面接

面接で印象の良い入室マナー5ポイント

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初めての面接を控え、入室時のマナーがわからず、困っているというあなた!
・第一印象
・ノックの仕方
・ドアの閉め方
・挨拶・お辞儀の仕方
・着席のタイミング

このたった5つのポイントをおさえるだけで面接官の評価がグンと上がります。
ここでは、5つのポイントをそれぞれ丁寧に解説していくので、
初めて面接を受けるあなたでもすぐに実践でき、採用される確率も大幅アップにつながります。

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1.実は間違いやすいノックの作法

面接が開始して最初に行うアクションは面接室のドアのノックです。
日本人は作法に厳しい人種です。
ノックの仕方一つにも気をつけなければいけません。
よく間違われやすいのは回数です。
プロトコールマナー(国際基準マナー)によると、

・2回のノックは、トイレ用
・3回のノックは、家族・友人・恋人など親しい相手用
・4回のノックは、初めて訪れた場所や礼儀が必要な相手用

とされています。

面接は、礼儀が必要な場になるので正式には4回になります。
しかし、ビジネスの場では、3回に省略することも可能とされています。
面接の入室時は3回のノックが望ましいでしょう。
ノックをして、面接官から「どうぞ、お入りください。」
という声が聞こえたら、ドアを開けましょう。

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2.意外と見られている入室後のドアの閉め方

面接室のドアを開け、
中にいる面接官の目を見て「失礼致します」と大きな声で挨拶をします。
いざ、面接室へ入って一つ目の関門は「ドアの閉め方」です。
面接官に背を向けてのドアの閉め方は好ましくないでしょう。
かといって、面接官の方を見たまま、
後ろ手にドアを閉めるのもやめておいたほうがいいです。
面接官に完全な背中を向けないように、
そして斜めの立ち位置で音が鳴らないよう、静かに丁寧に閉めましょう。
ここまで出来れば完璧と言えるでしょう。

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3.挨拶・お辞儀の仕方にも気をつけよう!

面接室に入室し、ドアを閉めたら、
面接官の目を見て「よろしくお願い致します」と挨拶をして、一礼しましょう。
それでは、正しいお辞儀の仕方を説明します。

1.両足を揃え、姿勢をよくし、面接官の目を見ます。(男性は手を横、女性は手を前に)

2.背筋を伸ばしたまま、腰だけを45度曲げます。

3.45度まで曲げ、1秒止まります。

4.ゆっくりと上体を起こします。

5.姿勢を良くし、面接官の目を見ます。

全ての動作にメリハリをつけ、流れ作業にならないように気をつけましょう。
挨拶を終えたら用意されている椅子の隣(入り口に近い方)まで行きましょう。
椅子の横にスペースがない場合は、椅子の前に立ちます。

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4.着席のタイミング

椅子の隣まで行くと面接官から大学名と名前を聞かれます。
面接官の目を見ながら、大学名・学部名・名前の順番で答えましょう。
当たり前の事ですが、名前はフルネームで答えます。
名前まで言い終わったら、「よろしくお願い致します」と言ってから、再度お辞儀をしましょう。

面接官から「どうぞ」と着席を促されたら、
「失礼致します」と会釈してから座りましょう。
会釈の角度は15度が目安です。

椅子には深く座らず、
背もたれにもたれることなく、背もたれから3分の1ほどあけて座りましょう。
男性は、足は肩幅に広げ、手は軽く握って、膝の上に置きます。
女性は、両膝・かかと・つま先を付けて、
手は左手が上になる様に重ねて膝の上に置きます。

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5.第一印象で採用確率アップ!

面接で一番大事なのは、なんといっても第一印象でしょう。
第一印象の重要性は、心理学的にも「第一印象の確証バイアス」が確認されており、
人は第一印象を追証したがると裏付けられております。
また、データでも第一印象の重要性が実証されています。

採用担当者が重視するポイントについて、データを見ていただきたいと思います。
転職サイトDODAが面接で重視するポイントについて、
アンケートを取っていましたのでそちらの結果を載せておきます。

面接で重視するポイント職種別

1位2位3位4位5位
営業系第一印象受け答えの仕方誠実さ・素直さ熱意・積極性身だしなみ
企画・管理系第一印象受け答えの仕方経験論理的思考力誠実さ・素直さ
IT・通信系第一印象スキル経験受け答えの仕方熱意・積極性
建築・土木系第一印象誠実さ・素直さ受け答えの仕方経験熱意・積極性
化学・食品系受け答えの仕方第一印象誠実さ・素直さ経験論理的思考力
電気・機械系第一印象スキル受け答えの仕方熱意・積極性誠実さ・素直さ
販売・サービス系第一印象受け答えの仕方身だしなみ誠実さ・素直さ熱意・積極性
金融系第一印象スキル熱意・積極性受け答えの仕方仕事の成果
クリエイティブ系第一印象スキル誠実さ・素直さ受け答えの仕方熱意・積極性

参考元URL:https://doda.jp/guide/saiyo/008.html

ほぼ、全ての職種で第一印象が1位になっています。
この結果から、いかに第一印象が重視されているか分かっていただけたのではないでしょうか。

第一印象の中で特にポイントとなってくるのは清潔感です。
どの業種においても清潔感のある身なりは、面接官の印象が確実にアップします。
できれば面接の二、三日前に散髪をしておきましょう。

スーツもシワクチャでは清潔感の欠片もありません。
クリーニングに出しておく事を強くお勧めします。
またスーツにもいろいろと種類がありますが、
極力ストライプが入っているものや、
カジュアルな形のスーツは避け、黒色のビジネススーツが良いでしょう。

ブランド物のスーツは、面接の場ではあまりお勧めできません。
サイズにも気をつけましょう。
大きすぎてダボっとしたものや、
小さすぎてピチピチになってしまうスーツはやめておきましょう。

また面接時によく困るのが、ネクタイです。

ネクタイは派手な物は避けましょう。
具体的にNGとされているものは

・無地の黒、白の冠婚葬祭用

・キャラクター柄、ブランド柄

・ピンクや金色の派手な色

です。

また、比較的印象の良いものは

・ドット柄(爽やかで上品な印象を与えます)

・レジメンタル(定番。線が太いものはカジュアルなイメージがあるので細い物)

が一般的に良いとされているものです。

また、プラス1のポイントとして、
ネクタイにディンプルをつくると更に好印象になります。
是非参考にしてみて下さい。

そして当日の朝、余裕を持って起床し、
男性の方は髭を剃り、女性の方はフォーマルな化粧を施しましょう。
クリーニングに出しておいたスーツはタグが付いてある事がほとんどです。
忘れずに外しておきましょう。

面接会場には遅くても15分前までには到着しておきましょう。
またトラブルは付き物です。
面接会場には15分前には到着しておくにして、
最寄り駅にはできれば1時間前に着いておくのがベストです。

当日、電車が遅延して面接に遅れるという事はないようにしましょう。
電車の遅延は想定できる範囲のトラブルです。
自身に非がないとはいえ、面接官の印象は良くないでしょう。

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最悪面接すらしてもらえないというケースもあるので気をつけましょう。
万が一、遅刻してしまいそうな時はなるべく早く企業に連絡を入れましょう。
そして面接会場に着いたら、
ジャケットのポケットに付いている蓋のような部分(フラップ)はポケットの中にしまいます。

6.面接に挑むにあたって

初めての面接で緊張して夜も眠れない人もいるかと思います。
なぜ緊張してしまうのか?それは、面接の事をあまり知らないからです。
面接の事をよく知り、
よく理解すれば緊張も和らげ、本来の自分の力を十分に発揮できるでしょう。

面接とは、限られた時間の中で企業の発展に貢献できる人材を探す場所です。
したがって、企業側も真剣に面接に取り組む為、少し高圧的になるかもしれません。
しかし臆することなく積極的に自身をアピールしていきましょう。
企業側もそれだけ面接に対して真剣なのです。

面接を受けるあなたも真剣に取り組みましょう。
そして、イメージトレーニングをしましょう。
イメージトレーニングでポジティブなイメージを持つことによって、
あらゆる状況に対し、冷静に対処する力をつける事ができます。

また、自信をつける効果も確認されています。
これだけ準備をしていても、面接本番ではやはり緊張してしまうと思います。
緊張を和らげる方法をお伝えします。

・ポイントマッサージ

下の画像のツボ(労宮)を指で数秒間押して離すという動作を5回程度繰り返します。
ゆっくり押して離すのがポイントで、緊張を和らげる効果があります。
これを左右の手で行うと緊張が和らげます。
ツボの刺激は、WHO(世界保健機関)で医学的有効性が認められている、ちゃんとした治療法です。

・深呼吸

緊張している人のほとんどが息を吸っていても、あまり吐いていないことがほとんどです。
緊張で過呼吸になるのもこれが原因です。
深呼吸のポイントは「肺を全部使う」ということです。
特に注意すべきところは、しっかり最後まで吐き切るということです。
意識して息を吐き切るようにしてください。
そうすることで、自然にゆっくりと深い呼吸になります。
正しい方法で深呼吸を行えば、緊張も和らげます。

・緊張している事を受け入れる

緊張している事に焦りを感じ、落ち着こうとすればするほどパニックに陥り、逆効果です。
面接の場なので緊張してしまうのは当然のことです。
そんな時は、緊張する事は悪いものではなく、
人間味や真面目さをアピールする武器だと思いましょう。

緊張すること自体が悪いのではなく、
緊張して本来の自分の力が発揮できなくなることが懸念されるところです。
むしろ、適度な緊張感を持って面接に挑むことで良い結果につながる事もあるのです。
「緊張=悪」という事ではなく、
緊張してしまったらしてしまったで、緊張をも武器にかえて面接に挑んでください。

 7.まとめ

面接はあなたの未来、企業の未来を大きく左右する大事な場です。
事前にポイントをおさえる事で、心に余裕も持て、
面接官との受け答えに集中でき、採用率アップにも繋がります。
面接では普段何気なくしている行動も評価対象になります。

一つ一つの行動に細心の注意を払い、
面接官の評価を下げないように心がけましょう。
最後にポイントをおさらいしておきます。

・清潔感のある身だしなみ

・遅刻厳禁(万が一遅刻しそうになったら、企業に連絡)

・ノックは3回

・ドアは、斜めの立ち位置で静かに閉める

・お辞儀は一つの動作ごとに止まる

・椅子の横の立ち位置は、入り口側

・着席時の姿勢

このポイントをおさえ、イメージトレーニングをしておきましょう。
そして、過度な緊張はせずに、程よい緊張感を持って面接に挑みましょう。

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