社のビジョンや想いを把握できます。
そこから同業他社との違いが見えてくることもあります。

・書籍や雑誌から業界の情報を入手する

企業が所属している業界を知るには書籍などから入手する方法がいいかと思います。
本屋さんに行けば、業界研究用の書籍などが多数置いています。
業界の主要企業や業界としての取り組みなど非常に参考になる情報が多いです。
業界を知ることは企業研究にかならず活きてきます。

準備作業としては、企業研究を行っていただくだけで十分です!
次の項目では、書く上でのテクニックをご紹介していきます。

3-2志望動機を書く上でのテクニック

先ほども少しお伝えしましたが、
志望動機で大切なのは「なぜ、その企業でなければならないのか」を伝えることです。

それさえ上手く盛り込むことができれば完成度の高い志望動機にすることができます。
その方法についてここでは解説していきます。

・自分の経験、スキルが入社後に活用できる点を伝える

これまでの経験であなたが培ってきたスキル=強みを応募先の企業と直結させます。
応募先の業界や職種で活かせる経験やスキルを積極的に伝えましょう。
例えそれが、未経験の業界への転職でも関係ありません。
企業研究を行った後であれば、
自分のどの強みが応募先で活かせることができるかがある程度把握できているはずです。

・将来のビジョンを伝える

中途採用の場合、企業は即戦力を求める傾向にあります。
しかし、当然ですが長く働き続けてくれるか、という点もかなりチェックしています。
入社後に応募先の企業でどうなっていきたいのかを盛り込むことができれば、
かなり完成度の高い志望動機だと言えるでしょう。

以上の2点が志望動機を書く上でのテクニックです。
実際に志望動機の例文を簡単にですが載せておきます。

<例>

前職では営業職をしており、顧客のニーズを把握することを意識していました。
顧客である企業担当者へ定期的に訪問・連絡を取り、
何気ない会話から状況を読み取り詳細に記録しておくことで取引先のニーズに応じた商品を提案することに注力しておりました。
ニーズを読み取る能力は貴社のマーケティング部門でも活かせるのではないかと考えています。
以前から貴社のブランドを愛用していたこと、
前職の経験の中でマーケティングに対する興味があったことがこの度応募させていただいた理由です。
入社後は貴社の商品の良さを伝え、拡販していくことに尽力していきたいと考えております。

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4.履歴書を作成する前のチェックポイント!

最後に履歴書全体として注意しておくべき点についてお伝えしていきます。
基本的な内容にはなりますが、
意外な落とし穴があるかもしれませんので履歴書を作成する前に一度確認しておいてください。

・記入する時は黒のボールペンを使用する

履歴書は基本的に手書きで行います。書きやすい黒のボールペンを使用しましょう。
おすすめはジェットストリームです。
なめらかに書くことができるため非常に書きやすいです。
文房具店には基本置いていますので、一度試してみてください。

・ていねいな字を心がける

当然ですが、字はていねいに読みやすさを心がけて書きましょう。
読みにくい履歴書だと目を通してくれない可能性もあります。
字に自信がないという人でも、時間をかけて読みやすさを意識するだけで大きく改善されます。

・修正ペン、修正液は使用しない

少し面倒ですが、少しでも書き間違えたら最初から書き直すのが基本です。
正式な書類ですので、修正ペンや修正液を使うのはNGです。
書き間違いを防ぐためには下書きを作成してから書き始めるのがいいかもしれません。

・記入欄に空欄はNG

履歴書に空欄の箇所があると、少し印象が悪くなってしまいます。
資格などの欄に記入する内容がない場合でも「特になし」と記入しましょう。
資格の欄については注意しておくべき点がありますのでそちらに関しては後ほどご説明します。

・日付は正しく記入する

西暦、元号どちらでも構いませんが、表記はどちらかに統一しましょう。
基本的には元号で記入される方が多いです。

・提出する前には必ず見直しを!

よくあるのが、日付の記入漏れや誤字脱字がそのままになっているケースです。
郵送などで提出する前には必ず全てに目を通して最終確認しましょう。

5.まとめ

履歴書は企業に必ず提出する重要な書類です。
職歴欄で間違えることのないようにここで必ず確認しておいてください。
書類選考の段階で一歩リードするためにも、
「写真」と「志望動機」は絶対に手を抜かないようにしましょう。
丁寧に作成したつもりでも見直すと誤字脱字が発見されるケースが大いにありえます。
先ほどもお伝えしましたが、作成後の見直しは必須事項です。

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